橋が、島をつないでいる。 そのことの意味を、走ってみて初めて知った。 今治は、海から始まる街だ。 城があって、潮風があって、自転車で渡れる橋がある。 「来たことある?」と聞かれたら、正直に答えてほしい。 まだなら、早い方がいい。
今治のおすすめスポット
しまなみ海道|風と橋と、どこまでも続く青
レンタサイクルを借りたのは朝8時。
今治駅前のサンライズ糸山で、電動自転車を選んだ。
料金は1日1,500円。
正直、もっと安いか。
でも、最初の橋を渡った瞬間、そんな計算はどうでもよくなった。
来島海峡大橋の橋上は、地上65メートル。
海が、真下にある。
風が、容赦なく吹いてくる。
それが、気持ちいい。
橋の上で自転車を止めて、ぼーっと景色を見ている。
10分くらい。
後ろから来たロードバイクのおじさんに笑われた。
島と島の間を、橋がつないでいる。
地図で見るのと、実際に走るのは、全然違う。
体で知る、という感覚がある。
尾道まで全部走ると約70km。
無理せず、大島まで往復するだけでも十分すぎるくらい満足した。
今治城|海に面した城の、静かな存在感
しまなみを走った後、今治城に寄った。
駐車場から歩いてすぐ。
お堀に海水が引き込まれている城は、日本でも珍しい。
入口でそれを聞いて、少し驚いた。
お堀をのぞくと、確かに魚がいる。
ボラだ。
のんびり泳いでいた。
天守閣への入場料は520円。
階段が急で、年配のご夫婦が手すりをしっかり持っている。
5階から見える景色が、本当によかった。
しまなみの橋が見える。
来島海峡が見える。
朝あそこを走っていたんだ、と思うと、妙に感慨深い。
城の中には藤堂高虎の展示がある。
正直、歴史に詳しくなくても楽しめる。
甲冑が実物大で展示されていて、思ったよりでかかった。
観光客は少なめで、ゆっくり見られた。
休日の午後2時ごろに行ったが、並ぶことはない。
来島海峡大橋|橋の上から、潮が流れるのを見た
もう一度、夕方に来た。
今度は自転車じゃなく、サンライズ糸山の展望台から眺めた。
来島海峡は、日本三大急潮のひとつだという。
潮の流れが、目で見てわかる。
水面に筋ができている。
それが動いている。
橋は3本の吊り橋が連なっていて、全長は約4km。
夕日の時間に合わせて展望台に上がると、橋がオレンジに染まっている。
無料で上がれる展望台で、この景色が見られる。
それがちょっと信じられない。
近くのベンチに座っていた地元のおじいさんが、
「毎日来るんや。ここが一番落ち着く」と言っている。
そういうことだ。
観光地として消費される前に、ちゃんと生活の中にある景色。
それが今治のいいところだと、帰り道に気づいた。
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今治への行き方
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