標高2160mの世界は、別次元だ。 夏でも空気がひんやりと刺さる。 冬ともなれば、もはや別の星みたいな景色が広がる。 エメラルドグリーンの湯釜を一目見たくて、ここに来た。 来てよかった。 それ以外の言葉が出てこない。
草津白根山のおすすめスポット
湯釜|この色は、現実じゃないと思った
駐車場から歩いて約15分。
坂道を登りきった先に、突然それが現れる。
エメラルドグリーンというより、もっと毒々しい緑。
直径300m、深さ約30mの火口湖。
pH1以下という強酸性の湖面が、あの色を作っている。
冬に来ると、また全然違う表情を見せる。
湖畔の岩が白く凍りつき、風が体を押してくる。
手袋をしていても、指先がじんじんした。
でも、目が離せない。
観光客がいても、みんな無言だ。
写真を撮ることすら、少し申し訳ないような静けさがあった。
草津に何度来ても、ここだけは毎回足が止まる。
冬季は路面凍結で車道が閉鎖されることも多い。
行くなら天気予報と道路情報を必ずチェックして。
白根火山ロープウェイ(旧)周辺|雪の稜線を、ただ歩いた
2018年の噴火以降、ロープウェイは運休が続いている。
でも、その周辺の稜線は歩ける時期がある。
雪をかぶった白根山の稜線は、白と灰色だけの世界。
木も草もない。
ただ岩と雪と、遠くに見える志賀の山並み。
風がすごかった。
マフラーを顔に巻いても、冷気が耳に入ってくる。
それでも、視界が開けた瞬間のあの感覚は忘れられない。
標高があるぶん、空が近い。
青の濃さが違う。
足元はチェーンスパイクがあると安心。
トレッキングシューズだけで来た人が、途中で引き返しているのを何度か見た。
準備は惜しまないほうがいい。
体感温度は街より10度は低いと思って。
草津温泉街|山を下りたら、湯に飛び込む
白根山から車で約30分。
草津温泉街に戻ってきた瞬間、硫黄の匂いが鼻に届く。
この匂いが「戻ってきた」の合図になっている。
湯畑は、何度見ても飽きない。
湯気が街全体を包んでいて、冬の夕方は特に幻想的だ。
日が落ちると照明が入って、湯畑が浮かび上がる。
スマホのカメラで撮ると全然伝わらないやつ。
無料の共同浴場が19箇所ある。
その中でも「地蔵の湯」が好きだ。
小さくて、地元の人と混ざって入る感じがいい。
シャンプーはないから持参して。
山で冷え切った体が、じわじわと溶けていく。
草津のお湯は酸性が強いから、長湯は禁物。
3分入って、出て、また入る。
そのリズムが心地よかった。
モデルコース
草津白根山への行き方
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