茨城県

水戸

歴史自然

梅の香りに誘われて、水戸に来た。 東京から特急で1時間ちょっと。 そんな距離感なのに、着いた瞬間から空気が違う。 徳川家の城下町として栄えた歴史が、街の骨格にまだ残っている。 観光地然としていない、その素っ気なさがかえって好きだ。

Best Season 2月下旬〜3月上旬の梅の時期が圧倒的におすすめ。 混雑を避けるなら平日の朝一番。 秋の紅葉シーズン(11月)も静かで良い。

水戸のおすすめスポット

01

偕楽園|梅2月、混雑3月、静けさは朝7時前にある

入園料は無料。

それを知ったとき、少し拍子抜けした。

約3,000本の梅が咲くのは2月下旬から3月上旬。

満開の週末は人で埋まる。

だから朝7時に来た。

観光客がほとんどいない時間帯の園内は、別の場所みたいだ。

白梅と紅梅が混在して、甘い匂いが低く漂っている。

足元の土が柔らかくて、霜が溶けかけている。

好文亭という建物が園内にある。

徳川斉昭が自ら設計に関わったと伝わる木造の別邸。

220円払って中に入ると、縁側から梅林がそのまま見下ろせた。

窓枠が額縁になる、という感覚を初めて理解した。

偕楽園は高台にある。

千波湖が眼下に広がる景色は、梅がなくても来る価値がある。

■ 偕楽園 住所:茨城県水戸市常磐町1-3-3 入園料:無料(好文亭は大人220円) 開園時間:6:00〜19:00(季節により変動) 梅まつり期間:2月中旬〜3月下旬
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02

弘道館|勉強していた場所が、こんなに広かった

偕楽園から歩いて25分ほど。

水戸城の敷地に隣接するかたちで弘道館はある。

1841年創立の藩校。

つまり、ここで武士の子どもたちが学んでいた。

入場料は大人300円。

正庁と言われる建物に上がると、畳敷きの大広間が続く。

窓の外には梅の木。

偕楽園の梅は観賞用だが、弘道館の梅は別の意味を持つらしい。

梅は寒さに耐えて咲く。

藩校の精神と重ねて植えたと説明板にあった。

幕末、15代将軍・徳川慶喜はここに籠もった。

鳥羽伏見の戦いのあと、謹慎していた場所でもある。

歴史の教科書に出てくる人物が、この床に座っていたのかと思うと、妙な感覚になった。

建物自体は派手さがない。

でもその地味さが、本物っぽかった。

■ 弘道館 住所:茨城県水戸市三の丸1-6-29 入場料:大人300円 開館時間:9:00〜17:00(季節により変動) 休館日:年末年始
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03

水戸城跡|城はないのに、なぜか城の気配がする

水戸城はもう存在しない。

天守閣も、石垣の大部分も、空襲と明治の廃城で失われた。

それでも来た。

跡地には今、高校と小学校が建っている。

学校の敷地を歩く感覚で、元・城郭を歩く。

この不思議な体験は、ここでしかできない。

2019年に復元された薬医門が残っている。

白木の柱が真新しくて、少し浮いた感じもする。

それでも、城跡特有の土の盛り上がりや空堀の痕跡が随所にあって、地形が当時のままだと気づいた。

大手橋から見る水戸市街の眺めが良かった。

台地の上にあるから、街が足元に広がる。

ここに城を築いた理由が、体でわかる。

所要時間は1時間もあれば十分。

でも、もう少しだけ長くいたくなる場所だ。

城好きなら必ず来るべき。

■ 水戸城跡 住所:茨城県水戸市三の丸2丁目(水戸第一高校周辺) 入場料:無料 見学自由(校内は授業日に注意) アクセス:JR水戸駅北口から徒歩約10分
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モデルコース

Day Trip 9:00 偕楽園(好文亭含め2時間)→ 11:30 弘道館(1時間)→ 13:00 水戸城跡(1時間)→ 昼食は駅周辺でスタミナラーメン → 15:00 東京方面へ
1 Night 1日目:偕楽園(朝一番)→ 弘道館 → 水戸城跡 → 市内で夕食(納豆料理か地魚)→ 水戸市内泊。2日目:千波湖を朝散歩 → 水戸芸術館 → 帰路。街歩きに余裕が生まれる。
Travel Tips 梅まつり期間中の週末は駐車場が満車になる。 電車利用が正解。 水戸駅から偕楽園まではバスで15分。 納豆は駅ビルより老舗の専門店の方が断然うまい。 弘道館と偕楽園はセット券(500円)がある。

水戸への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約1時間15分
水戸から 約2時間
前橋から 約2時間15分
高崎から 約2時間15分
甲府から 約2時間45分
鉄道 水戸駅へ

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