日向の馬ヶ背
宮崎県

日向

海寺社自然

Photo by 長曽我部政幸 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

歴史を辿る寺社めぐり自然と過ごす日帰り最適1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

宮崎空港から車で1時間ちょっと。 日向に着いたとき、まず風の匂いが変わった。 潮の香りに混じって、なにか青くて鋭いものがある。 ここは神話の国の端っこで、太平洋が崖にぶつかり続けている場所だ。 観光地っぽさがほとんどない。 それがよかった。

宮崎県北部に位置する日向岬は、太平洋に突き出た海岸地形の岬だ。玄関口は宮崎空港で、東京からは約2時間10分。日向市駅からはレンタカーかタクシーの利用が現実的で、3つのスポットは車で巡りたい。主役は馬ヶ背で、駐車場から遊歩道を10分ほど歩くと高さ70mの柱状節理の断崖が眼前に現れる。迫力が違う。岬に抱かれるもう一つのスポット、願いが叶うクルスの海は海岸の岩が「叶」の字に見える場所で、馬ヶ背から車で5分足らずの距離にある。遊歩道は起伏があるためスニーカーが必須。夜は港町の食堂で地元の魚を味わえる。断崖の縁、紺碧の海。

Best Season
10〜12月が一番よかった。 空気が澄んで水平線まで見える。 夏は混むうえに日差しが強すぎる。 冬の波が荒れた日も、崖の迫力が増して悪くない。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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日向のおすすめスポット

01
日向の馬ヶ背|崖の縁に立ったとき、足がすくんだ
長曽我部政幸 / CC BY-SA 4.0

馬ヶ背|崖の縁に立ったとき、足がすくんだ

駐車場から歩いて10分ほど。

最初は普通の遊歩道だ。

木々の間を抜けると、急に視界が開く。

高さ70メートルの柱状節理の断崖。

日本でも最大級と言われているが、数字より実物のほうがずっと怖い。

足元の岩が垂直に割れていて、その先は太平洋だ。

波の音が下から響いてくる。

ゴウゴウというより、ドォンという感じ。

展望台の柵は細い。

身を乗り出す気にはなれない。

怖いのに、目が離せない。

そういう場所だ。

晴れた日の午前中がいい。

光が崖の縦縞に差し込んで、岩の色が青みがかった黒になる。

その色を見るためだけでも来る価値がある。

■ 馬ヶ背 住所:宮崎県日向市細島 料金:無料 駐車場:あり(無料) 駐車場から展望台まで徒歩約10分
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02
日向の願いが叶うクルスの海|「叶」という字を探して、しばらく動けない

願いが叶うクルスの海|「叶」という字を探して、しばらく動けない

馬ヶ背から車で5分もかからない。

そのわりに知名度が低くて、人が少ない。

海岸の岩が「叶」という字に見える、という場所だ。

「口」と「十」が自然に刻まれている。

最初は半信半疑で近づいた。

展望台から見下ろした瞬間、「あ、本当だ」と声が出た。

人が作ったわけじゃない。

波と時間が岩を削って、たまたまそうなった。

そこが妙に胸に刺さる。

地元では昔から「お告げの岩」と呼ばれていたらしい。

願いを書いた絵馬を結んでいく人もいる。

観光地として整備されすぎていないのがいい。

柵も看板もシンプル。

海の音だけが聞こえる。

曇りの日に訪れたが、逆に岩の輪郭がくっきり見える。

「叶」の字を見つけたとき、なぜかほっとした。

■ 願いが叶うクルスの海 住所:宮崎県日向市日知屋 料金:無料 駐車場:あり(無料) 近くに願いの鐘あり
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03
日向の日向岬|ここが神話の果てだ、と思った
長曽我部政幸 / CC BY-SA 4.0

日向岬|ここが神話の果てだ、と思った

日向岬は馬ヶ背とクルスの海の両方を含む岬全体の名前だ。

でも岬の先端まで行くと、また別の景色がある。

遊歩道を歩いた。

ひとりだ。

風が強くて、帽子を押さえながら歩いた。

岬の先端に出ると、水平線が180度広がる。

左も右も海。

日向灘の青さは、どこか緊張感がある。

穏やかじゃない、というか、力がある。

天照大神の孫がここに降り立った、という神話がある。

「天孫降臨」の舞台のひとつだ。

そう聞くと、この景色に少し納得がいく。

神話を生み出すには、それだけの場所が必要だ。

夕方に訪れると、水平線が橙色に染まる。

16時以降がおすすめだ。

人がほぼいなくなるので、一人で海を見ていられる。

それが贅沢だ。

■ 日向岬 住所:宮崎県日向市日知屋 料金:無料 遊歩道あり(馬ヶ背・クルスの海と連続して歩ける) 所要時間:全体で1〜1.5時間
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モデルコース

Day Trip 10:00 馬ヶ背 → 11:00 クルスの海 → 12:30 日向市内で昼食(地鶏炭火焼) → 14:00 日向岬遊歩道 → 16:00 夕景を眺めて帰路
1 Night 1日目:午後着 → 馬ヶ背・クルスの海 → 細島漁港近くの宿泊 → 夕食は地魚。2日目:早朝の日向岬で朝の海 → 美々津の白壁の町並み散策 → お昼に宮崎市方面へ移動
Travel Tips 3スポットは車で回ると効率がいい。 徒歩移動もできるが、遊歩道は起伏がある。 スニーカー必須。 風が強い日は崖での長時間滞在に注意。 日向市駅からレンタカーか、タクシーで移動が現実的だ。

日向への行き方

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Parking
馬ヶ背 駐車場:あり(無料)
馬ヶ背 駐車場から展望台まで徒歩約10分
願いが叶うクルスの海 駐車場:あり(無料)
馬ヶ背 駐車場から遊歩道を10分ほど
主役は馬ヶ背で、駐車場から遊歩道を10分ほど歩くと高さ70mの柱状節理の断崖が眼前に現れる
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