竹芝桟橋から船に乗って、約10時間。 たどり着いた先に、あんな海があった。 コシキブルーと呼ばれる色を、写真で見たことがある。 でも実物は、全然違った。 青というより、光そのものだ。 新島は、知る人だけが知る島のままでいる。
新島のおすすめスポット
コシキビーチ|この青に、名前をつけた人は正しかった
島の南端に向かって歩く。
舗装路が途切れて、砂に変わる。
そこで突然、視界が開ける。
コシキブルー。
地元の人がそう呼ぶのが、わかった。
エメラルドでも、ターコイズでもない。
もっと濃くて、もっと透明な青。
海に入ると、足元の砂まで見える。
こんなに透明度の高い海に入ったのは、初めてだ。
夏の週末でも、そこまで混まない。
東京から来た感覚が、どこかへ消えていく。
波は比較的穏やかで、子どもも入っている。
売店はない。
トイレは駐車場の近くに1棟あるだけ。
飲み物は、必ず持っていくこと。
夕方4時ごろ、光の角度が変わる。
海の色がまた、少し違って見える。
1日いても飽きない。
羽伏浦海岸|日本最長級の白砂が、ただ続いている
全長6キロ。
その数字を聞いてもピンとこない。
実際に立って、やっとわかった。
端が見えない。
羽伏浦の白砂は、抜けるように白い。
新島の砂は「コーガ石」という火山岩が砕けたもので、
本土とは成分が違う。
踏むと少しだけきしむ音がする。
ここはサーフィンのメッカだ。
JPSAのプロ大会も開かれる。
波のサイズが安定していて、上級者向けの日も多い。
眺めるだけでも十分だ。
サーファーが波に乗る姿を、砂浜に座ってずっと見ている。
1時間、何もしない。
それが気持ちよかった。
朝7時ごろに行くと、ほぼ誰もいない。
光が柔らかくて、砂の白さが際立つ。
その時間に行けたのは、島に泊まったからだ。
日帰りでは無理な景色がある。
新島ガラス工芸|島の石から、あの青が生まれる
新島にしかない石がある。
コーガ石という白い火山岩。
それを溶かして、ガラスを作る。
新島ガラスアートセンターで、吹きガラス体験をした。
所要時間は約45分、料金は2,500円から。
予約は必須だ。
溶けたガラスは、想像より重かった。
パイプを吹くと、じわっと膨らんでいく。
コントロールできているようで、全然できていない。
スタッフの手が、自然に添えられた。
怒らない。急かさない。
「いいですよ、もう一回」と言ってくれる。
仕上がったのは小さなグラス。
コーガ石由来の乳白色が、うっすら入っている。
海の青とは違う、静かな透明感。
島の素材が、形になっている。
お土産として買ったガラス製品は3,000円台から。
作ったものは、2〜3時間後に受け取れる。
モデルコース
新島への行き方
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