青森県

五能線沿線

絶景自然

列車の窓が、いきなり海になる。 右側に座っていてよかった、と思う瞬間だ。 五能線は、青森の日本海側をぎりぎりまで海に寄り添いながら走る。 リゾートしらかみに乗り込んで数時間、車窓の景色が変わるたびに息を呑む。 ここは、急がない人のための路線だ。

Best Season 秋(10〜11月)はブナ紅葉と荒れた日本海が重なって最高だ。冬(12〜2月)は人が少なく、波の迫力が別格。夏より断然、秋か冬をすすめたい。

五能線沿線のおすすめスポット

01

千畳敷|波が削った畳200枚分の岩の上に、ぽつんと立つ

駅を降りたら、もう目の前だ。

改札も案内板もいらない。

ただ、岩盤が広がっている。

寛政4年の地震で一夜にして海底が隆起した、と説明板にある。

1792年の出来事が、今もそのまま残っている。

スニーカーで歩くには少し滑る。

革靴できた人が困っている。

干潮のタイミングで行くと、岩の表面に残った海水が光る。

そこに夕日が落ちてきたとき、正直、声が出ない。

冬に来ると、波しぶきが岩を叩く音が全然違う。

夏とは別の場所みたいだ。

滞在時間は20〜30分あれば十分だけど、なぜかもっと長くいてしまう。

列車の時間に遅れそうになった。

■ 千畳敷 住所:青森県西津軽郡深浦町北金ケ沢 入場料:無料 営業時間:常時開放 アクセス:五能線「千畳敷駅」徒歩1分
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02

不老ふ死温泉|海と空の境目が、ぼやけていく

露天風呂が、海のすぐ隣にある。

本当に、すぐ隣だ。

波打ち際まで5メートルもない。

お湯は鉄分が多くて赤茶色。

最初は戸惑うけれど、入ってしまえば関係なくなる。

視界が、ほぼ海だから。

朝8時の開館と同時に入るのがおすすめだ。

人が少なくて、波の音だけ聞こえる。

日帰り入浴は600円。

タオルは持参した方がいい。300円で貸し出しもある。

秋に行ったとき、空が白くて海もほぼ同じ色だ。

水平線がどこにあるか、わからなくなった。

あの感覚は、説明しにくい。

宿泊もできる。

夕食に出てきた地魚の刺し身が分厚くて、箸が止まらない。

次は絶対に泊まる、と思っている。

■ 不老ふ死温泉 住所:青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15 日帰り入浴:600円(タオル別途300円) 営業時間:8:00〜16:00(日帰り) アクセス:JR「ウェスパ椿山駅」徒歩約20分、または送迎バスあり(要確認)
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03

白神山地|人間が入れない森が、まだ存在している

世界遺産の登録区域には、許可なく入れない。

それを知って、最初は拍子抜けした。

でも、十二湖エリアを歩いてみて、考えが変わった。

青池の色が、本物じゃないみたいだ。

コバルトブルーという言葉が追いつかない。

曇りの日の方が、色が深く出ると聞いた。

晴れた日に行って、それでも十分すぎた。

遊歩道を1時間ほど歩くと、ブナ林の中に入る。

葉が落ちた11月の白神が、個人的には一番好きだ。

幹だけが並ぶ風景は、少し別の星みたいだ。

熊が出るエリアがあるので、熊鈴は必須だ。

売店で300円くらいで買える。

静かな森に、鈴の音が響くのも悪くない。

■ 白神山地(十二湖エリア) 住所:青森県西津軽郡深浦町松神 入場料:無料(一部施設は有料) 営業時間:通年(冬期は積雪により通行制限あり) アクセス:JR「十二湖駅」よりバス約15分
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04

深浦|漁港の町で、時間の流れ方が違う

深浦は、通過する人が多い。

でも、降りた方がいい。

港沿いを歩くと、漁船が並んでいる。

朝早く行くと、水揚げしたばかりのヒラメやマグロが並んでいた。

観光客向けじゃない、普通の漁港だ。

駅前の食堂で食べたウニ丼が1,800円だ。

東京の半分以下の値段で、量が倍あった。

味は書くまでもない。

町のスーパーで買った焼きイカが、旅行中で一番うまいものだっただ。

200円くらいだった気がする。

冬の深浦は風が強い。

波も高い。

港に打ち寄せる波を見ながら、缶コーヒーを飲んだ。

それだけのことが、やけに記憶に残っている。

急がない旅の、一番いい時間だ。

■ 深浦町 住所:青森県西津軽郡深浦町 観光情報:深浦町観光協会 TEL 0173-74-4412 アクセス:JR五能線「深浦駅」下車すぐ
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モデルコース

Day Trip 深浦駅9:00着→千畳敷(30分)→深浦の食堂でウニ丼→不老ふ死温泉で日帰り入浴→十二湖散策→リゾートしらかみで帰路
1 Night 1日目:リゾートしらかみ乗車→千畳敷→深浦散策・夕食。2日目:早朝に不老ふ死温泉の露天風呂→十二湖・白神山地ハイキング→深浦駅から帰路。温泉宿泊でゆっくりするのが正解。
Travel Tips リゾートしらかみは全席指定で事前予約が必要だ。 窓側の右席(秋田→青森方向)を取ると、海側に座れる。 冬は強風で運休になることがある。 旅の前日に必ず運行状況を確認したい。

五能線沿線への行き方

ICカード利用可
Access Time
aomoriから 約1時間
仙台から 約2時間30分
yamagataから 約3時間
fukushimaから 約3時間
akitaから 約3時間30分
鉄道 新青森駅へ
移動 弘前駅へ
移動 千畳敷へ

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