五島列島の風景
長崎県

五島列島

離島歴史

フェリーが港に近づくにつれ、空の青さが変わる。 本土とは違う、濃くて重い青。 五島列島はそういう島だ。 キリシタンが命をかけて守った祈りの場所が、今も息をしている。 海は透き通りすぎていて、砂浜は白すぎて、なんだか非現実的な気持ちになる。 それでもここは、確かに長崎県の、日本の島だ。

Best Season 7〜8月は海目的なら最高。ただし混雑を避けるなら6月末か9月がいい。 天主堂めぐりなら春(4〜5月)が静かで気持ちいい。冬は風が強烈で別の顔を見せてくれる。

五島列島のおすすめスポット

01

堂崎天主堂|禁教の時代を生き延びた、赤レンガの祈り

福江島の奥まった入り江に、突然それは現れる。

赤レンガと白い壁。

1908年完成、明治期のゴシック様式の天主堂だ。

入館料は300円。

中に入ると、薄暗い堂内にステンドグラスの光が差し込んでいた。

息を飲んだ。

展示室には、隠れキリシタンが使っていた小さなマリア像が並んでいる。

仏像に偽装したものや、掌に隠せるほど小さなものも。

信仰を持ち続けるために、どれだけの工夫と恐怖があったのか。

想像するだけで胸が痛くなる。

観光地、というより「場所」という感じがする。

にぎやかに写真を撮る気にはなれない。

しばらく椅子に座って、ただ静かにしている。

そういう空気がある。

■ 堂崎天主堂 住所:長崎県五島市蕨町268 入館料:300円 開館時間:9:00〜17:00(3月〜11月)、10:00〜16:00(12月〜2月) 休館日:不定休(要確認) アクセス:福江港から車で約20分
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02

大瀬崎灯台|断崖の先に立つ、日本一孤独な白い灯台

「日本の灯台50選」に選ばれている、と後から知った。

行くまでそんなこと知らない。

ただ地図を見ていて、島の端っこに行ってみたくなった。

駐車場からの遊歩道を歩いて約20〜30分。

草を踏みしめながら、断崖沿いを進む。

風が強くて、帽子を飛ばされそうになった。

そして視界が開けた。

断崖絶壁の先に、白い灯台がある。

海は100メートル以上下。

青すぎて、深すぎて、怖いくらいだ。

映画やドラマのロケ地になっているらしく、訪れた日も一眼カメラを持った人が何人かいた。

でもここ、写真で伝わる場所じゃない。

風の音と、波の音と、自分の心臓の音だけが聞こえる感覚。

それは現地でしか体験できない。

■ 大瀬崎灯台 住所:長崎県五島市玉之浦町大瀬崎 入場料:無料 見学:自由(遊歩道入口から徒歩約20〜30分) アクセス:福江港から車で約40分 ※灯台内部の見学不可
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03

高浜海水浴場|「日本一」を、人のいない朝に独り占めした

環境省の「快水浴場百選」特選。

日本一美しいビーチとも言われる。

そういう情報を見ると、逆に構えてしまう。

朝8時すぎ、誰もいないうちに行った。

まず色に驚く。

エメラルドグリーンとターコイズブルーが混ざったような、南国みたいな海。

でも水は透き通っていて、底の砂粒まで見える。

白い砂浜はきめ細かくて、足がすっと沈む感じがする。

10時を過ぎると家族連れが増えてきた。

夏休み期間中はけっこう混む。

早朝か夕方が狙い目だ。

シュノーケルを持ってきている。

水面から顔を入れた瞬間、魚が目の前を横切っていった。

小さなクマノミみたいな魚だ。

声が出ない。

ここ、沖縄じゃないんだけどな、と本気で思った。

■ 高浜海水浴場 住所:長崎県五島市三井楽町濱ノ畔 入場料:無料 海水浴期間:7月上旬〜8月下旬 駐車場:あり(無料) シャワー・トイレ:あり アクセス:福江港から車で約25分
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モデルコース

Day Trip 福江港着→堂崎天主堂(午前)→高浜海水浴場(昼・海水浴)→大瀬崎灯台(夕方)→福江港発。車移動が必須。レンタカーを港で借りると動きやすい。
1 Night 1日目:福江港着→堂崎天主堂→高浜海水浴場で海水浴→福江市内で夜は五島うどんと地魚。2日目:朝イチで大瀬崎灯台へ。風の強い断崖で朝の空気を吸ってから帰路へ。島の時間に慣れてくるのが2日目の昼ごろだから、もう1泊したくなる。
Travel Tips レンタカーは福江港周辺で複数社ある。繁忙期(7〜8月)は要事前予約。 フェリーは長崎港から約3時間、ジェットフォイルなら約1時間25分。 島内のコンビニは少ない。食料・日焼け止めは港周辺で調達しておくと安心。

五島列島への行き方

Access Time
福岡から 約20分
下関から 約50分
佐賀から 約50分
大分から 約1時間20分
別府から 約1時間30分
鉄道 博多駅へ
移動 博多港へ
福江港へ
移動 五島列島へ

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