水戸の街中に、こんな場所があったのか。 偕楽園の名前は知っていても、東照宮は素通りしている。 石段を登った先に、静かな境内が広がっている。 徳川家康を祀る社が、観光客の少ない午前中にひっそりと佇んでいる。 騒がしくない。それがいい。
水戸東照宮のおすすめスポット
水戸東照宮|石段の上に、静けさが待っている
JR水戸駅から歩いて約10分。
住宅街を抜けた先に、急な石段が見えてくる。
段数は28段。短いようで、けっこうきつい。
息を切らして登りきると、空気が変わった。
木々に囲まれた境内は、街の喧騒が嘘みたいに静かだ。
拝殿は1878年に再建されたもの。
オリジナルは水戸空襲で焼けてしまった。
それでも境内の雰囲気は、時間が止まったみたいだ。
徳川光圀、つまり水戸黄門ゆかりの地でもある。
水戸藩と家康の結びつきを、ここで初めて実感した。
参拝者はほとんどいない。
平日の午前10時。ほぼ独り占めだ。
こういう時間が、旅では一番贅沢だ。
境内の御神木|樹齢400年、圧倒的な存在感
拝殿の脇に、大きな木が立っている。
樹齢400年以上とされる御神木だ。
幹の太さが、とにかくすごい。
両手を広げても全然足りない。
見上げると、枝が空を覆っている。
家康の時代から、ずっとここにある。
水戸空襲も、戦後の変化も、全部見てきた木だ。
そう思ったら、なんか黙って立ちたくなった。
境内には他にも古い木が何本かある。
整備されすぎていない分、野性的な緑の濃さがある。
都市の公園とは違う、神域の自然だ。
朝一番の光が木漏れ日になって落ちてくる時間帯が特にいい。
9時前後、訪れるなら早めがおすすめだ。
周辺散歩|偕楽園まで歩いて15分のルート
水戸東照宮から偕楽園まで、歩いて行ける。
距離にして約1.2km、15〜20分ほど。
途中、旧城下町の名残が感じられる路地がある。
古い蔵造りの建物が、ぽつぽつと残っている。
偕楽園は梅のシーズン(2月下旬〜3月上旬)が有名。
入園料は大人300円。梅まつり期間中は別途料金がかかる。
東照宮と偕楽園をセットで回ると、水戸の歴史の深さが見えてくる。
どちらも「水戸徳川家」が作り上げたものだから。
観光バスで偕楽園だけ行く旅より、歩いてつなぐ旅の方が断然おもしろかった。
足が疲れるくらいがちょうどいい。
そこで初めて、街の体感距離がわかる気がする。
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水戸東照宮への行き方
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