鹿児島県

南大隅

自然

鹿児島市内から車で2時間以上。 フェリーを乗り継いで、さらに山道を走る。 そこまでしてたどり着く場所が、南大隅にある。 本土最南端の岬。 対岸に浮かぶ開聞岳のシルエット。 誰もいない温泉。 「遠い」という事実が、この旅を特別にする。

Best Season 10〜11月と3〜4月がいい。 真夏は湿度が高く、遊歩道もきつい。 冬は快晴の日に開聞岳がもっとも鮮明に見える。 台風シーズン前後は道路通行止めに注意。

南大隅のおすすめスポット

01

佐多岬|ここより南に、本土はない

駐車場から遊歩道を20分ほど歩く。

舗装はされているが、けっこう急だ。

両脇は亜熱帯の植生。

ソテツが普通に生えている。

「ここ、本当に日本か」と何度も思った。

展望台に出た瞬間、息が止まる。

視界いっぱいに広がる太平洋。

種子島と屋久島が、雲の下にうっすら見える。

風が強くて、声を出しても飛んでいく。

北緯31度、本土最南端。

標識の前で写真を撮る人は多い。

でも本当は、その先の海を、しばらく黙って見てほしい。

夕方16時以降は駐車場が閉まる。

時間には余裕を持って来ること。

入場料は無料になったが、駐車場代300円がかかる。

遊歩道は濡れると滑るので、スニーカー必須だ。

■ 佐多岬 住所:鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠417 駐車場:300円 遊歩道入口〜展望台:徒歩約20分 営業時間:8:00〜16:00(駐車場閉門時間) 定休日:なし
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02

根占温泉|誰もいない、海を見ながら浸かる朝

朝8時に行ったら、先客がいない。

ほぼ貸し切り状態で、1時間いた。

根占温泉は、錦江湾に面した小さな温泉施設だ。

内湯から海が見える。

湯温は42度くらい。

ぬるっとしたアルカリ性の湯が、肌に残る感じがする。

窓の外に開聞岳が見える。

薩摩半島の先端に立つあの山が、

対岸からこんなにくっきり見えるとは思っていない。

入浴料は200円。

地元のおじさんたちが普通に使う施設だ。

シャンプーやボディソープは備え付けがない。

持参するか、フロントで購入できる。

観光客向けにきれいに整えられた温泉ではない。

それがいい。

地元の日常に、少しだけ混ぜてもらえる感覚がある。

■ 根占温泉(神川温泉) 住所:鹿児島県肝属郡南大隅町根占川北945-1 入浴料:大人200円 営業時間:7:00〜21:00 定休日:不定休(要確認) シャンプー等:持参推奨
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03

対岸の開聞岳|薩摩富士は、離れて見るほど美しい

開聞岳には登ったことがある。

でも、南大隅から見る開聞岳は別物だ。

錦江湾を挟んで、距離にして約30キロ。

海の上に、円錐形の山がぽんと浮いている。

佐多岬の遊歩道からも見える。

根占温泉の窓からも見える。

宿の縁側からも、朝起きると見える。

天気によって表情がまったく違う。

快晴の日は稜線がくっきりして、息をのむほど端整だ。

曇りの日は雲をまとって、神話の山みたいになる。

どのアングルが好きかと聞かれたら、

根占の海岸線から夕方に見る姿、と答える。

オレンジの光に染まった湾の奥に、

影絵みたいな開聞岳が立っている。

5分ほど、ぼんやり見続けている。

カメラを出すのを忘れるくらい、きれいだ。

■ 開聞岳展望スポット(南大隅・根占エリア) 住所:鹿児島県肝属郡南大隅町根占周辺(海岸沿い各所) 入場料:無料 駐車場:海岸沿いに数カ所あり(無料) ベストタイム:夕方16〜17時ごろ
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モデルコース

Day Trip 8:00 根占温泉→10:00 海岸線ドライブ(開聞岳ビュー)→12:00 地元食堂でランチ→13:30 佐多岬遊歩道→15:30 駐車場閉門前に出発。鹿児島市内まで約2時間。
1 Night 1日目:根占温泉(朝風呂)→海岸線ドライブ→佐多岬(午後)→根占の宿泊施設に投宿。2日目:早朝の錦江湾で開聞岳を眺める→ゆっくり朝食→フェリーで対岸へ渡り開聞岳登山、または指宿へ。
Travel Tips スマホの電波は山道に入ると途切れる。 オフラインマップを事前にダウンロードしておくこと。 ガソリンスタンドは根占に1軒。 半島の先では給油できないと思った方がいい。 食事処は少ないので、昼食は早めに確保する。

南大隅への行き方

ICカード利用可
Access Time
福岡から 約3時間20分
下関から 約3時間50分
佐賀から 約3時間50分
大分から 約4時間20分
別府から 約4時間30分
鉄道 垂水港へ

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