徳島県

美波

自然港町

徳島の南端に、静かな港町がある。 観光地として有名なわけじゃない。 でも一度行くと、また戻りたくなる。 ウミガメが産卵に来る海。 山の上に立つ小さな城。 1200年続くお遍路の空気。 そういうものが、ぜんぶ徒歩圏内に収まっている場所が美波だ。

Best Season 6月〜8月はウミガメの産卵シーズンで一番動きがある。 混雑は少なく、海も温かい。 秋は人が減りさらに静かになる。 冬の日和佐もしんとして悪くない。

美波のおすすめスポット

01

大浜海岸|夜8時、砂浜にウミガメが上がってくる

日本三大産卵地のひとつ、と聞いて来た。

でも昼間に見た大浜は、思ったより静かな普通のビーチだ。

白い砂。青い海。人は少ない。

夜が変える。

6月の夜9時すぎ、監視員の方に声をかけてもらって浜に出た。

懐中電灯は禁止。スマホも出せない。

暗闇の中、目が慣れてくると、砂浜に黒い影が見える。

アカウミガメ。体長80センチくらい。

ゆっくり、本当にゆっくり上陸してくる。

息を飲んだ。

産卵シーズンは5月末〜8月。

ただし上陸があるかどうかはその夜次第で、保証はない。

それでも来る価値はある。

観察会は無料で参加できる日もある。

事前に美波町のHPを確認してから行くほうがいい。

■ 大浜海岸 住所:徳島県海部郡美波町日和佐浦 入場料:無料 ウミガメ観察期間:5月下旬〜8月(夜間) アクセス:JR日和佐駅から徒歩約15分
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02

日和佐城|5分で登れる山城に、海が広がっている

正直、期待値は低かった。

再建された小さな城、というのは全国にある。

それでも「せっかくだから」と山道を登ってみた。

5分かからない。

天守閣に上ると、大浜海岸と太平洋が目の前に広がった。

これが来た理由になった、というより来てから気づいた。

360度に広がる景色。

高さは低い分、海が近い。

手が届きそうな距離に青が広がっている。

入場料は200円。

観光客は少なく、貸し切り状態だ。

天守内には郷土資料が展示されている。

そちらよりも、窓の外ばかり見ている。

朝一番、9時に来るのがいい。

光の向きで海の色が変わる。

あの朝の青は、午後には出ない色だ。

■ 日和佐城 住所:徳島県海部郡美波町奥河内字城山1 入場料:200円 開館時間:9:00〜17:00(月曜休館) アクセス:JR日和佐駅から徒歩約15分
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03

薬王寺|108段の階段を、お金を置きながら登る

四国八十八か所の23番札所。

弘法大師ゆかりの寺、という説明は後でいい。

まず階段の話をしたい。

厄坂と呼ばれる石段が3つある。

女厄坂33段、男厄坂42段、還暦厄坂61段。

1段ごとに1円玉を置きながら登る習わしがある。

それを知らずに来て、前を歩くお遍路さんを見て初めて知った。

真似して登ってみた。

1枚置くたびに少し立ち止まる。

気持ちがゆっくりになる。

上からの景色も、大浜海岸が見える。

美波はどこからでも海が見える町だ。

朝7時から開いている。

早朝に白衣を着たお遍路さんと一緒に境内にいる体験は、

パンフレットには載っていない時間だ。

1円玉を50枚くらい用意していくといい。

■ 薬王寺 住所:徳島県海部郡美波町奥河内寺前285-1 入場料:無料(瑜祇塔登塔は200円) 開門時間:7:00〜17:00 アクセス:JR日和佐駅から徒歩約5分
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モデルコース

Day Trip 7:00 薬王寺(早朝の空気)→ 9:00 日和佐城(朝の海景)→ 11:00 大浜海岸(ランチ・散策)→ 14:00 帰路。阿南駅まで約40分。
1 Night 1日目:薬王寺 → 日和佐城 → 大浜海岸で夕日。宿は日和佐温泉か海辺の民宿へ。2日目:早朝の大浜散歩 → 6月〜8月なら前夜のウミガメ観察会が圧巻。朝に道の駅日和佐で新鮮な地魚を買って帰る。
Travel Tips 日和佐駅を中心に主要スポットは全部徒歩15分圏内。 レンタカーなしでも回れる。 ただしコンビニは少ない。 昼食は事前に調べてから動いたほうがいい。 ウミガメ観察会の日程は美波町観光協会のSNSで直前確認を。

美波への行き方

ICカード利用可
Access Time
高松から 約2時間
大阪から 約3時間20分
wakayamaから 約3時間50分
名古屋から 約4時間10分
岐阜から 約4時間30分
鉄道 日和佐駅へ

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