群馬県

敷島温泉

温泉自然街歩き

吾妻川沿いに、ひっそりとした温泉地がある。 派手な看板もない。 大きな旅館街もない。 ただ、湯と、山と、冬の静けさだけがある。 敷島温泉は、そういう場所だ。 群馬の温泉地の中でも知る人ぞ知る存在で、初めて訪れたとき、こんな場所がまだあったのか。

Best Season 冬がいちばん好きだ。 空気が締まって、湯の白濁が際立つ。 人も少なく、川の音だけが聞こえる。 紅葉の11月も山の色が美しく、温泉との相性がいい。

敷島温泉のおすすめスポット

01

敷島温泉 ゆうさい館|白濁した湯が、体の芯まで届いてくる

外観は地味だ。

国道沿いにポツンと立つ施設で、初見では素通りしそうになった。

でも中に入ると、硫黄の匂いがふわっと鼻に来た。

この匂いが好きな人間には、それだけで正解だとわかる。

内湯は小さめで、湯船が2つ。

ぬるめと熱めに分かれていて、ぬるい方は40度前後だ。

長湯向きの温度で、気づいたら30分以上浸かっている。

泉質は含硫黄のナトリウム塩化物泉。

湯の色は季節や天気で変わるらしく、訪れた冬の日は薄く白濁している。

肌に触れたとき、ぬるっとした感触がある。

これが本物の温泉の感触だ。

日帰り入浴は500円。

タオルは持参が必要なので注意してほしい。

朝10時から開いているので、午前中に訪れて、ゆっくり温まるのがおすすめだ。

■ 敷島温泉 ゆうさい館 住所:群馬県渋川市敷島町1番地 料金:大人500円 営業時間:10:00〜21:00(最終受付20:30) 定休日:火曜日
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02

吾妻川沿いの遊歩道|冬の川べりは、音が違う

温泉から出て、川沿いを歩いた。

観光マップには載っていない、舗装された細い道だ。

冬の吾妻川は、水量が落ち着いていて、流れの音が静かだ。

夏は増水で荒々しくなると地元の人に聞いたが、この季節の川はおとなしく、ただ流れている。

対岸に山が見える。

葉が落ちた木々の間から、岩肌が見えている。

晴れた日には、遠くに雪をかぶった稜線も見える。

そういう景色が、温泉上がりの体に気持ちよかった。

歩いて20分ほどの距離。

特別なものは何もない。

でも、温泉でほぐれた体で川の音を聞きながら歩く時間は、旅の中でいちばん贅沢な時間だ。

スニーカーで歩けるが、冬は路面が凍ることがある。

朝より、陽が上がった10時以降に歩くのが安全だ。

■ 吾妻川沿い遊歩道 住所:群馬県渋川市敷島町周辺 料金:無料 アクセス:ゆうさい館から徒歩5分 備考:冬期は路面凍結に注意
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03

道の駅 くらぶち小栗の里|地元の野菜は、ここで全部そろう

敷島温泉から車で15分ほど走ると、道の駅がある。

規模は小さい。

でも、棚に並ぶものが違った。

訪れたのは12月だったが、大根、白菜、ねぎ、こんにゃく芋と、産直コーナーがにぎわっている。

値段が安い。

大根1本100円を切っている。

ここの名物は、地元産こんにゃく。

群馬はこんにゃくの産地で、ここで売られているこんにゃくは弾力が全然違う。

スーパーのものと比べると、食感が2段階くらい上だ。

試食コーナーで食べた刺身こんにゃくが、そのまま口の中でプルっとした。

しょうが醤油で食べると、それだけで満足できる一品だ。

冬の午後は16時ごろには品薄になってくる。

目当てのものがあるなら、昼過ぎまでに行くのがいい。

温泉のあとに立ち寄って、夕食の食材を買って帰る。

そういう使い方がいちばん気持ちよかった。

■ 道の駅 くらぶち小栗の里 住所:群馬県高崎市倉渕町権田2691-1 営業時間:9:00〜17:00 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日) 料金:無料(買い物は別途)
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モデルコース

Day Trip 10:00 ゆうさい館で入浴 → 11:00 吾妻川沿い散歩 → 12:30 周辺の食堂でランチ → 14:00 道の駅くらぶち小栗の里で買い物 → 16:00 帰路
1 Night 1日目:14:00 チェックイン → 15:00 ゆうさい館で入浴 → 川沿い散歩 → 18:00 夕食・温泉宿でゆっくり。2日目:朝風呂 → 9:30 チェックアウト → 道の駅で買い物 → 吾妻渓谷を軽く散策して帰路
Travel Tips 冬の敷島は道が凍る。 早朝の移動は滑り止め必須だ。 ゆうさい館のタオルは有料レンタルもあるが、持参のほうがラク。 渋川市内から車で20分ほど。 電車の場合はバスを使うが本数が少ないので、時刻表を事前に確認してほしい。

敷島温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間9分
水戸から 約2時間54分
前橋から 約3時間9分
高崎から 約3時間9分
名古屋から 約3時間26分
備考 バス

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