利島の風景
東京都

利島

離島自然

Photo by ゆうき315 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

離島歴史を辿る自然と過ごす1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と東京に泊まるのがおすすめ

船が港に近づくにつれ、島全体が緑に覆われているのがわかる。 ここは東京から南へ約140km。 でも、そんな数字はすぐに忘れる。 椿の香りと、波の音と、ほとんど誰もいない道。 利島には、そういう静けさがある。

東京都に属しながら大島の南に浮かぶ利島は、島全体を覆う椿林で知られる。冬から春にかけて宮塚山の斜面が赤い花で染まり、搾りたての椿油の青みがかった香りが島の風に混ざって漂う。人口300人に満たない小さな集落には余分なものが何もなく、利島港に降り立った瞬間から静寂が旅人を包み込む。潮流が速い周囲の海は透明度が高く、磯の岩に打ち寄せる波の白さと深いブルーのコントラストが目に焼きつく。伊豆諸島の中でも特に手つかずの自然が残る、孤高の離島だ。

Best Season
椿を見るなら1月末〜3月。海の透明度を楽しむなら7〜9月。どの季節も観光客が少ないのが利島の最大の魅力だ。
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1泊おすすめ
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利島のおすすめスポット

01
椿林|島全体が、1月から3月だけ甘く匂う

椿林|島全体が、1月から3月だけ甘く匂う

利島の面積の約8割が椿林だと聞いて、最初はピンとこない。

実際に林の中に入って、やっとわかった。

頭上がずっと椿で覆われている。

足元には落ちた赤い花が積もっている。

踏むのがもったいなくて、少し端を歩いた。

島で生産される椿油は年間約3〜4トン。

国内シェアのかなりの割合を占めるらしい。

それだけの量が、この小さな島から出ている。

1月下旬から3月が見頃だ。

午前中に訪れた方がいい。

光が林の中に差し込んで、赤と緑のコントラストが強くなる。

観光客は少ない。

静かすぎて、自分の足音が気になった。

そのくらい、誰もいない。

■ 椿林 住所:東京都利島村(島内各所に広がる) 入場料:無料 見頃:1月下旬〜3月上旬 ※遊歩道あり。滑りやすい箇所があるため、スニーカー以上の靴を推奨
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02
宮塚山|標高432m、頂上で一人になる感覚

宮塚山|標高432m、頂上で一人になる感覚

「登山、というほどじゃないよ」と乗船前に言われた。

実際は、なかなかきつかった。

登山口から頂上まで約1時間半。

途中から道が細くなる。

椿の枝が顔に当たる場所もあった。

標高432m。

それほど高くない。

でも、頂上に出た瞬間の景色は別だ。

360度、海。

大島が見える。

新島も見える。

天気がよければ富士山まで見えると地元の人が言っている。

その日は少し霞んでいたけれど、それでも十分だ。

頂上に着いたのは朝9時ごろ。

ほかに誰もいない。

風がずっと吹いている。

30分くらい、ただそこに立っている。

スニーカーでも登れるが、雨の翌日は泥が深い。

長靴があると助かった。

■ 宮塚山 住所:東京都利島村 標高:432m 登山口:利島港から徒歩約20分 所要時間:往復約3時間(休憩含む) 入山料:無料 ※飲料水は港周辺で調達しておくこと。頂上付近に自販機なし
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03
利島港|島の玄関口で、時間の流れが変わる

利島港|島の玄関口で、時間の流れが変わる

東京・竹芝桟橋から高速ジェット船で約2時間。

大型船だと約7時間かかる。

どちらにしても、着いた瞬間は同じだ。

港が小さい。

本当に小さい。

商店が1軒、宿が数軒。

それで島の中心部はほぼ全部だ。

驚いたのは、波が高いと船が欠航すること。

利島は外洋に面した港しかない。

うねりに弱い。

実際、1泊の予定が2泊になった人を宿で見かけた。

帰りの船の時間は必ず前日に確認した方がいい。

アプリ「東海汽船」で運航状況がわかる。

港の近くに小さな浜がある。

遊泳禁止ではないが、流れが強い。

足を浸けるくらいがちょうどよかった。

透明度は、信じられないくらい高かった。

■ 利島港(利島村観光協会) 住所:東京都利島村 アクセス:竹芝桟橋より高速ジェット船で約2時間/大型客船で約7時間 運賃:高速ジェット船 片道約6,500円〜(時期により変動) 問い合わせ:東海汽船 03-5472-9999 URL:https://www.tokaikisen.co.jp/
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モデルコース

Day Trip 7:30竹芝発ジェット船→9:45利島着→椿林散策→宮塚山→港周辺で昼食→14:30発ジェット船→16:45竹芝着。天候注意。
1 Night 1日目:午後着→利島港→椿林散策→宿泊(民宿1泊2食付き約12,000円〜)。2日目:早朝に宮塚山登山→頂上から絶景→下山後、港近くの海で休憩→午後の船で帰路へ。
Travel Tips 欠航リスクがあるので、帰りの便は余裕を持って設定した方がいい。 島内に飲食店はほぼない。 宿の夕食・朝食付きプランが現実的だ。 現金しか使えない場面が多いので、多めに用意しておくこと。

利島への行き方

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Access Time
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鉄道 利島港へ


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