伊豆大島の風景
東京都

伊豆大島

離島自然

Photo by パッションウエイ / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

離島自然と過ごす街歩き1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と東京に泊まるのがおすすめ

東京から船で約2時間。 そこにあるのは、溶岩が冷えて固まった黒い大地。 都心から100kmも離れていないのに、 時間の流れがまるで違う。 三原山の稜線を歩き、波浮港の路地に迷い込む。 「東京」なのに、こんなに遠い場所がある。 そのことに、ただただ驚いた旅だ。

東京から船で渡る伊豆大島は、三原山の噴火口から漂う硫黄の匂いが最初に旅人を迎える火山の島だ。溶岩が冷え固まった黒い砂漠地帯を歩くと、足裏に伝わるざらついた感触と荒涼たる景色が本土とは別世界であることを告げる。江戸時代から続く漁師町・波浮港は、古い廻船問屋の石畳に夕陽が橙色の光を落とし、潮騒の音だけが路地に響く。島一周の道路沿いには椿の林が続き、冬から春にかけて真紅の花が黒土の上に散り敷かれる光景は圧巻である。

Best Season
10〜11月がいちばんいい。 台風が落ち着いて、空気が澄んでいる。 三原山から富士山が見えることもある。 夏は海目的なら◎だが、砂漠と山は熱がこもってきつい。
Stay
1泊おすすめ
📍 どこから行く?アクセス情報を見る

伊豆大島のおすすめスポット

01
三原山|火口の縁に立つと、地球がまだ生きているとわかる

三原山|火口の縁に立つと、地球がまだ生きているとわかる

バスで表砂漠口まで行き、そこから歩き始める。

片道約40分。

道は整備されているが、足元は溶岩のごつごつした黒い石。

スニーカーだと少し心許ない。

頂上に近づくにつれて、草木が消えていく。

茶色と黒だけの世界になる。

そして火口の縁に立った瞬間、

風がすごかった。

体が持っていかれそうなくらい。

底に向かってぽっかり空いた穴。

硫黄のにおいが鼻をつく。

1986年の噴火で全島民が避難したのが

この山だと、足元がすこし怖くなった。

入山は無料。

でもその価値が無料という言葉に全然似合わない。

夕方に登ると、沈む太陽が溶岩を赤く染める。

その時間帯を狙っていくのがいい。

■ 三原山 住所:東京都大島町三原山 入山料:無料 登山口へのバス:元町港または岡田港から「三原山頂口」行き 約30分・片道440円 所要時間:火口展望台まで片道約40分 注意:風が強い日は防風対策必須。天候急変あり
地図で見る →
02
波浮港|昭和がそのまま残っている、静かな港町

波浮港|昭和がそのまま残っている、静かな港町

島の南端に、波浮港という集落がある。

バスを降りた瞬間、なんか静かすぎる。

石畳の坂道。

廃墟一歩手前のような古い旅館。

でも廃れているわけじゃない。

人の暮らしの気配は確かにある。

港に面した「港鮨」で昼を食べた。

カウンター7席だけの店。

おまかせ2,000円で、

キンメダイの握りが出てきた。

脂がのっていて、口の中でほどけた。

川端康成がこの港を舞台に「伊豆の踊子」を書いた。

その宿も今も残っている。

中には入れないが、外から眺めるだけで

なんとなく空気が違う気がした。

観光客はほとんどいない。

猫が1匹、日向ぼっこしている。

それだけで十分だ。

■ 波浮港 住所:東京都大島町波浮港 アクセス:元町港からバスで約35分・片道550円 港鮨:大島町波浮港 / 11:00〜14:00頃(売切終了) 定休日:不定休のため事前確認推奨 周辺散策所要時間:1〜1.5時間
地図で見る →
03
裏砂漠(表砂漠)|海外でもなく、月面でもなく、東京だ

裏砂漠(表砂漠)|海外でもなく、月面でもなく、東京だ

「砂漠」という言葉を聞いたとき、

正直ピンとこない。

伊豆大島に砂漠があるわけないだろう。

着いてみると、ほんとにあった。

見渡す限り、黒い砂と溶岩。

植物が1本もない。

360度、荒野が広がっている。

ここが東京都だという事実が追いつかない。

裏砂漠は立入禁止区域があるため、

基本的に見るのは「表砂漠」エリア。

バス停「表砂漠口」から徒歩5分ほどで展望ポイントに出る。

空が広い。

雲の影が砂漠の上を滑っていく。

その動きをぼーっと見ている。

気づいたら30分以上立っている。

日差しが強い日は本当に暑い。

水は必ず持っていくこと。

日焼け止めも、海より必要だ。

■ 表砂漠(裏砂漠展望台) 住所:東京都大島町三原山周辺 入場料:無料 アクセス:元町港からバスで「表砂漠口」下車・徒歩約5分 バス料金:片道440円 注意:日差し・風が強い。飲料水持参必須。裏砂漠エリアへの立入は禁止
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 高速船で8:45着→波浮港で昼食→バスで表砂漠→三原山登山→夕焼けの火口→19:00発の船で帰京。移動とメインスポットで1日ちょうど埋まる。
1 Night 1日目:波浮港散策→裏砂漠展望→元町で夕食(島の焼酎「御神火」を飲む)/2日目:早朝6時から三原山へ。朝の火口は風が穏やかで人も少ない。昼便で東京へ戻る。
Travel Tips 竹芝桟橋からの夜行船は往復9,000円台〜。 船内に雑魚寝スペースあり、意外と眠れる。 島内バスは本数が少ない。 時刻表を事前にスクショしておくこと。 レンタカーかバイクがあると動きやすい。 GWと夏は宿の予約を早めに。

伊豆大島への行き方

📍 Googleマップで見る
Access Time
出発地を選ぶと、ここに経路情報が表示されます
鉄道 浜松町駅へ
途中の乗換 2 件を表示
移動 竹芝客船ターミナルへ
元町港へ
移動 伊豆大島へ


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →