標高1795m。 那須の隣にあるのに、人が少ない。 それが高原山の正直な印象だ。 冬になると、登山道は雪に閉ざされる。 でも麓から見上げる白い稜線が、妙に頭から離れない。 静かな山を探しているなら、ここだ。
高原山のおすすめスポット
釈迦ヶ岳登山口|人が来ない、だから雪が美しい
朝7時に登山口に着いた。
駐車場には車が2台だけ。
那須や日光とは明らかに違う静けさだ。
雪は前日に降ったらしく、踏み跡がほぼない。
アイゼンを装着して、ゆっくり歩き始める。
風はほとんどない。
標高を上げるにつれ、霧氷が現れてきた。
枝という枝に白い結晶がびっしりついている。
晴れていたので、青空との対比がえげつないほど綺麗だ。
山頂手前の稜線に出たとき、思わず立ち止まった。
南側に関東平野が広がっている。
筑波山がはっきり見える。
遠く富士山の影もあった。
山頂まで約3時間。
冬季は積雪により難易度が上がる。
チェーンスパイクではなく12本爪アイゼン推奨。
大間々台展望台|標高1000mで、山全体を眺める場所
登山しなくても、高原山に圧倒される場所がある。
大間々台だ。
標高1080m。
駐車場から歩いて5分もかからない。
そこで高原山の全景が見渡せる。
冬は周囲の木が葉を落としているぶん、視界が広い。
山頂部の白さと、手前の枯れた笹原のコントラストが妙にいい。
写真を撮りに来ているらしい人が1人いた。
ほかは誰もいない。
ここには「レンゲツツジの名所」という肩書がある。
6月には2万株以上が咲くらしい。
でも冬の静けさもそれはそれで悪くない。
観光地の喧騒が苦手な人には、むしろこの季節を勧めたい。
アクセス道路は矢板市側から入る。
冬季はゲートが閉まることがあるので、事前に矢板市観光協会に確認したほうがいい。
もみじラインの冬景色|誰も走っていない県道が、一番きれいだ
高原山を取り巻くように走る「もみじライン」。
秋の紅葉が有名な県道56号だ。
冬に通ったら、正直ひとりも観光客がいない。
路面に雪はなかったが、木々には雪が残っている。
カーブを曲がるたびに景色が変わる。
道沿いにある「上久保沼」で車を止めた。
凍っている。
完全に白く固まった沼の向こうに、高原山の稜線。
こういう景色は、混んでいる観光地では絶対に見られない。
ドライブ距離は全長約17km。
のんびり走って1時間ほど。
途中にある「塩原温泉」まで足を延ばすと、日帰り入浴で温まれる。
入浴料は500円〜800円が相場だ。
夕方4時を過ぎると急に暗くなる。
冬は早めに動くほうがいい。
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高原山への行き方
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