那須岳の風景
栃木県

那須岳

自然絶景

風が、痛い。 それが那須岳の第一印象だ。 標高1915m。冬の那須は容赦がない。 でも、その痛さの先に、見たことのない白い世界が広がっている。 東京から新幹線で約70分。 こんなに近くに、こんなに本気の山があるとは思っていない。

Best Season 冬(12〜2月)は雪と白煙のコントラストが圧巻。 秋(10月上旬)の紅葉も、稜線が燃えるような赤に染まって別格。 夏でも山頂付近は15度以下になることがある。

那須岳のおすすめスポット

01

茶臼岳|白煙と雪と、別の星みたいな頂上

那須ロープウェイで山麓駅から山頂駅まで約4分。

たった4分で、別世界に放り込まれる。

降りた瞬間、顔に雪粒が刺さった。

気温はマイナス10度近く。

でもそれより目を奪われたのは、硫黄の白煙だ。

茶臼岳は今も活火山だ。

岩と雪と煙が混在する光景は、どこか火星っぽい。

「絶景」という言葉が似合わない、もっと生々しい場所だ。

頂上まで徒歩約40分。

風が強い日は本当に体ごと持っていかれそうになる。

実際、途中で引き返す人を何人も見た。

それでも登ってよかった。

頂上から見下ろす那須の町と、白い稜線。

ああ、山ってこういうものだ、と思い出させてくれる場所だ。

■ 茶臼岳(那須ロープウェイ) 住所:栃木県那須郡那須町湯本那須岳215 料金:往復1,800円(大人) 運行時間:9:00〜16:00(季節により変動・強風時運休あり) ※冬季はアイゼン必須。防寒具も絶対持参のこと
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02

牛ヶ首〜姥ヶ平|雪の稜線を、ただ歩く

ロープウェイを使わず、峠の茶屋駐車場から歩くルートがある。

牛ヶ首を経由して姥ヶ平へ向かう、約2〜3時間のコースだ。

ここが、静かでよかった。

茶臼岳山頂付近は風が強くて人も多い。

でもこのルートは、途中から人がぐっと減る。

雪を踏む音だけが聞こえる。

そういう時間が、那須にはあった。

姥ヶ平のひょうたん池は、冬は完全に凍る。

湖面に映るはずの茶臼岳が、氷の下に閉じ込められている。

それはそれで、なんか良かった。

注意点は、冬季は完全に雪山になること。

アイゼン・ピッケル・防寒着は必須。

軽い気持ちで来ると、本当に危ない。

実際、途中で道がわからなくなりかけた。

GPSアプリは必ず入れておくべきだ。

■ 牛ヶ首〜姥ヶ平トレイル 起点:峠の茶屋駐車場(無料)    栃木県那須郡那須町湯本那須岳 コースタイム:往復約3〜4時間 料金:無料 ※冬季は軽アイゼンでは不十分な場合あり。12本爪アイゼン推奨
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03

那須温泉 鹿の湯|登山の後、硫黄の湯に沈む

体が冷えきったあとに入る温泉は、反則だ。

那須で山を歩いたなら、鹿の湯は外せない。

1300年以上の歴史がある、那須最古の温泉だ。

でも「歴史ある名湯」とか、そういう感じじゃない。

もっと素朴で、古くて、地元の人が普通に来る場所だ。

料金は大人410円。

脱衣所は質素。

シャワーもない。

お湯に浸かるだけの場所だ。

温度は41度から48度まで、浴槽ごとに分かれている。

46度に入った瞬間、全身が一気に温まった。

雪の中を歩いた足が、じわじわと溶けていくみたいだ。

硫黄の匂いが強い。

服にしっかり残る。

でもそれが、那須に来たという実感だ。

受付は16時まで。

早めに下山して、ここで終わる那須がいい。

■ 那須温泉 鹿の湯 住所:栃木県那須郡那須町湯本182 料金:大人410円 営業時間:8:00〜18:00(受付16:00まで) 定休日:不定休(那須湯本温泉組合に要確認) TEL:0287-76-3098
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モデルコース

Day Trip 8:00 那須IC着 → 9:00 峠の茶屋から登山スタート → 12:00 茶臼岳山頂 → 14:00 下山 → 15:00 鹿の湯で汗を流す → 16:30 帰路へ
1 Night 1日目:東京を朝出発 → 那須ロープウェイで茶臼岳 → 牛ヶ首〜姥ヶ平トレッキング → 那須湯本に宿泊。2日目:朝一番に鹿の湯 → 那須高原をドライブ → 昼に帰路。山を2日かけてゆっくり味わうプランがおすすめ。
Travel Tips 冬の那須は天気の変わり方が早い。 朝は晴れていても昼に吹雪、ということが普通にある。 ロープウェイも強風で止まる。 予定はゆるめに組むこと。 アイゼンとネックウォーマーは必ず持参。 手袋は2枚重ねが正解だ。

那須岳への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間39分
水戸から 約3時間24分
前橋から 約3時間39分
高崎から 約3時間39分
甲府から 約4時間9分
備考 バス

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