煙を上げる山が、そこにある。 遠くから見ても、近づいても、迫力が変わらない。 浅間山は「活火山」という言葉を、 体でわからせてくれる山だ。 冬の朝、雪をかぶった山頂が朝日に染まる瞬間。 あれを一度見たら、また来たくなる。
浅間山のおすすめスポット
浅間山外輪山・黒斑山|煙の出る山を、真横から見る
標高2404m。
浅間山そのものには立入規制があるが、
外輪山の黒斑山から見るあの景色は別格だ。
車坂峠の登山口を7時に出発した。
気温はマイナス8度。
手袋2枚重ねで正解だ。
トーミの頭に出た瞬間、視界が開ける。
目の前に、浅間山がどんと構えている。
噴煙が細く、白く、静かに上っている。
「生きてる」という感覚がある。
山が呼吸している。
それをすぐ横で見ている。
なんとも言えない緊張感と、興奮が混ざった。
冬は雪が締まっていて歩きやすい日もあるが、
アイゼンは必須。
軽アイゼンでは歯が立たない箇所もあった。
12本爪を持っていって正解だ。
往復で約4〜5時間。
コースタイムより少し長めに見ておくといい。
鬼押出し園|溶岩の海を歩く、異世界感
1783年の天明噴火で流れ出た溶岩が、
そのまま固まって残っている。
鬼押出し園は、正直なめている。
観光地っぽい名前だし、。
入ってすぐに、その考えを撤回した。
ごつごつした黒い岩が、
見渡す限り広がっている。
草木がほとんど生えていない。
空が広い。
奥に浅間山が見える。
「240年前にこれが流れてきた」と思うと、
足がすくむ感覚があった。
冬は雪が岩の隙間に積もって、
モノクロの世界になる。
これがまた、すごい。
写真を撮る手が止まらない。
歩くルートは約40分ほど。
靴底が薄いと岩でやられるので、
トレッキングシューズ推奨。
スニーカーで来ていた人が、明らかに辛そうだ。
浅間山北麓ジオパーク・浅間山麓の朝|誰もいない時間に、山と向き合う
泊まった宿は嬬恋村のペンション。
1泊2食で1万2000円ほど。
オーナーが「朝5時半に出れば間に合う」と教えてくれた。
翌朝、真っ暗なうちに車を走らせた。
浅間山北麓の展望ポイントに着いたのは5時50分。
気温はマイナス12度。
鼻の奥が痛くなる寒さだ。
空が白み始めて、
オレンジ色が広がって、
雪をかぶった浅間山がゆっくり浮かび上がった。
誰もいない。
車も来ない。
静かすぎて、耳が痛いくらいだ。
その10分が、この旅のいちばんの時間だ。
観光スポットじゃない。
ガイドブックにも載っていない。
でも、こういう時間のために旅に来るんだ。
防寒は本気でやること。
ホッカイロは10個持っていった。それでも足りない。
モデルコース
浅間山への行き方
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