奄美大島から船で20分。 そこにある島の名前を、知らない人がまだ多い。 加計呂麻島。 バスは1日数本。 コンビニも信号もない。 なのに、なぜか「また来たい」と思ってしまう。 手つかずの海と、時間の流れ方が、ここだけ違う。
加計呂麻島のおすすめスポット
諸鈍長浜|誰もいない1kmの浜で、時間を忘れた
集落を抜けると、突然ひらける。
白い砂浜が、ただまっすぐに続いている。
全長約1km。
そして誰もいない。
本当に、誰も。
訪れたのは10月の午後2時ごろ。
太陽がまだ高くて、砂が足の裏に熱かった。
サンダルを脱いで歩いた。
そのまま30分、ぼーっとしている。
波の音しか聞こえない。
余分なものが、全部削ぎ落とされていく感じ。
SNS映えとかじゃなくて、ただここにいたかった。
駐車場は無料。
トイレもあるが、売店はない。
飲み物は必ず持参したほうがいい。
帰りのバスまで2時間あったけど、足りない。
デイゴの並木道|映画の撮影地が、ただの道に見えない理由
諸鈍集落の中心に、その並木道はある。
デイゴの木が、道の両脇にずらりと並んでいた。
樹齢数百年とも言われる古木たち。
幹のごつごつした感じが、ただごとじゃない。
映画「男はつらいよ」のロケ地として知られるが、
そんな知識なしでも、足が止まる。
春、3月下旬から4月にかけて真っ赤な花が咲く。
その時期に来た友人の写真を見て、後悔した。
次は絶対に春に来ると決めた。
訪れたのは花のない時期だったけど、
木の存在感だけで十分だ。
観光地っぽい整備はされていない。
それが逆に、いい。
静かな集落の中にある、生きた時間みたいな場所だ。
サンゴ礁の海|シュノーケルで顔をつけた瞬間、声が出た
加計呂麻の海は、透明度が違う。
島の南側、実久(さねく)海岸に向かった。
水面から見ただけで、底のサンゴが見えている。
シュノーケルセットは古仁屋のショップで
1日レンタル1,500円ほど。
顔をつけた瞬間、マスクの中で「うわっ」と声が出た。
サンゴの密度が、思っていたより全然多い。
魚の種類もいちいち知らないけど、カラフルな魚が普通にいる。
遊泳エリアに監視員はいない。
自己責任の海。
だから逆に、静かで自由だ。
水温は10月でも26度前後あって、
ウェットスーツなしでも全然入れた。
ただし、サンゴを踏まないようにマリンシューズは必須。
持っていかなかったのを、現地で後悔した。
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加計呂麻島への行き方
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