東京から30分。 なのに、街の空気がまるで違う。 海の匂いがして、建物に歴史があって、 どこを歩いても絵になる。 横浜は「都市」と「港町」が、 ちょうどいい具合に混ざっている。 グルメも、景色も、 一日では絶対に足りない。
横浜のおすすめスポット
みなとみらい21|夜景より、昼の景色のほうが刺さった
「みなとみらいは夜でしょ」。
実際に昼間に歩いてみたら、全然違った。
ランドマークタワーの展望台は地上273m。
エレベーターで69階まで上がる時間、わずか40秒。
耳がちょっと痛くなる。
料金は大人1,000円。
海と、造船ドックの跡と、遠くに富士山が見える。
その構図が、なぜかじんと来た。
下に降りて、ぷかりさん橋まで歩いた。
風が強くて、帽子を押さえながら歩く感じが
妙に心地よかった。
コスモワールドの観覧車は夜に乗った。
1周約15分、大人700円。
高さ112.5mから見る夜景は、
正直、息が止まるか。
横浜中華街|食べ歩きより、座って食べるほうが正解だ
中華街に来たのは、3回目だ。
初めて来たとき、食べ歩きだけで終わった。
2回目も同じ。
今回は、ちゃんと店に入った。
ランチで入った「聘珍楼」、飲茶のコースが3,500円。
値段を見て一瞬躊躇した。
頼んで、正解だ。
エビ餃子、チャーシューまん、腸粉。
一皿ずつ出てくるたびに声が出た。
「これ、ちゃんとしてる」という感じ。
食後に街をぶらぶらした。
600メートルほどの通りに、店が500軒以上ある。
それでも、昼過ぎには人でぎゅうぎゅうになる。
穴場は開門の10時ごろ。
人が少なくて、写真が撮りやすい。
上海焼小籠包を並ばずに買えた。
1個120円、熱々でジューシーだ。
山下公園|海を見ながら、何もしない時間があった
山下公園は、観光地というより、
「ちょっと休む場所」だ。
全長約700メートルの海沿いの公園。
ベンチに座って、コーヒーを飲んだ。
それだけで30分過ぎた。
赤い靴の女の子の像の前で、
小学生の女の子が写真を撮っている。
その横で、老夫婦が並んで海を見ている。
なんか、いい景色だ。
港に停泊している「氷川丸」は、
日本郵船が運航していた貨客船。
1930年に建造されたらしい。
見学料は大人300円だ。
船内に入ると、古い木の匂いがした。
一等食堂の椅子に座ってみた。
当時の乗客は、ここから何を見ていたんだろう。
そういう時間が、横浜にはある。
横浜赤レンガ倉庫|建物に目が行って、中に入るのを忘れそうになった
赤レンガ倉庫は、外から見たほうが好きだ。
1913年築の倉庫が、
今はショップとレストランになっている。
外壁の赤茶色のレンガが、
夕方の光を受けると、
深みのある色に変わる。
その瞬間をたまたま見た。
歩きながら振り返ったら、そこにあった。
カメラを取り出すのが、ちょっと遅かった。
1号館は展示スペースで、2号館がショップとレストラン。
2号館の2階に上がると、テラスから海が見える。
そこで飲んだ横浜ビール(IPA、980円)が、
おかしいくらい旨かった。
夜はライトアップされる。
赤レンガが夜の光で浮かび上がる様子は、
「港町・横浜」という言葉の意味が
やっと体に入ってくる感じがした。