日田の風景
大分県

日田

温泉歴史
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大分の山あいに、江戸時代がそのまま眠っている町がある。 日田。 幕府の直轄地だったこの場所には、商人たちが残した蔵と石畳がある。 冬の朝、川から立ち上る靄を見た瞬間に思った。 ここは、急いで観るところじゃない。 ゆっくり歩いて、ゆっくり食べて、ゆっくり感じる場所だと。

大分の山あいに、江戸時代がそのまま眠っている町がある。日田。幕府の直轄地だったこの場所には、商人たちが残した蔵と石畳がある。冬の朝、川から立ち上る靄を見た瞬間に思った。ここは、急いで観るところじゃない。ゆっくり歩いて、ゆっくり食べて、ゆっくり感じる場所だと。石畳の路地に暖簾が揺れ、湯気と杉の香りが混ざり合う。江戸の時が止まったような静けさの中で、自分の足音だけが妙に大きく聞こえた。日田駅周辺にレンタサイクルあり。1日500円ほど。豆田町まで自転車で行くと、川沿いの景色も楽しめる。冬は冷え込むので、歩き回ること前提で防寒を。日田焼きそばは昼に食べておくこと。夜は閉まっている店が多い。

Best Season
冬(2〜3月)がねらい目。 おひなまつりと、人が少ない豆田町が重なる。 冷たい空気の中で石畳を歩くのが、この町には妙に合っている。
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1泊おすすめ
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日田のおすすめスポット

01
豆田町(重伝建)|江戸の空気が、まだここに残っている

豆田町(重伝建)|江戸の空気が、まだここに残っている

石畳を踏んだ瞬間、空気が変わった。

豆田町に入るのに、チケットもガイドも要らない。

ただ歩くだけでいい。

天領時代に栄えた商家の建物が、今も現役で並んでいる。

醤油屋、酒蔵、薬屋。

そのどれもが、ちゃんと生きている店だ。

草野本家は1688年創業の醤油醸造元。

300年以上前の建物に入ると、木と醤油の匂いがした。

リノベじゃない、本物の時間の匂いだ。

通りの長さはおよそ400メートル。

歩けば30分もかからない。

でも気づいたら2時間たっている。

路地に入ると、また別の路地がある。

そのたびに発見があった。

冬の平日は人が少なくて、石畳に自分の足音だけが響く。

それが、妙によかった。

■ 豆田町(重要伝統的建造物群保存地区) 住所:大分県日田市豆田町 入場料:無料(施設により異なる) 散策自由(各店舗の営業時間は異なる) アクセス:JR日田駅から徒歩約20分、またはバス利用
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02

三隈川の鵜飼い|暗闇に揺れる篝火が、1300年前とつながる

まず、乗合の屋形船に乗る。

料金は大人3,500円ほど。

出航は夜の19時すぎ。

川の上は、思ったより静かだ。

話し声が吸い込まれていく感じがする。

しばらくすると、篝火が見える。

鵜匠の船だ。

炎が川面に揺れて、その下に鵜が潜っていく。

あの動きは、説明されなくてもわかる。

生き物と人間が、息を合わせているのが見える。

日田の鵜飼いは毎年6月から9月の開催。

1300年以上の歴史があるという。

でも現地で見るまで、そのすごさはピンとこない。

終わったあと、屋形船の上でぼんやりしていたら、鵜匠がすぐそばを通っていった。

鵜を腕にとまらせたまま、静かに闇に消えていった。

その背中が、ずっと頭に残っている。

■ 三隈川鵜飼い観覧 住所:大分県日田市(三隈川・花月川) 料金:大人3,500円〜(乗合屋形船の場合) 開催期間:毎年6月1日〜9月20日ごろ 予約:日田市観光協会または各宿泊施設を通じて手配 ※冬季は開催なし。冬に訪れる場合は川の景色と合わせて周辺散策を
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03
天領日田おひなまつり|町ぜんぶが、ひな人形の展示会場だ

天領日田おひなまつり|町ぜんぶが、ひな人形の展示会場だ

2月から3月初旬にかけて、豆田町が変わる。

商家の店先に、ひな人形が並ぶ。

それが、一軒じゃない。

町全体で行われる「天領日田おひなまつり」だ。

古い商家の中に、江戸・明治期のひな人形が飾られる。

博物館じゃなくて、その家で代々受け継がれてきた人形たちだ。

ガラスケース越しじゃなく、すぐ近くで見られる場所も多かった。

草野本家では、江戸時代のひな道具が並んでいた。

小さな膳や椀まで、本物の漆塗りだ。

こんなものが、ここに残っていたのか。

期間中は参加施設が20軒以上。

入場料は施設ごとに200〜500円ほど。

全部回ろうとすると、半日じゃ足りない。

冬の日田に来るなら、この時期を狙ってほしい。

人形と石畳と、冷たい空気が重なって、妙な美しさがあった。

■ 天領日田おひなまつり 住所:大分県日田市豆田町周辺 開催期間:例年2月中旬〜3月3日ごろ 入場料:施設により200〜500円程度(共通券あり) 問合せ:日田市観光協会 0973-22-2036 アクセス:JR日田駅から徒歩または車で約15〜20分
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モデルコース

Day Trip 10:00 日田駅着 → 10:30 豆田町散策・草野本家見学 → 12:30 昼食(日田焼きそば) → 14:00 天領日田おひなまつり巡り(2月〜3月) → 16:30 日田駅発
1 Night 1日目:豆田町散策 → 日田温泉チェックイン → 夜は天瀬または日田市内の温泉宿でゆっくり。2日目:早朝に三隈川沿い散歩 → 朝市(日田駅前) → おひなまつりまたは鵜飼い観覧(時期により) → 昼食後に帰路
Travel Tips 日田駅周辺にレンタサイクルあり。1日500円ほど。 豆田町まで自転車で行くと、川沿いの景色も楽しめる。 冬は冷え込むので、歩き回ること前提で防寒を。 日田焼きそばは昼に食べておくこと。夜は閉まっている店が多い。

日田への行き方

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