茨城県

加波山

自然絶景

標高709m。 それほど高い山ではない。 でも、冬の加波山には、ほかでは味わえないものがある。 霧が晴れた瞬間、筑波平野がぱっと広がる。 その景色を見るためだけに、また登りたくなる山だ。

Best Season 冬(12月〜2月)がベスト。 落葉後の山は視界が広く、関東平野の眺望が最もクリアに見える。 空気が澄んだ快晴の日を狙って来たい。

加波山のおすすめスポット

01

加波山登山道|息が白くなる道を、ひたすら上る

登山口は加波山神社の鳥居前。

駐車場から歩き始めて、すぐに気づく。

静かだ。

冬の山道には人が少ない。

踏みしめるたびに、枯れ葉がざくざくと鳴る。

標高差は約450m。

コースタイムは登り約1時間30分。

息が上がり始める中盤あたりで、木々の間から筑波山が見える。

おっ、と思わず声が出た。

岩が多くなると、山頂が近い。

鎖場もある。

グローブをしていないと、冬は岩が冷たくて手がじんじんしてくる。

それでも足を止めたくない。

もう少し、もう少し、と体が動く。

山頂直下の加波山本宮には、小さな祠が立っている。

誰かが置いていったと思われる缶コーヒーが、ひとつ。

なんとなく、その場の空気が緩んだ。

■ 加波山登山道 住所:茨城県桜川市真壁町長岡(加波山神社前駐車場) 料金:無料 駐車場:加波山神社前・無料・約20台 アクセス:JR水戸線「岩瀬駅」から車で約20分
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02

加波山神社|山の中に、いくつもの鳥居が続く

登山道の途中に、加波山神社の社殿が点在している。

「本宮」「親宮」「中宮」と、山の中腹から山頂近くにかけて、複数の社がある。

一度に全部まわると、なかなかの距離になる。

鳥居をくぐるたびに、空気が変わる気がした。

冷えた風が吹いて、汗が冷える。

山の神様に近づいている感じがして、少し背筋が伸びた。

冬は落葉しているから、木々の間から空が広く見える。

夏には絶対に見えない角度だ。

社殿の朱色と、冬枯れの山肌のコントラストが、妙に格好いい。

地元の人が大切にしてきた場所だとわかる。

観光地化されていない分、余計に、ちゃんとした場所に来た。

ここは誰かに見せるための神社ではなく、山と一緒に生きてきた神社だ。

■ 加波山神社 住所:茨城県桜川市真壁町長岡 料金:参拝無料 問い合わせ:0296-55-1208 ※社殿は登山道沿いに複数点在
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03

山頂からの眺望|晴れた冬の日、関東平野が果てまで見える

山頂エリアに出ると、急に視界が開ける。

標高709m。

その高さから見る景色が、想像以上だ。

関東平野がどこまでも続いている。

霞ヶ浦もうっすら見える。

条件が良ければ、スカイツリーも見えるらしい。

この日は少しかすんでいたけれど、それでも十分すぎた。

冬に来て正解だ。

夏は緑が濃くて視界が遮られる。

葉が落ちた冬だからこそ、山の向こうまで見渡せる。

風が強い。

じっとしていると5分で体が冷えてくる。

防寒具は必ず持ってくること。

アウターの下にフリース1枚あるだけで、全然ちがう。

それでも、この景色の前では立ち去りがたかった。

登ってきた道を振り返って、また前を向いて。

山頂で食べるコンビニのおにぎりが、妙においしかった。

午前中に登り始めて、山頂には11時ごろに着いた。

■ 加波山山頂(標高709m) 住所:茨城県桜川市・石岡市境 料金:無料 所要時間:登山口から約1時間30分〜2時間 ※冬季は積雪・凍結の場合あり。トレッキングシューズ必須
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モデルコース

Day Trip 9:00 加波山神社前駐車場 → 11:00 山頂・昼食 → 13:00 下山 → 13:30 真壁の町並みを散策して帰路
1 Night 1日目:真壁の古民家カフェで昼食 → 加波山登山 → 筑波山周辺の宿に宿泊。2日目:早朝に筑波山へ。ガマ洞窟・神社めぐりをして帰路。加波山と筑波山、ふたつの山をセットで歩くと、この地域の奥行きがよくわかる。
Travel Tips 登山口の駐車場は約20台。 週末の午前9時には埋まり始める。 8時半には着いておきたい。 冬は日が短いので、遅くとも10時までに登り始めること。 山頂は風が強く、体感温度がかなり低い。 防寒・手袋は必須。

加波山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約1時間46分
水戸から 約2時間31分
前橋から 約2時間46分
高崎から 約2時間46分
甲府から 約3時間16分
備考 バス

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