大分県

姫島

自然

フェリーを降りた瞬間、潮の匂いがした。 大分・国東半島の沖合11km。 姫島は、そこにある。 観光地というより、生活の島だ。 七不思議と呼ばれる不思議な場所が点在して、 海岸には温泉が湧いている。 そういう島が、瀬戸内の端っこにある。 それだけで、来る理由になった。

Best Season 4〜5月と9〜10月がいい。 夏は暑さが厳しく、フェリーの混雑もある。 春は盆踊りの練習が始まり、島の空気が少し違う。 秋は光が柔らかく、自転車で走りやすい。

姫島のおすすめスポット

01

姫島七不思議|説明されても、やっぱり不思議だ

「七不思議」という言葉が大げさに聞こえる。

正直、最初はそう思っている。

でも、逆柳を見たとき、黙った。

柳の枝が、全部下じゃなく上に向かって伸びている。

見上げると、空に向かって茂っている。

どう見ても、普通じゃない。

拍子水は、湧き出る場所が海のすぐそば。

海水じゃなく、淡水が湧く。

なんで、ここから。

それが全部説明されても、腑に落ちない感じが残る。

レンタサイクルで島をぐるっと回ると2〜3時間。

料金は1日500円が相場。

道は平坦な場所が多いが、一部アップダウンあり。

七か所すべて回ろうとすると、思いのほか時間がかかる。

急がないほうがいい。

ひとつひとつ、立ち止まる時間が必要だ。

■ 姫島七不思議(各スポット) 所在地:大分県東国東郡姫島村 入場料:無料 アクセス:姫島港からレンタサイクル(1日500円〜)で巡回 ※レンタサイクルは港周辺で借りられる
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02

姫島港|島の始まりは、ここだ

国東市・伊美港からフェリーに乗る。

所要時間は約20分。

運賃は大人680円(片道)。

船が港に近づくと、島のシルエットがはっきりしてくる。

小さいけれど、確かにそこにある。

姫島港を降りると、まず静けさに気づく。

派手な看板がない。

大きな土産物屋がない。

観光客向けに整備されすぎていない。

港の近くに食堂が数軒。

昼は11時半を過ぎると混み始めるので、早めに動いたほうがいい。

夕方のフェリーを待つ時間、港のベンチに座っている。

漁師の軽トラが走り、猫が石の上で寝ている。

観光のための島じゃなく、誰かが暮らしている島だ。

その感触が、ずっと残っている。

■ 姫島港(フェリー乗り場) 乗り場:大分県国東市国見町伊美・伊美港発 所要時間:約20分 運賃:大人680円(片道)/往復1,360円 運航:国東汽船(1日7〜8便、季節により変動) 問い合わせ:国東汽船 0978-36-2394
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03

阿弥陀瀬温泉|潮が引いたときだけ、現れる

干潮のタイミングを、宿で確認してもらった。

そういう温泉だ。

潮が引かないと、入れない。

岩場の間から、ぽこぽこと温泉が湧き出ている。

海と温泉の境界が、よくわからない。

温かい場所を探しながら、岩の上に座った。

入浴料はかからない。

脱衣所もない。

水着か、濡れてもいい格好で行くことになる。

温度は場所によってばらつきがある。

熱めのところと、ぬるいところが混在している。

岩がごつごつしているので、サンダルは必須だ。

空が広い。

目の前が海で、後ろも海で、どこを向いても水平線がある。

こんな温泉、他に知らない。

日常の温泉とは、たぶん別のものだ。

干潮の時間に合わせて行動するのが、少し旅っぽくて悪くない。

■ 阿弥陀瀬温泉 所在地:大分県東国東郡姫島村 入浴料:無料 営業時間:干潮時のみ入浴可(潮位表要確認) 設備:脱衣所なし、水着または濡れてよい服装で アクセス:姫島港からレンタサイクルで約10分
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モデルコース

Day Trip 伊美港8:30発→姫島港到着→港周辺で昼食→レンタサイクルで七不思議巡り→阿弥陀瀬温泉(干潮に合わせて)→16:00便で帰路
1 Night 1日目:午後のフェリーで入島→阿弥陀瀬温泉(夕方干潮狙い)→島内の宿に泊まる。2日目:早朝の港を散歩→レンタサイクルで七不思議をゆっくり全制覇→昼食後のフェリーで帰路
Travel Tips 干潮の時間は日によって大きく変わる。 阿弥陀瀬温泉に入りたいなら、事前に潮位表を調べてから日程を決めること。 レンタサイクルは台数に限りがあるので、連絡してから動くと安心。 島内のATMは少ない。現金を多めに持っていくこと。

姫島への行き方

ICカード利用可
Access Time
福岡から 約2時間10分
下関から 約2時間40分
佐賀から 約2時間40分
大分から 約3時間10分
別府から 約3時間20分
鉄道 杵築駅へ


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