五所川原の風景
青森県

五所川原

歴史自然

Photo by Tatata / Wikimedia Commons (CC BY-SA)

歴史を辿る自然と過ごす街歩き1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

津軽という言葉には、どこか湿った重さがある。 青森の中でも、五所川原はとりわけ濃い。 祭りの熱気、細い鉄路、文豪の影。 それが一日で全部、手の届く距離にある。 ここは「観光地」じゃない。 暮らしの匂いがまだ残っている町だ。

津軽という言葉には、どこか湿った重さがある。青森の中でも、五所川原はとりわけ濃い。祭りの熱気、細い鉄路、文豪の影。それが一日で全部、手の届く距離にある。ここは「観光地」じゃない。暮らしの匂いがまだ残っている町だ。巨大な炎の塔が夜空を割る瞬間、体の奥まで津軽の熱が押し寄せてくる。太宰が歩いた雪の金木、ガタゴト揺れる津軽鉄道——ここには、忘れかけていた何かが残っている。小銭を用意しておくといい。金木エリアは飲食店が少ない。昼食は事前に調べてから動くこと。レンタカーがあると動きやすいが、鉄道で来る旅の方が記憶に残る。

Best Season
8月上旬の立佞武多祭りは別格。 秋(10〜11月)は田園の色が美しく、人も少ない。 冬のストーブ列車は12月〜3月。雪の津軽を揺られながら行く価値がある。
Stay
1泊おすすめ
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五所川原のおすすめスポット

01
立佞武多の館|高さ23m、祭りの怪物と目が合う

立佞武多の館|高さ23m、祭りの怪物と目が合う

エレベーターで4階まで上がる。

そこで急に、視界が変わった。

目の前に、巨大な顔があった。

高さ23m、重さ19t。

立佞武多(たちねぷた)と呼ばれるねぶたは、五所川原の祭りで実際に街を練り歩く。

青森市のねぶたとは別物だ。

縦に細長く、圧倒的に「高い」。

館内は常時3基を展示している。

近くで見ると、和紙の灯籠の質感がわかる。

繊細なのに、なぜかこんなに怖い。

1階では制作の映像も流れている。

職人が1年かけて作り、8月の5日間だけ使う。

そのことを知ってから見ると、また違う重さがあった。

入館料は大人600円。

9時〜19時まで開いている(季節により変動あり)。

午前中の光の中で見るのがいい。

人が少ない時間帯を狙って正解だ。

■ 立佞武多の館 住所:青森県五所川原市大町506-10 料金:大人600円、高校生300円、小中学生100円 営業時間:9:00〜19:00(12〜3月は〜18:00) 定休日:年中無休
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02
津軽鉄道|日本最北の軽便鉄道で、時間がゆっくりになる

津軽鉄道|日本最北の軽便鉄道で、時間がゆっくりになる

五所川原駅の隣に、もうひとつ小さな駅がある。

津軽五所川原駅。

津軽鉄道の起点だ。

乗車券は硬券。

手書きのスタンプを押してくれた。

それだけで、もう旅の気分になる。

ディーゼル車に乗り込むと、扉が手動だ。

自分で開けて、自分で閉める。

車内はボックスシート。

ストーブ列車で有名だが、この日は秋。

それでも車窓に広がる田園と山は十分すぎた。

終点の津軽中里まで、約50分。

単線で、すれ違いのたびに止まる。

急ぐ人には向かない電車だ。

でも急がなくていい。

そのための電車だ。

途中、芦野公園駅で降りた。

無人駅のホームに、桜の並木が続いている。

冬は雪に埋もれるらしい。

片道運賃は五所川原〜津軽中里間で820円(2024年時点)。

suicaは使えない。

■ 津軽鉄道 起点駅:津軽五所川原駅(青森県五所川原市) 区間:津軽五所川原〜津軽中里(20.7km) 所要時間:約50分 運賃:五所川原〜津軽中里 820円 suica・icカード使用不可 ストーブ列車:12月〜3月運行(別途料金あり)
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03

金木町・斜陽館|太宰治が逃げ出したかった家に、立ってみた

津軽鉄道で金木駅に降りると、すぐ近くに「斜陽館」がある。

太宰治の生家だ。

入ると思わず声が出た。

でかい。

明治40年築の和洋折衷の大邸宅。

太宰の父は津軽の大地主だ。

部屋数は11。

蔵が2棟。

太宰はここで生まれて、ここを嫌った。

恥のような感情が、あの暗い文体を作っただ。

そんなことを考えながら、縁側に立った。

庭を見ていると、静かだ。

観光客もまばらで、風の音しかしない。

入館料は大人600円。

斜陽館から徒歩3分のところに、太宰が通った居酒屋を改装した「津軽三味線会館」もある。

生演奏を聴ける時間帯があるので、時間を確認してから行くといい。

金木の町自体が小さい。

1時間あれば十分まわれる。

でも、急いでまわる場所でもない。

■ 斜陽館(太宰治記念館) 住所:青森県五所川原市金木町朝日山412-1 料金:大人600円、高校生300円、小中学生100円 営業時間:9:00〜17:30(最終入館17:00) 定休日:年中無休 アクセス:津軽鉄道・金木駅から徒歩7分
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モデルコース

Day Trip 9:00 立佞武多の館 → 11:00 津軽鉄道で金木駅へ → 12:00 斜陽館・金木町散策 → 13:30 昼食(金木の郷土料理) → 15:00 津軽鉄道で五所川原へ戻る
1 Night 1日目:立佞武多の館 → 津軽鉄道で芦野公園・金木へ → 斜陽館 → 金木泊。 2日目:朝の金木を散歩 → 津軽中里まで乗りとおす → 五所川原でランチ → 弘前へ移動して城と洋館めぐり。
Travel Tips 津軽鉄道はsuicaが使えない。 小銭を用意しておくといい。 金木エリアは飲食店が少ない。 昼食は事前に調べてから動くこと。 レンタカーがあると動きやすいが、鉄道で来る旅の方が記憶に残る。

五所川原への行き方

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五所川原はレンタカーがおすすめ

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