岩手県

平泉周辺

歴史

東北新幹線を一ノ関で降りて、ローカル線に乗り換える。 車窓の景色がだんだんのどかになっていく。 平泉は、そういう場所だ。 奥州藤原氏が約100年かけて築いた「黄金の都」。 今もここには、その残り香がある。 歴史の重さが、空気に混じっている感じがした。

Best Season 春(4月下旬〜5月)は桜と新緑が重なり、毛越寺の池に花びらが映る。 秋(10〜11月)の紅葉も美しい。 夏は混雑するが朝8時台に動けば静かに回れる。

平泉周辺のおすすめスポット

01

中尊寺金色堂|850年分の静寂が、4坪の金に詰まっている

参道の月見坂を歩くこと約15分。

坂がきつい。

途中で息が上がる。

でもその分、到着したときの達成感がある。

金色堂そのものは、思ったより小さい。

4坪ほどしかない。

覆堂(おおいどう)に守られた中に、それはある。

照明に浮かぶ金は、ギラギラしていない。

じわっと輝いている。

螺鈿細工の細かさに、思わず顔を近づけた。

近づいても、近づいても、細かい。

拝観料は800円。

9時〜17時(11〜3月は16:30閉門)。

境内自体は無料で入れるが、金色堂は別途チケットが必要。

混雑は平日午前中が比較的ましだ。

10時前に着くと、まだ静かだ。

ここだけで1時間以上いたくなる。

■ 中尊寺金色堂 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202 拝観料:800円(金色堂・讃衡蔵セット) 営業時間:8:30〜17:00(11〜3月は16:30まで) アクセス:JR平泉駅から徒歩約20分、またはタクシー約5分
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02

毛越寺|庭が、これほど雄弁に語るとは思っていない

金色堂の「密度」に比べて、毛越寺は「広さ」だ。

どこまでも続く大泉が池。

水面が静かで、空を映している。

12世紀の浄土庭園がこれほどの状態で残っているのは、正直驚いた。

建物はほとんど残っていない。

でも庭だけで、十分に伝わってくる。

「ここに都があった」という事実が、水の向こうに見える気がした。

それは錯覚だ。

でも、そう感じさせる庭の力がある。

拝観料は700円。

5月の曲水の宴、1月の延年の舞など、祭事も多い。

タイミングが合えばぜひ。

池の周りをゆっくり一周すると約40分。

急がないほうがいい。

早足で見るような場所ではない。

■ 毛越寺 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58 拝観料:700円 営業時間:8:30〜17:00(11〜3月は16:30まで) アクセス:JR平泉駅から徒歩約10分
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03

達谷窟|岩に刻まれた顔が、ずっとこちらを見ている

平泉駅からバスか車で約10分。

観光客が一気に少なくなる。

巨大な岩壁に、お堂が張り付いている。

初めて見たとき、少し怖かった。

京都の清水寺に似た構造だが、スケールも雰囲気も全然違う。

ここはもっと、野生的だ。

岩面大仏は高さ約17メートル。

今は風雨で顔がほぼ消えている。

でも、目の位置だけはなんとなくわかる。

その「目」が、こちらを見ている感じがした。

坂上田村麻呂が蝦夷征討の後に建立したと伝わる。

9世紀の話だ。

そう思いながら岩壁を見上げると、重さが変わってくる。

拝観料は500円。

団体ツアーがほとんど来ない。

静かに、じっくり向き合える場所だ。

■ 達谷窟毘沙門堂 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉北沢16 拝観料:500円 営業時間:8:00〜17:00 アクセス:JR平泉駅からバス約10分「達谷窟」下車すぐ、またはタクシー約10分(片道約1,500円)
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モデルコース

Day Trip 9:00中尊寺(月見坂・金色堂)→12:00昼食(わんこそば or 平泉餅)→13:30毛越寺→15:30達谷窟→17:00平泉駅。歩きやすい靴は必須。
1 Night 1日目:中尊寺・毛越寺をゆっくり回り平泉周辺に宿泊。2日目:朝イチで達谷窟→一ノ関方面へ移動し厳美渓へ。東北の自然と歴史を両方体感できる。平泉の宿は少ないので早めの予約を。
Travel Tips 平泉駅前にレンタサイクルあり(1日800円〜)。 達谷窟だけバスの本数が少ないので事前確認を。 駅周辺のコインロッカーは数が少ない。 荷物は一ノ関駅に預けてから来るのが正解だ。

平泉周辺への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約3時間
水戸から 約3時間45分
前橋から 約4時間
高崎から 約4時間
甲府から 約4時間30分
鉄道 平泉駅へ

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