香川県

伊吹島

グルメ離島

観音寺港からフェリーで約30分。 たどり着くのは、人口200人以下の小さな島。 でも、この島が産む「いりこ」は、日本中の料理人が欲しがる。 海の匂いと、煮干しの香りが混ざり合う路地を歩いたとき、 ここにしかない時間の流れがあると気づいた。

Best Season いりこ漁が盛んな5〜9月がベスト。 特に6〜8月は工場がフル稼働。 冬は漁が少なく、島も静かになる。 春秋は気候が穏やかで、歩きやすい。

伊吹島のおすすめスポット

01

いりこ工場|朝4時から始まる、だしの源泉

工場見学は、事前に漁協へ連絡が必要だ。

それでも行く価値があった。

漁が終わるのは夜明け前。

水揚げされたカタクチイワシは、すぐに釜へ。

鮮度が命、と職人さんは言った。

ゆでて、干して、選別して。

機械もあるが、手作業の目が仕上がりを決める。

工場に入ると、磯の香りが鼻をついた。

くさい、というより、うまい匂い。

そう感じた瞬間、だしへの見方が変わった。

買えるのは、その場でパック詰めされたもの。

100gあたり400円前後。

スーパーで見かける薄い味とは、まるで別物だ。

帰ってすぐ、味噌汁を作った。

出汁の色が、いつもより少し黄金色だ。

■ 伊吹島漁業協同組合(いりこ工場見学) 住所:香川県観音寺市沖之島町伊吹 見学:事前に漁協へ要連絡 購入:工場・島内販売所にて 料金:見学無料(購入は別途) ※漁のシーズンは主に4〜10月
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02

伊吹島灯台|島の端に立つと、海しかない

港から歩いて20分ほど。

途中の路地は、すれ違うのがやっとの幅だ。

地元の人に道を聞いたら、「あの坂を上ったらわかる」と言われた。

坂は、思ったより急だ。

息が上がって、立ち止まって、また歩いた。

灯台に着いたのは、午後2時ごろ。

白い塔は、思ったより小さかった。

でも、そこから見える瀬戸内海の広さに、声が出た。

晴れた日の水面は、青というより銀色に近い。

対岸に見えるのは、愛媛の山々。

船が一隻、ゆっくり横切っていった。

観光地らしい整備は、何もない。

ベンチもない。売店もない。

ただ、風と海と、灯台がある。

それで十分だ。

15分くらい、ぼーっと立っている。

■ 伊吹島灯台 住所:香川県観音寺市沖之島町伊吹(島の北西端) 料金:無料 営業時間:見学自由 所要時間:港から徒歩約20分 ※舗装されていない箇所あり。歩きやすい靴推奨
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03

伊吹八幡神社|石段の先に、島の記憶がある

島の中心部に、ひっそりとある神社。

鳥居をくぐると、空気が変わる気がした。

石段は全部で50段ほど。

苔が生えていて、滑りそうだ。

一段一段、ゆっくり上がる。

境内には、大きな楠の木が一本。

幹の周囲は、両手を広げた大人が3人ぶんくらい。

樹齢は数百年と言われているらしい。

触れると、何かが伝わってくる気がした。

それが何かは、うまく言えない。

昔、漁師たちはここで大漁を祈った。

今も、島に残る人たちが手を合わせに来る。

お祭りは秋。

島外から帰ってくる人も多いと聞いた。

この神社が、島をつなぎ止めているだ。

観光客らしき人は、誰もいない。

それが、むしろよかった。

■ 伊吹八幡神社 住所:香川県観音寺市沖之島町伊吹 料金:無料 参拝:自由 所要時間:港から徒歩約5〜10分 ※石段は滑りやすいため注意
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モデルコース

Day Trip 8:30観音寺港発→9:00伊吹島着→いりこ工場見学→昼食(島内食堂)→伊吹八幡神社→灯台→15:30発のフェリーで帰港
1 Night 1日目:午後便で入島→灯台で夕景→民宿泊。2日目:早朝に漁の様子を見学→いりこ工場→八幡神社→島の路地をゆっくり散歩→昼前のフェリーで帰港。朝の漁港の空気が忘れられない。
Travel Tips フェリーは1日4便前後。最終便を逃すと帰れない。 事前に時刻表を必ず確認すること。 島内に飲食店は少なく、昼時は閉まっていることもある。 いりこを買うなら、現金を多めに持っていくと安心。

伊吹島への行き方

ICカード利用可
Access Time
高松から 約1時間30分
大阪から 約3時間
wakayamaから 約3時間30分
名古屋から 約3時間40分
福岡から 約4時間
鉄道 観音寺駅へ
移動 観音寺港へ
伊吹島港へ
移動 伊吹島へ

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