宮崎の山あいに、突然ピンク色の世界が広がる。 標高約700m。 空気がひんやりして、息を吸うたびに気持ちよかった。 コスモスが風に揺れる音を、あんなにはっきり聞いたのは初めてだ。 霧島連山を背景に、花畑が延々と続く。 ここは、宮崎にいることを忘れさせる場所だ。
生駒高原のおすすめスポット
コスモス畑|100万本の花が、風に一斉に揺れる
9月下旬に着いたのは、午前9時ごろ。
まだ人が少なくて、正解だ。
入口から一歩踏み込んだ瞬間、視界がピンクに染まった。
100万本という数字は知っている。
でも実際に立つと、数字じゃ全然伝わらない。
通路は細くて、花と花の間を歩く感じ。
背丈ほどのコスモスが左右から迫ってくる。
風が吹くたびに、波みたいにうねる。
その動きがきれいで、しばらく立ち止まっている。
奥まで歩くと、霧島の山並みが見えてくる。
花と山と空。
この三つが揃う場所って、なかなかない。
入園料は大人500円。
駐車場は広くて無料だ。
10時を過ぎると家族連れが増えてくるから、朝イチがおすすめ。
ひまわり畑|夏の終わりに、黄色が爆発している
コスモスの時期より少し前、8月に再訪した。
今度はひまわりの季節だ。
同じ場所なのに、まるで別の高原に来たみたいだ。
あの静かなピンクの世界が、今度は真っ黄色に変わっている。
ひまわりは背が高くて、全部こっちを向いている。
太陽の方向に顔を向ける、というのを目で見た。
なんか、ちょっと笑った。
斜面に沿って広がる黄色の絨毯。
霧島の稜線が青くかすんで、手前の黄色と対比がすごかった。
あの色の組み合わせは、スマホじゃ全然再現できない。
8月上旬〜下旬が見頃。
真夏なので、朝8時台に来ないと日差しがきつい。
水は絶対に多めに持っていくこと。
売店はあるが、飲み物が売り切れることもあった。
霧島連山の眺望|花畑の奥に、黙って鎮座している山
生駒高原の主役は花だ。
来るまでは。
コスモス畑を歩いていて、ふと顔を上げた。
霧島連山が、どんと構えている。
韓国岳、高千穂の峰。
雲が山肌をゆっくり流れている。
花だけ見ていたら、もったいない場所だ。
霧島は「天孫降臨の地」と呼ばれている。
そのスケール感を、生駒高原から見るとよくわかる。
遠いのに、存在感がある。
夕方4時ごろ、光が斜めになってきたときが一番よかった。
山に影がついて、立体感が出る。
コスモスもオレンジがかって、全然違う表情になった。
入場料を払えば、あの眺望もセットで楽しめる。
花だけじゃなく、山を見に来る価値がある。
カメラを持っているなら、夕方の光は絶対に逃さないで。
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生駒高原への行き方
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