岩手県

花巻

温泉自然歴史

雪が積もった花巻に降り立つと、空気がちがう。 冷たいけれど、刺さらない。 賢治が見ていた空と、同じ空だ。 温泉があって、文学があって、山がある。 派手さはない。 でも、帰りたくなくなる町だ。

Best Season 雪が積もる1〜2月がいちばんいい。 温泉の湯気と雪の組み合わせは、冬にしか見られない。 賢治の世界観とも、冬が一番重なる気がする。

花巻のおすすめスポット

01

宮沢賢治記念館|あの童話は、この丘から生まれた

胡四王山の斜面を、少し息を切らして登る。

入館料は350円。

その安さに、ちょっと驚く。

館内に入ると、まず賢治の手書きの文字が目に入った。

細くて、きれいで、どこか頼りない線。

あの「雨ニモマケズ」を書いた人の字だと、急に現実感が出てくる。

展示は賢治の「農業」「科学」「芸術」「宗教」という側面ごとに分かれている。

童話作家というだけじゃない。

この人、ちゃんと土を触って生きている。

窓の外に北上山地が広がっている。

冬は雪をかぶって、白と灰色の世界。

賢治が「イーハトーブ」と呼んだ景色は、確かにここにあった。

2時間いた。

パンフレットを読むより、ずっと長く。

■ 宮沢賢治記念館 住所:岩手県花巻市矢沢1-1-36 料金:350円 営業時間:8:30〜17:00(最終入館16:30) 休館日:12月28日〜1月1日 アクセス:JR新花巻駅から車で約10分
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02

花巻温泉|雪が降っても、ここだけ春だ

花巻温泉に着いたのは夕方4時すぎ。

もう空が暗くなり始めている。

ロビーに入ると、硫黄のにおいがふわっとする。

きつくない。

「ああ、温泉だ」と思う、ちょうどいい濃さ。

露天風呂に出ると、雪が降っている。

お湯は41〜42度くらい。

肩まで沈めると、指先から力が抜けていく感覚。

花巻温泉郷の泉質は塩化物泉。

体の芯まで温まって、上がった後も寒くない。

冬に来て正解だ。

このエリアには複数の宿が集まっている。

日帰り入浴も受け付けている宿があるので、宿泊しなくても入れる。

料金は施設によって600円〜1,000円前後。

チェックアウトの朝、また雪が降っている。

でも寒くない。

■ 花巻温泉郷(代表例:花巻温泉 ホテル紅葉館) 住所:岩手県花巻市湯本1-125 日帰り入浴:800円〜(施設により異なる) 時間:10:00〜15:00(施設により異なる) アクセス:JR花巻駅から車で約20分、または無料送迎バスあり(要確認)
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03

台温泉|観光地じゃない、生活の温泉

花巻温泉から車で10分ほど山に入ると、台温泉がある。

看板もほとんどない。

ナビがなければ迷っている。

細い道を入ると、古い旅館が並んでいた。

派手な看板はない。

昭和のまま止まっている、という感じ。

歴史は古く、1,000年以上前から湯が湧いているとも言われている。

宮沢賢治もここに通っていたという話が残っている。

入った共同浴場は、地元の人が使うもの。

脱衣所と浴槽だけ。

それだけ。

お湯は熱かった。たぶん43度以上。

最初は足首まで入るのに5分かかった。

でも出たあと、体が軽かった。

花巻温泉とは全然ちがう。

「本物の温泉に入った」という実感があった。

観光に来た人間が入っていい場所なのかと、少し思った。

だから丁寧に、使った。

■ 台温泉 住所:岩手県花巻市台第1地割 日帰り入浴:旅館により対応可(事前確認推奨) 共同浴場:200円前後 アクセス:JR花巻駅から車で約25分 ※積雪時はスタッドレスタイヤ必須
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モデルコース

Day Trip 午前:宮沢賢治記念館でゆっくり2時間→昼:花巻市内でわんこそば→午後:台温泉で一風呂→夕方に帰路
1 Night 1日目:新花巻着→宮沢賢治記念館→台温泉で早めに一風呂→花巻温泉に宿泊。2日目:朝風呂→花巻農学校跡や賢治ゆかりのスポットを徒歩で散策→昼前に帰路
Travel Tips 冬の台温泉へ向かう道は凍結する。 レンタカーを借りるなら、必ずスタッドレス確認を。 花巻温泉の無料送迎バスはJR花巻駅発。 時刻表は事前に宿に確認しておくと安心。

花巻への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約2時間20分
水戸から 約3時間5分
前橋から 約3時間20分
高崎から 約3時間20分
甲府から 約3時間50分
航空 花巻空港へ
移動 新花巻駅へ

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