高知県

いの町

自然歴史

高知市内から車で30分も走れば、急に景色が変わる。 山が迫って、川が光を帯びて、空気がひんやり湿ってくる。 ここがいの町。 和紙の里として千年以上続いた町は、今も静かに、でも確かに生きている。 観光地然としていないのが、むしろいい。

Best Season 5〜6月と9〜10月が動きやすい。 仁淀ブルーは雨が少なく晴天が続いた日の翌日が最も美しい。 真夏のカヌーも最高だが、熱中症対策は忘れずに。

いの町のおすすめスポット

01

土佐和紙工芸村QRAUD|紙を漉いた手の感触が、夕方になっても残っている

国道沿いにひっそり現れる施設。

正直、外観だけでは何があるか想像しにくい。

でも中に入ると、空気が違う。

職人さんが実演している和紙漉きは、見ているだけでも面白いが、体験がすごかった。

料金は1,200円から。

所要時間は約45分。

木の枠を水に沈めて、ゆっくり引き上げる。

その瞬間、紙の「膜」が生まれる。

たったそれだけなのに、感動してしまった。

千年前の人も同じ動作をしていたのかと思うと、手がじわっと熱くなった。

体験後は土産コーナーへ。

染め紙や和紙雑貨が並んでいる。

ポストカード1枚からでも買えるので、財布に優しい。

ただし営業時間は17時まで。

午前中に訪れることをすすめたい。

■ 土佐和紙工芸村QRAUD 住所:高知県吾川郡いの町鹿敷1226 営業時間:9:00〜17:00(火曜定休) 和紙漉き体験:1,200円〜 TEL:088-892-1001
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02

仁淀川カヌー体験|あの青さは、写真では絶対に伝わらない

「仁淀ブルー」という言葉を知っていても、現地で川を見下ろした瞬間に声が出た。

カヌー体験は地元ガイドと一緒に行く。

所要時間は約2〜3時間、料金は7,000円前後。

予約必須なので事前確認は必ず。

乗り込んだら最初の10分はパドルに慣れるのに必死。

でも慣れてしまえば、あとはひたすら川の真ん中を漂う。

水が透明すぎて深さがわからない。

川底の石の色まで見える。

エメラルドというより、もっと澄んだ、名前のない青。

途中で川岸に上陸して休憩する時間もあった。

ガイドさんが「雨の翌日は色が変わる」と教えてくれた。

何度でも来たくなる仕掛けが、ちゃんとある。

子どもから大人まで参加できるコースが多い。

夏の午前中の光の中で漕ぐのが、一番きれいだ。

■ 仁淀川カヌー体験(各種ツアー会社) 集合場所・料金は会社により異なる 目安料金:6,000〜8,000円/人 所要時間:約2〜3時間 要予約・季節営業あり 問い合わせ先:仁淀川観光情報センター等
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03

いの紙の博物館|展示より、あの匂いが忘れられない

入口を入った瞬間、かすかに紙と水の匂いがした。

それだけで、ここが生きた博物館だとわかった。

入館料は400円。

安い。それに見合わない密度がある。

土佐和紙の歴史は奈良時代に遡る。

藩政時代には幕府への献上品だったと知って、少し驚いた。

展示は古い道具や製造工程の模型が中心。

難しすぎず、子どもと一緒でも楽しめる内容だ。

ただ、個人的に刺さったのは昔の職人の写真。

川の中に入って紙を漉いている、真冬の白黒写真。

「寒かったろうな」という一言が口から出てきた。

見学の所要時間は約60分あれば十分。

でも気になる展示に引っかかっていると、あっという間に2時間が過ぎる。

QRAUDでの体験と組み合わせると、和紙への理解が一気に深まった。

■ いの紙の博物館 住所:高知県吾川郡いの町幸町110-1 営業時間:9:00〜17:00(月曜定休) 入館料:400円(大人)、200円(小中学生) TEL:088-893-0886
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モデルコース

Day Trip 9:00 いの紙の博物館 → 11:00 土佐和紙工芸村QRAUD(漉き体験)→ 13:00 昼食 → 14:30 仁淀川カヌー体験 → 17:00 解散
1 Night 【1日目】いの紙の博物館 → QRAUD体験 → 仁淀川沿いの宿に宿泊。夕食は地元の川魚料理を。 【2日目】早朝の仁淀川カヌー体験 → 周辺の道の駅立ち寄り → 高知市内へ
Travel Tips 仁淀川カヌーは夏の週末は予約が早々に埋まる。 1ヶ月前には押さえておきたい。 QRAUDの和紙体験は当日でも空きがあることが多いが、混雑する連休は事前確認が無難。 移動は基本的にレンタカーが前提。

いの町への行き方

ICカード利用可
Access Time
高松から 約1時間35分
大阪から 約3時間5分
福岡から 約3時間35分
下関から 約4時間5分
佐賀から 約4時間5分
鉄道 伊野駅へ

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