鹿島の風景
佐賀県

鹿島

酒蔵歴史街歩き

Photo by ja:User:Sanjo / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

歴史を辿る寺社めぐり街歩き日帰り最適1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と

有明海に面した小さな城下町、鹿島。 観光地として大きく名が売れているわけじゃない。 でもそこには、杉玉が揺れる酒蔵の路地があって、 千年近い歴史を刻む神社があって、 潮の匂いがする古い港町がある。 派手さはない。 ただ、歩くたびに何かを発見する。 そういう旅が好きな人に、鹿島はじわじわと効いてくる。

有明海に面した小さな城下町、鹿島。観光地として大きく名が売れているわけじゃない。でもそこには、杉玉が揺れる酒蔵の路地があって、千年近い歴史を刻む神社があって、潮の匂いがする古い港町がある。派手さはない。ただ、歩くたびに何かを発見する。そういう旅が好きな人に、鹿島はじわじわと効いてくる。肥前浜駅は無人駅。レンタサイクルが駅近くで借りられる(1日500円〜)。酒蔵と浜中町は自転車でちょうどいい距離感。祐徳稲荷は休日の午前中が混む。平日の午後が静かでおすすめ。

Best Season
3月の酒蔵ツーリズム期間が最もにぎわう。 干潟の生き物を見るなら5〜9月の干潮時がいい。 紅葉の10〜11月は祐徳稲荷の境内が静かで美しい。
Stay
日帰り可能 ・1泊おすすめ
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鹿島のおすすめスポット

01
鹿島酒蔵ツーリズム|路地の奥から、酒の匂いがした

鹿島酒蔵ツーリズム|路地の奥から、酒の匂いがした

鹿島の中心部に足を踏み入れると、すぐ気づく。

町が、酒と一緒に生きているということに。

肥前浜宿の一角に酒蔵が軒を連ねている。

五軒ほどが近い距離に集まっていて、

歩いて回れるのが正直ありがたかった。

毎年3月に開催される酒蔵ツーリズムは、

普段は入れない蔵の中まで開放される。

仕込み水を触らせてもらったとき、ひんやりと冷たかった。

その水が、あの酒になるのか。

試飲チケットは1,500円で5枚綴り。

甘口から辛口まで、蔵ごとに全然違う顔を持っている。

3杯目あたりで、ほんのり顔が熱くなった。

イベントなしの時期でも、直売所は開いている蔵が多い。

「今年の新酒入ってますよ」と声をかけてくれたおじさんが、

蔵の歴史を20分くらい話してくれた。

そういう時間が、鹿島の旅では普通に起きる。

■ 鹿島酒蔵ツーリズム 住所:佐賀県鹿島市浜町(肥前浜宿周辺) 酒蔵ツーリズム開催:毎年3月上旬〜中旬 試飲チケット:1,500円(5枚綴り) 通常営業:各蔵により異なる(直売所は随時営業が多い) アクセス:JR肥前浜駅から徒歩3分
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02
祐徳稲荷神社|階段を上るたびに、赤が深くなっていく

祐徳稲荷神社|階段を上るたびに、赤が深くなっていく

日本三大稲荷のひとつ、と聞いている。

でも実際に行くまで、規模がまったく想像できない。

鳥居をくぐると、朱塗りの楼門が現れる。

高さは17メートルあるらしい。

見上げた瞬間、思わず声が出た。

本殿まで続く石段は約200段。

きつい、とは聞いている。

実際きつかった。

でも振り返るたびに境内の全景が広がって、

有明海がうっすら見えて、立ち止まるたびに得をした気分になった。

奥之院まで足を伸ばすなら、さらに山道を20分ほど歩く。

そこまで来ると人がぐっと少なくなる。

木々の間から差し込む光と、静かな空気だけがある。

参拝の後は、門前の通りで稲荷ずしと甘酒を食べた。

稲荷ずしは1個130円。

甘すぎず、ちょうどよかった。

そのまましばらく、石段に座って境内を眺めた。

そういう時間があってもいい。

■ 祐徳稲荷神社 住所:佐賀県鹿島市古枝乙1855 TEL:0954-62-2151 参拝:自由(24時間) 楼門・本殿内拝観:境内自由 宝物館:大人200円 アクセス:JR肥前鹿島駅からバスで約10分、「祐徳神社」下車すぐ
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03
浜庄津町浜中町|潮の匂いがする、時間の止まった路地

浜庄津町浜中町|潮の匂いがする、時間の止まった路地

正直、最初は地図を見て迷った。

「浜庄津町浜中町」という長い地名が、どこを指すのかよくわからない。

たどり着いたのは、有明海沿いの古い集落だ。

江戸時代の港町の名残が、そのまま残っている。

なまこ壁の土蔵、石畳の路地、古い商家の軒先。

観光のために整備された感じがしない。

そこがよかった。

住んでいる人の生活と、歴史が混ざり合っている。

洗濯物が干してあったり、猫が塀の上で寝ていたり。

カメラを向けると、なんだか申し訳ない気もした。

干潮の時間を調べて行くといい。

有明海の干潟がすっかり現れる。

水平線まで続くような泥の海は、見たことのない景色だ。

干潟の上をムツゴロウが跳ねているのが、肉眼でも見える。

夕方に訪れたら、空がオレンジに染まった。

その色が干潟に映っている。

1時間くらい、ただ立っている。

■ 浜庄津町浜中町(肥前浜宿 浜中地区) 住所:佐賀県鹿島市浜町 散策:自由(無料) 干潮時間:事前に潮見表を確認推奨 アクセス:JR肥前浜駅から徒歩5〜10分 ※干潟観察は干潮前後2時間がベスト
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モデルコース

Day Trip 10:00 祐徳稲荷神社参拝 → 13:00 浜庄津町浜中町で干潟と街歩き → 15:00 肥前浜宿の酒蔵めぐりと試飲 → 17:00 解散
1 Night 1日目:祐徳稲荷神社 → 浜中町散策 → 夕景の有明海/宿泊(鹿島周辺の温泉旅館)。2日目:酒蔵ツーリズム・肥前浜宿を朝からじっくり。昼は門前グルメで締め。
Travel Tips 肥前浜駅は無人駅。 レンタサイクルが駅近くで借りられる(1日500円〜)。 酒蔵と浜中町は自転車でちょうどいい距離感。 祐徳稲荷は休日の午前中が混む。 平日の午後が静かでおすすめ。

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