南阿蘇の風景
熊本県

南阿蘇

自然

水の音だけが聞こえる場所が、熊本にある。 南阿蘇は、阿蘇山のふもとに広がる静かな高原地帯。 ここには、地面から湧き出た水が、そのまま川になっている場所がある。 冷たくて、透明で、信じられないくらいきれいな水が。 その水を見に、また来たくなる。

Best Season 5〜6月と9〜10月がいい。 夏の暑さに水の冷たさが映える7〜8月もおすすめ。 冬は空気が澄んで水が透き通って見える。どの季節も外れがない。

南阿蘇のおすすめスポット

01

白川水源|湧き出す瞬間を、目で見た

入口から歩いて2〜3分。

木立を抜けると、急に視界が開けた。

池の底から、もくもくと何かが湧いている。

水だ。

砂が舞い上がって、透き通った水がどんどん溢れていく。

その量、毎分60トン。

数字で言われてもピンとこないが、目の前で見るとわかる。

とにかく、すごい量だ。

水温は14度。

夏に来ると手を入れた瞬間、声が出る。

それくらい冷たい。

観光地化されているけれど、水の迫力は本物だ。

柄杓が置いてあって、実際に飲める。

すっきりした、なんの味もしない水。

それがまたよかった。

早朝に来ると、人が少ない。

水の音だけ聞こえる時間は、しばらく動けなくなる。

■ 白川水源 住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川1番地 料金:無料(駐車場200円) 営業時間:24時間(駐車場は8:00〜18:00) アクセス:南阿蘇鉄道「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」から徒歩約15分
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02

高森湧水トンネル|地の底の、ひんやりした世界

ここは、もともと鉄道トンネルを掘っていた場所だ。

工事中に大量の地下水が噴き出して、断念した。

そのトンネルが、今は観光地になっている。

中に入ると、気温が13度くらいまで下がる。

夏に来ると、Tシャツ一枚では正直寒い。

上着を持って行くべきだ。

トンネルの奥まで歩くと、約600メートル。

壁から水が滲み出ていて、そこらじゅうから水音がする。

ライトアップされていて、幻想的な演出もある。

ただ、それより、水が湧き続けているという事実のほうが不思議だ。

出口はない。

一本道を引き返してくるだけ。

なのに、もう一度見たくて、奥まで歩いた。

水が滴る音が、トンネル全体に響いている。

■ 高森湧水トンネル 住所:熊本県阿蘇郡高森町高森1034-2 料金:大人310円、子ども160円 営業時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで) 休業日:不定休(要確認) アクセス:南阿蘇鉄道「高森駅」から徒歩約10分
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03

池の川水源|ひっそり隠れた、地元の水

白川水源より知名度は低い。

でも、だから良かった。

駐車場は小さくて、観光バスは来ない。

地元のおじさんが、ポリタンクに水を汲んでいた。

ここの水を、日常的に使っているらしい。

湧水は、小さな池のように溜まっている。

底が見える。

緑がかった、きれいな青。

水草がゆらゆらと揺れている。

人が少ない分、音がよく聞こえる。

鳥と、水と、風だけ。

5分くらい、ぼーっと見ている。

南阿蘇にはこういう水源がいくつもある。

メジャーな場所だけ回っていると、こういう場所を通り過ぎてしまう。

ここを知ってから、南阿蘇への見方が変わった気がした。

手を入れると、冷たかった。

14度くらい、たぶん。

■ 池の川水源 住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村吉田 料金:無料 営業時間:見学自由 アクセス:南阿蘇鉄道「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」から車で約5分
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モデルコース

Day Trip 9:00 白川水源 → 11:00 池の川水源 → 12:30 高森町でランチ → 14:00 高森湧水トンネル → 16:30 熊本市内へ帰還
1 Night 【1日目】白川水源(早朝)→ 池の川水源 → 阿蘇山周辺でランチ → 高森湧水トンネル → 南阿蘇の温泉宿で宿泊 【2日目】朝の高原を散歩 → 地元の農家カフェでモーニング → 帰路
Travel Tips 水源めぐりは午前中がいい。 光が差し込む角度が、水の色をきれいに見せてくれる。 夏は上着必須。 トンネルの中は本当に寒い。 飲める水源では、ペットボトルを持参すると便利だ。

南阿蘇への行き方

ICカード利用可
Access Time
福岡から 約1時間10分
下関から 約1時間40分
佐賀から 約1時間40分
大分から 約2時間10分
別府から 約2時間20分
航空 阿蘇くまもと空港へ
移動 熊本駅へ

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