甑島の風景
鹿児島県

甑島

離島自然秘境

Photo by Jtrkrjwno / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

ビーチ離島自然と過ごすひとり旅向けカップル向け友達と鹿児島に泊まるのがおすすめ離島の絶景

鹿児島港からフェリーで約3時間。 たどり着いた先に、こんな場所があったのか。 観光地化されていない、ぶっきらぼうなほど本物の自然。 砂浜に人はいない。 海の色に名前がつけられない。 そういう島が、まだ日本に残っている。

鹿児島港からフェリーで約3時間。たどり着いた先に、こんな場所があったのか。観光地化されていない、ぶっきらぼうなほど本物の自然。砂浜に人はいない。海の色に名前がつけられない。そういう島が、まだ日本に残っている。波に削られた断崖、海風の匂い、そして誰もいない静寂。「なかまで」の岩のトンネルを抜けた先で、自分がひどく小さな存在だと気づく。レンタカーは里港近くで借りられる。台数が少ないので必ず事前予約を。フェリーは天候で欠航になることがある。スケジュールに余白を1日作っておくのが鉄則。現金は多めに持参。島内にATMは数か所のみ。

Best Season
5〜6月が最もいい。 梅雨入り前の透明度の高い海と、人の少なさが重なる。 夏は海水浴客が増え、島の静けさが変わる。 冬は欠航リスクが上がるので上級者向け。
Stay
1泊おすすめ ・2泊以上
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甑島のおすすめスポット

01
なかまで|島の台所で、知らないおばちゃんと仲良くなった

なかまで|島の台所で、知らないおばちゃんと仲良くなった

里港から歩いて5分もかからない。

外観は普通の民家みたいで、看板を見なければ通り過ぎる。

引き戸を開けると、厨房からおばちゃんの声が飛んでくる。

「何にする?」

メニューは黒板に手書き。

キビナゴの刺身定食が900円。

これが、正直びっくりするほど旨かった。

水揚げから数時間しか経っていないキビナゴは、臭みがゼロ。

酢味噌につけて食べると、甘みがある。

隣に座った常連らしいおじさんが「島の魚は東京で食うのと別物だろ」と言った。

その通りだ。

昼時は混む。

11時半には到着しておいた方がいい。

観光客向けに気を遣っている感じが全然なくて、それが逆に心地よかった。

島に来たんだなと、箸を置きながら思った。

■ なかまで 住所:鹿児島県薩摩川内市里町里港周辺 営業時間:11:00〜14:00頃(不定休あり) 料金:定食900円〜 ※現金のみ。席数が少ないので早めの来店を推奨
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02
長目の浜|4kmの砂州が、海を三つに切り分けている

長目の浜|4kmの砂州が、海を三つに切り分けている

地図で見たとき、意味がわからない。

実際に来て、やっと理解した。

全長約4kmの細い砂州が、外海と3つの湖(貝池・なまこ池・鍬崎池)を分断している。

その幅、場所によっては数十メートルしかない。

片側は太平洋。

もう片側は穏やかな池。

展望台から見下ろしたとき、声が出ない。

風が強くて、砂が顔に当たった。

それでも動けない。

浜を歩いてみると、波の音が両側から聞こえる。

なんとも奇妙な感覚だ。

足元の砂は白くて細かい。

貝殻が混じっている。

人が2組しかいない。

これだけの景色に、2組。

「秘境」という言葉を安易に使いたくないけど、ここはそう呼んでいい。

夕方16時ごろ、光が斜めになった時間帯が特に美しかった。

■ 長目の浜 住所:鹿児島県薩摩川内市上甑町(上甑島北部) 料金:無料 駐車場:展望台付近に数台分あり ※展望台へは徒歩5分ほどの登り坂あり。サンダルは不向き
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03
甑大明神磐境|崖の先に立つと、神話の話が嘘じゃない気がした

甑大明神磐境|崖の先に立つと、神話の話が嘘じゃない気がした

正直、行くまでが大変だ。

車を止めて、草をかき分けるような細道を歩く。

案内板がひとつあるだけで、整備された感じはほとんどない。

それでも着いた先の光景は、別格だ。

海に向かって突き出た岩盤の上に、巨石が並んでいる。

柵も手すりもない。

足元は崖。

下は東シナ海。

ここが古代の祭祀場だったと聞いても、何も驚かない。

人間の手が入っていない場所に、確かに何かがある感じがした。

理屈じゃなくて、身体がそう言う。

風が強い日だ。

帽子を押さえながら、しばらくそこに立っている。

波の音だけが聞こえる。

観光地として整備されていないのが、むしろ正解だ。

ここに遊歩道を作ったら、違うものになってしまう。

訪れる人が少ないからこそ、今もこの空気が残っている。

■ 甑大明神磐境 住所:鹿児島県薩摩川内市下甑町(下甑島) 料金:無料 ※駐車スペース限られる。足場が不安定な箇所あり。スニーカー以上の履物推奨。雨天・強風時は危険なため訪問を避けること
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モデルコース

Day Trip 串木野港8:00発の高速船→里港着→なかまでで昼食→長目の浜→串木野港行き最終便で帰還。移動が多いので体力に余裕を持って。
1 Night 1日目:串木野港発→里港着→長目の浜→なかまでで夕食→島内宿泊。2日目:早朝に甑大明神磐境→島をゆっくりドライブ→フェリーで帰還。島の朝は静寂が別格。
Travel Tips レンタカーは里港近くで借りられる。台数が少ないので必ず事前予約を。 フェリーは天候で欠航になることがある。 スケジュールに余白を1日作っておくのが鉄則。 現金は多めに持参。島内にATMは数か所のみ。

甑島への行き方

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