釜石の風景
岩手県

釜石

歴史自然

三陸の海は、やさしくない。 そのことを、釜石に来て初めて理解した。 根浜の砂浜に立って、橋野の山を歩いて、大観音の足元から海を見下ろして。 ここには、きれいごとじゃない歴史と自然がある。 それでも、また来たいと思わせる場所だ。

Best Season 7月〜8月は根浜海岸の海水浴シーズン。 紅葉が美しい10月は橋野の山が見どころ。 冬は橋野が閉館するので注意。

釜石のおすすめスポット

01

根浜海岸|静かすぎる浜辺で、波の音だけが鳴っている

夏でも人が少ない。

それが、根浜の第一印象だ。

白い砂浜が弧を描いて、その向こうに三陸の海が広がっている。

水は透明度が高くて、晴れた日は底が見えるほどだ。

砂に足を踏み入れると、きめが細かくて驚いた。

これほどの浜が、ほとんど貸し切り状態。

正直、もったいない。

ただ、ここに来たら必ず「根浜海岸 津波到達点」の標識を見てほしい。

2011年3月、この場所も波にのまれた。

今は松林が整備されて、キャンプ場も再開している。

夕方5時を過ぎると西日が海面を染める。

その色が、異様に美しかった。

美しいという感情と、複雑な気持ちが同時に来た。

そういう場所だと思って来たほうがいい。

■ 根浜海岸 住所:岩手県釜石市鵜住居町根浜 入場料:無料 キャンプ場:1区画2,000円〜(要予約・シーズン営業) 駐車場:無料 アクセス:JR釜石線・三陸鉄道「鵜住居駅」から徒歩約20分
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02

橋野鉄鉱山|山の中に、幕末の産業革命が眠っている

正直、ここまで来るのが面倒だ。

釜石駅から車で約30分。

山道を走って、着いたらインフォメーションセンターで説明を受ける。

でも、高炉跡を目の前にした瞬間、思わず声が出た。

石積みの炉が3基、山の斜面にひっそりと立っている。

1858年、ここで日本初の洋式高炉による鉄の製造が行われた。

明治でも大正でもなく、幕末の話だ。

観光地っぽい演出はほとんどない。

案内板と、石と、森の静けさだけがある。

ガイドさんと一緒に回るのをすすめる。

料金は無料で、1時間ほどかけて解説してくれる。

これが想像以上に面白い。

世界遺産登録は2015年。

でも訪れる人はまだ少ない。

だからこそ、今のうちに来てほしいと思う場所だ。

■ 橋野鉄鉱山インフォメーションセンター 住所:岩手県釜石市橋野町1-1 入場料:無料 開館時間:9:00〜16:30 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)・12月〜3月冬季閉館あり ガイドツアー:無料(要予約推奨) 駐車場:無料
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03

釜石大観音|48.5メートルの存在感。海を背負って立っている

遠くから見えた時点で、スケールがわからなくなった。

高さ48.5メートル。

丘の上に立っているから、実際よりずっと大きく見える。

観音様の胎内は、ほぼ博物館になっている。

入場料500円で、最上部の宝珠まで登れる。

階段を上りながら、各フロアに仏像や展示物が並んでいる。

ごちゃごちゃしていると言えばそうだが、これはこれで昭和の参詣文化という感じがして悪くない。

宝珠から外に出ると、目の前に釜石湾が広がった。

港と、工場と、海。

そのシルエットが、なぜか絵になる。

風が強かった。

手すりをつかみながら、しばらく海を見ている。

初詣やお盆には地元の人でにぎわうらしい。

でも平日の午後は静かだ。

ほぼ独り占めで、この景色を見ている。

■ 釜石大観音 住所:岩手県釜石市大平町3-9-1 入場料:大人500円、中高生300円、小学生200円 開館時間:8:30〜17:00(季節により変動あり) 定休日:不定休 駐車場:無料 アクセス:JR釜石駅から車で約5分、タクシー利用が便利
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モデルコース

Day Trip 9:00 釜石大観音→11:00 橋野鉄鉱山(ガイドツアー込み)→13:30 市内で海鮮ランチ→15:00 根浜海岸で夕方まで。移動は車推奨。
1 Night 1日目:釜石大観音→根浜海岸(夕景)→市内泊。2日目:朝食に釜石ラーメン→橋野鉄鉱山(午前中に見学)→三陸鉄道で沿岸景色を楽しみながら帰路。鉄道旅との組み合わせが気持ちいい。
Travel Tips レンタカーがないと橋野鉄鉱山へのアクセスがきつい。 釜石駅周辺にレンタカー店あり。 三陸の天気は変わりやすいので、カッパは必携。 海鮮を食べるなら「釜石魚河岸にぎわい館」が朝9時から開いている。

釜石への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約4時間
水戸から 約4時間45分
前橋から 約5時間
高崎から 約5時間
甲府から 約5時間30分
鉄道 釜石駅へ

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