伊豆大島の風景
東京都

伊豆大島

離島自然

東京から船で約2時間。 そこにあるのは、溶岩が冷えて固まった黒い大地。 都心から100kmも離れていないのに、 時間の流れがまるで違う。 三原山の稜線を歩き、波浮港の路地に迷い込む。 「東京」なのに、こんなに遠い場所がある。 そのことに、ただただ驚いた旅だ。

Best Season 10〜11月がいちばんいい。 台風が落ち着いて、空気が澄んでいる。 三原山から富士山が見えることもある。 夏は海目的なら◎だが、砂漠と山は熱がこもってきつい。

伊豆大島のおすすめスポット

01

三原山|火口の縁に立つと、地球がまだ生きているとわかる

バスで表砂漠口まで行き、そこから歩き始める。

片道約40分。

道は整備されているが、足元は溶岩のごつごつした黒い石。

スニーカーだと少し心許ない。

頂上に近づくにつれて、草木が消えていく。

茶色と黒だけの世界になる。

そして火口の縁に立った瞬間、

風がすごかった。

体が持っていかれそうなくらい。

底に向かってぽっかり空いた穴。

硫黄のにおいが鼻をつく。

1986年の噴火で全島民が避難したのが

この山だと、足元がすこし怖くなった。

入山は無料。

でもその価値が無料という言葉に全然似合わない。

夕方に登ると、沈む太陽が溶岩を赤く染める。

その時間帯を狙っていくのがいい。

■ 三原山 住所:東京都大島町三原山 入山料:無料 登山口へのバス:元町港または岡田港から「三原山頂口」行き 約30分・片道440円 所要時間:火口展望台まで片道約40分 注意:風が強い日は防風対策必須。天候急変あり
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02

波浮港|昭和がそのまま残っている、静かな港町

島の南端に、波浮港という集落がある。

バスを降りた瞬間、なんか静かすぎる。

石畳の坂道。

廃墟一歩手前のような古い旅館。

でも廃れているわけじゃない。

人の暮らしの気配は確かにある。

港に面した「港鮨」で昼を食べた。

カウンター7席だけの店。

おまかせ2,000円で、

キンメダイの握りが出てきた。

脂がのっていて、口の中でほどけた。

川端康成がこの港を舞台に「伊豆の踊子」を書いた。

その宿も今も残っている。

中には入れないが、外から眺めるだけで

なんとなく空気が違う気がした。

観光客はほとんどいない。

猫が1匹、日向ぼっこしている。

それだけで十分だ。

■ 波浮港 住所:東京都大島町波浮港 アクセス:元町港からバスで約35分・片道550円 港鮨:大島町波浮港 / 11:00〜14:00頃(売切終了) 定休日:不定休のため事前確認推奨 周辺散策所要時間:1〜1.5時間
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03

裏砂漠(表砂漠)|海外でもなく、月面でもなく、東京だ

「砂漠」という言葉を聞いたとき、

正直ピンとこない。

伊豆大島に砂漠があるわけないだろう。

着いてみると、ほんとにあった。

見渡す限り、黒い砂と溶岩。

植物が1本もない。

360度、荒野が広がっている。

ここが東京都だという事実が追いつかない。

裏砂漠は立入禁止区域があるため、

基本的に見るのは「表砂漠」エリア。

バス停「表砂漠口」から徒歩5分ほどで展望ポイントに出る。

空が広い。

雲の影が砂漠の上を滑っていく。

その動きをぼーっと見ている。

気づいたら30分以上立っている。

日差しが強い日は本当に暑い。

水は必ず持っていくこと。

日焼け止めも、海より必要だ。

■ 表砂漠(裏砂漠展望台) 住所:東京都大島町三原山周辺 入場料:無料 アクセス:元町港からバスで「表砂漠口」下車・徒歩約5分 バス料金:片道440円 注意:日差し・風が強い。飲料水持参必須。裏砂漠エリアへの立入は禁止
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モデルコース

Day Trip 高速船で8:45着→波浮港で昼食→バスで表砂漠→三原山登山→夕焼けの火口→19:00発の船で帰京。移動とメインスポットで1日ちょうど埋まる。
1 Night 1日目:波浮港散策→裏砂漠展望→元町で夕食(島の焼酎「御神火」を飲む)/2日目:早朝6時から三原山へ。朝の火口は風が穏やかで人も少ない。昼便で東京へ戻る。
Travel Tips 竹芝桟橋からの夜行船は往復9,000円台〜。 船内に雑魚寝スペースあり、意外と眠れる。 島内バスは本数が少ない。 時刻表を事前にスクショしておくこと。 レンタカーかバイクがあると動きやすい。 GWと夏は宿の予約を早めに。

伊豆大島への行き方

Access Time
東京から 約20分
水戸から 約1時間5分
前橋から 約1時間20分
高崎から 約1時間20分
名古屋から 約1時間45分
鉄道 浜松町駅へ
移動 竹芝客船ターミナルへ
元町港へ
移動 伊豆大島へ

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