八幡平の風景
岩手県

八幡平

温泉自然秘境

Photo by Raita Futo / Wikimedia Commons (CC BY 2.0)

温泉春の絶景自然と過ごすひとり旅向けカップル向け友達と温泉がおすすめ山岳ハイキング

雪の中に、温泉の湯気が立ち上る。 そんな景色が、本当に存在する。 八幡平は、岩手と秋田の県境にある高原地帯だ。 標高1,613メートル。 冬になると、人の気配がほとんど消える。 その静けさの中に、地面から熱が湧き出ている。 ここに来るたびに思う。 地球って、まだ生きているんだな、と。

雪の中に、温泉の湯気が立ち上る。そんな景色が、本当に存在する。八幡平は、岩手と秋田の県境にある高原地帯だ。標高1,613メートル。冬になると、人の気配がほとんど消える。その静けさの中に、地面から熱が湧き出ている。ここに来るたびに思う。地球って、まだ生きているんだな、と。雲の上に広がる静寂。足元には霧をまとった湿原、鼻をくすぐる硫黄の香り、肌に沁みる乳白色の湯。ここに来ると、なぜか深く息が吸える。冬の八幡平はアスピーテラインが閉鎖される。スタッドレスタイヤは必須。松川温泉の野天風呂は混浴なので注意。タオルは必ず持参を。温泉宿は予約が早めに埋まる。GW前後は特に混むので、平日がねらい目。

Best Season
残雪の残る5月と、紅葉が広がる10月がベスト。 冬は松川温泉周辺のみ楽しめる。 雪の中の温泉を体験したいなら、12〜3月に宿泊プランで訪れたい。
Stay
1泊おすすめ ・2泊以上
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八幡平のおすすめスポット

01
八幡平頂上|雪の稜線に、風だけが走っている

八幡平頂上|雪の稜線に、風だけが走っている

頂上までのルートは、冬季は限られる。

除雪された八幡平アスピーテラインを使うことになる。

開通は例年4月下旬。

それまでは、雪の壁の中を走る。

壁の高さは、多いときで8メートルを超える。

車の窓から空が見えない瞬間がある。

あの圧迫感は、なかなか言葉にならない。

頂上駐車場から山頂まで、歩いて約20分。

整備された木道があるが、冬は雪の下だ。

スノーシューを借りていくのが正解だ。

山頂に着いたとき、風が急に強くなった。

遮るものが何もない。

岩手山が、ずっと向こうに見える。

曇り空でも、その輪郭だけははっきりしている。

写真を撮る手が、5分で感覚を失った。

それでも、もう少し立っていたかった。

■ 八幡平頂上 住所:岩手県八幡平市 標高:1,613m 八幡平アスピーテライン開通:例年4月下旬〜11月中旬 スノーシューレンタル:八幡平ビジターセンター周辺で対応(約1,000円〜) 駐車場:無料
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02
藤七温泉|露天風呂の向こうに、雪原が広がっている

藤七温泉|露天風呂の向こうに、雪原が広がっている

東北で最も標高の高い温泉のひとつ、と聞いた。

標高1,400メートル。

アクセスは冬季閉鎖になるため、営業は例年5月中旬から10月下旬ごろだ。

日帰り入浴は800円。

脱衣所は古くて小さい。

でも、扉を開けた瞬間に、全部どうでもよくなった。

露天風呂が、外に向かって開いている。

仕切りがない。

空と湯船が、ほぼつながって見える。

泥のような白濁した湯が、地面のあちこちから湧いている。

温度がそれぞれ違う。

熱いところ、ぬるいところ、入りながら移動する。

空が曇っている。

そのほうがよかっただ。

晴れていたら、もっと長居していた気がする。

湯船の縁に腰かけて、ぼんやりと山を見ている。

時間が、ゆっくり流れている。

■ 藤七温泉 彩雲荘 住所:岩手県八幡平市松尾寄木北緯第1地割 TEL:0195-78-2256 日帰り入浴:800円 営業時間:6:00〜18:00(日帰り) 営業期間:例年5月中旬〜10月下旬 宿泊:1泊2食付き 約10,000円〜(要確認)
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03
松川温泉|山の奥に、ひっそりと熱が湧いている

松川温泉|山の奥に、ひっそりと熱が湧いている

藤七温泉よりも標高が低い。

松川温泉は、松尾八幡平ICから車で約30分の場所にある。

冬でも営業している宿がある。

そこが、ありがたかった。

松川荘の日帰り入浴は500円。

硫黄の匂いが、駐車場に着いた瞬間からする。

その匂いで、温泉に来た実感が湧く。

内湯は小さくて、地元のお年寄りが数人いた。

誰も話しかけてこない。

静かに入って、静かに出ていく。

そのくらいの距離感が、ちょうどよかった。

外に出ると、川沿いの野天風呂があった。

無料で入れる。

脱衣所は簡素なつくりで、雪が積もっている。

誰もいない。

川の音だけが聞こえる。

10分くらい浸かっている。

寒くて上がれなかっただけだけど。

あの静けさは、ここでしか体験できない。

■ 松川温泉 松川荘 住所:岩手県八幡平市松尾寄木第2地割40 TEL:0195-78-2868 日帰り入浴:500円 営業時間:10:00〜15:00(日帰り・要確認) 冬季営業:あり(要事前確認) 宿泊:1泊2食付き 約9,000円〜
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モデルコース

Day Trip 盛岡駅発→松川温泉(日帰り入浴)→八幡平アスピーテライン→頂上散策→藤七温泉(日帰り入浴)→盛岡駅着。移動時間を含め約8時間。
1 Night 1日目:盛岡駅発→松川温泉チェックイン→夕食・湯めぐり。2日目:早朝の野天風呂→八幡平頂上へ→藤七温泉で一風呂→昼過ぎに盛岡着。温泉をじっくり味わうなら泊まりが正解。
Travel Tips 冬の八幡平はアスピーテラインが閉鎖される。 スタッドレスタイヤは必須。 松川温泉の野天風呂は混浴なので注意。 タオルは必ず持参を。 温泉宿は予約が早めに埋まる。 GW前後は特に混むので、平日がねらい目。

八幡平への行き方

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Access Time
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八幡平はレンタカーがおすすめ

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