北大東島の風景
沖縄県

北大東島

秘境自然

那覇から飛行機で約1時間。 なのに、降り立った瞬間に「遠くに来た」と感じる島がある。 北大東島。 人口600人に満たない、太平洋に浮かぶ孤島だ。 リゾートでも、インスタ映えでもない。 ただ、圧倒的な「本物」がここにある。

Best Season 4〜6月が最もいい。 台風シーズン前で、気温も落ち着いている。 夏は暑さが本格的になり、秋は台風リスクが高い。 冬は風が強く、欠航が増える。

北大東島のおすすめスポット

01

北大東空港|滑走路の端に、海しかない

飛行機が着陸する直前、窓の外が海しか見えない。

ぎりぎりまで海。そして滑走路。

那覇空港から約55分。

プロペラ機のエンジン音がうるさいくらいで、席は16席しかない。

降りてわかった。

ターミナルが、小さい。

というか、ほぼ待合室1部屋だ。

バゲージクレームなんてない。

荷物はそのままカートで運ばれてくる。

それが、なぜか心地よかった。

余計なものが全部ない。

レンタカーは空港で借りられる。

軽自動車が1日3,000円前後。

島を1周しても約10kmしかない。

1時間もあれば一周できるサイズだ。

でも、そこら中で車を停めたくなる景色がある。

だから1日じゃ足りない気がした。

■ 北大東空港 住所:沖縄県島尻郡北大東村 RAC(琉球エアコミューター)が那覇から1日1〜2便運航 片道運賃:約15,000〜22,000円(時期により変動) レンタカー:島内数社あり、1日2,500〜4,000円程度
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02

燐鉱石貯蔵庫跡|廃墟が、島の歴史を語る

港のそばに、巨大なコンクリートの廃墟が立っている。

草木に半分飲み込まれて、それでも堂々と残っている。

20世紀初頭、北大東島は燐鉱石の採掘で栄えた島だ。

肥料の原料になるこの石を掘り出すために、多くの労働者が渡ってきた。

最盛期には2,000人以上が暮らしていたという。

今、その痕跡がこの貯蔵庫跡として残っている。

内部に入ると、天井が高い。

光が差し込んで、廃墟なのに美しかった。

誰も整備していない。

柵もない。

観光地化されていない分、生々しい。

島の人に聞いたら、「ここで遊んで育ったよ」と言っている。

そのひと言で、廃墟が急に「場所」になった気がした。

入場は無料。

時間を忘れてぼんやりしてしまう場所だ。

■ 燐鉱石貯蔵庫跡 住所:沖縄県島尻郡北大東村 入場料:無料 見学時間:自由(日中推奨) ※足元が悪い箇所あり。サンダル不可
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03

ジャネーガマ|洞窟の中に、海の時間が流れている

島の北側に、海食洞がある。

ジャネーガマ、と地元では呼ぶ。

「ガマ」は沖縄の言葉で洞窟のこと。

草をかき分けた先に、突然口が開いている。

中に入ると、ひんやりとした空気がくる。

目が慣れてくると、天井から光が落ちている。

波が届いてきている。

ドン、ドンと低い音で。

洞窟の奥に海が続いているのだ。

案内板なんてほぼない。

スマホの地図も怪しい。

島の人に「ジャネーガマ行きたい」と言ったら、手書きで地図を描いてくれた。

そのやり取りも含めて、旅だ。

観光スポットとして整備されているわけじゃない。

でも、だからこそ、見つけた感じがした。

足元はゴツゴツした珊瑚岩。

スニーカーは必須だ。

夕方に行ったら、光の角度が最高だ。

■ ジャネーガマ 住所:沖縄県島尻郡北大東村(北部海岸沿い) 入場料:無料 見学時間:自由(干潮時推奨、夕方の光が美しい) ※案内板が少ないため、島の人や宿に場所を確認してから向かうこと
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モデルコース

Day Trip 那覇発の早朝便で到着→レンタカーで島を一周→燐鉱石貯蔵庫跡→ジャネーガマ→港周辺で昼食→北大東空港から那覇へ戻る
1 Night 1日目:到着後レンタカーで一周→燐鉱石貯蔵庫跡→ジャネーガマ→集落で夕食・島酒を飲む。2日目:早朝の海を眺める→北大東空港へ。島の空気を体に入れてから帰る
Travel Tips 宿は数軒しかなく、繁忙期はすぐ埋まる。 最低1ヶ月前には予約を。 食堂も少ないので、営業時間を事前確認。 天候次第で欠航もある。 帰りの便は余裕を持ったスケジュールにしておくのが鉄則だ。

北大東島への行き方

Access Time
東京から 約3時間
大阪から 約3時間
福岡から 約3時間
名古屋から 約3時間35分
高松から 約4時間30分
航空 北大東空港

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