熊本県

菊池

温泉渓谷自然歴史寺社

熊本市内から車で1時間もかからない。 なのに、着いた瞬間に空気が変わる。 冬の菊池は、静かだ。 観光客でごった返すこともなく、 温泉の湯気だけが白く立ちのぼっている。 渓谷、神社、温泉。 この三つが、ぎゅっと凝縮された町。 派手さはない。でも、なぜかまた来たくなる。

Best Season 冬(12〜2月)は人が少なく、渓谷の水が最も透き通る。 紅葉の11月は混雑するが、神社と渓谷の景色は別格。 夏は渓谷の緑と涼しさが目当てなら7〜8月がいい。

菊池のおすすめスポット

01

菊池渓谷|冬だからこそ、水の青さが刺さる

正直、冬に渓谷へ行くとは思っていない。

夏の避暑地というイメージが強くて。

でも、1月に足を運んで、考えが変わった。

人がいない。

ほとんど貸し切りに近い状態で、

約4kmの遊歩道を歩ける。

水の透明度が、異常なほど高い。

夏は緑に目を奪われて気づかないだが、

冬は周囲がモノトーンになる分、

水の青と白が際立って見える。

「観音滝」に近づいたとき、

飛沫が顔に当たった。

冷たい。体温が一気に下がる感覚。

でも不思議と、その瞬間がいちばん気持ちよかった。

駐車場から遊歩道入口まで徒歩5分ほど。

足元は滑りやすいので、スニーカーより

トレッキングシューズが正解だ。

所要時間は1時間半あれば十分まわれる。

入場料は大人300円。

■ 菊池渓谷 住所:熊本県菊池市原4608-1 入場料:大人300円、小学生150円 開園時間:8:30〜17:00(季節により変動あり) ※冬季は積雪・凍結による閉鎖あり。訪問前に要確認。
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02

菊池神社|南北朝の記憶が、石段の上に残っている

菊池氏という名前を、正直よく知らない。

南北朝時代に後醍醐天皇側について戦った一族。

それくらいの知識で石段を上り始めた。

石段は約100段。

冬の朝、9時前に着いたら誰もいない。

落ち葉が踏まれずに積もったまま。

その上を一人で歩く感覚は、少し異様で、少し心地よかった。

拝殿に着いて、正面から見たとき、

「古い」ではなく「重い」という言葉が浮かんだ。

明治時代の創建だから、そこまで古くはない。

でも、祀られている人たちの時代が重くのしかかってくる。

境内には宝物館もある。

入館料200円で、菊池氏にまつわる甲冑や古文書が見られる。

30分もあれば見終わるが、

ここで予習してから神社を振り返ると、

石段の景色が少し変わって見える。

■ 菊池神社 住所:熊本県菊池市隈府1257 参拝料:無料 宝物館:大人200円、小中学生100円 参拝時間:自由(宝物館 9:00〜17:00)
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03

菊池温泉|夜の湯に、観光客は誰もいない

菊池温泉は「美人の湯」という触れ込みが多い。

そういうコピーは少し疑って入った。

pHは9.2のアルカリ性。

たしかに、湯から上がった肌がぬるっとする。

しっとりというより、コーティングされた感じに近い。

泊まったのは温泉街の宿。

夕食後、21時すぎに露天風呂へ。

外気温は4度くらいだ。

ほぼ独り占めだ。

湯温は42度前後。

冬の夜にこの温度は、ちょうどいい。

顔だけ冷たい風にさらして、

体は熱い湯の中という状態が続く。

長くて40分は動けない。

日帰り入浴できる施設もある。

「菊池市七城温泉ドーム」は大人520円。

温泉街から車で15分ほどかかるが、

地元の人が多くて、観光地感がない。

それが、逆によかった。

■ 菊池温泉(温泉街) 住所:熊本県菊池市湯口 日帰り施設:各施設により異なる(400〜600円程度) ※「菊池市七城温泉ドーム」大人520円、10:00〜21:00、火曜定休
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モデルコース

Day Trip 9:00 菊池渓谷(1.5h)→ 11:00 菊池神社・宝物館(1h)→ 12:30 市内でランチ → 14:00 日帰り温泉 → 16:00 帰路
1 Night 1日目:菊池渓谷(午前)→ 菊池神社(午後)→ 温泉宿チェックイン・夕食・夜の露天風呂。2日目:朝風呂 → 朝市や道の駅でお土産 → 阿蘇方面へ足を延ばすか、熊本市内へ戻る。
Travel Tips 渓谷は冬季に閉鎖されることがある。 必ず前日に公式サイトか電話で確認を。 温泉宿は週末だと混む。 平日なら格段に空いていて、料金も安い宿が多い。 駐車場はどのスポットも無料で広い。

菊池への行き方

ICカード利用可
Access Time
福岡から 約1時間50分
下関から 約2時間20分
佐賀から 約2時間20分
東京から 約2時間40分
大阪から 約2時間40分
航空 阿蘇くまもと空港へ
移動 熊本駅へ

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