高知の先端まで来ると、 もうそこから先に道はない。 三崎は、そういう場所だ。 足摺岬、竜串、叶崎。 どこに行っても「端っこ感」がすごい。 観光地っぽい賑やかさはない。 でも、だからこそ来る価値がある。 あの風と、あの海の色は、 ここでしか見られない。
高知県の最南端に位置する三崎エリアは、足摺岬・竜串海岸・叶崎灯台が点在する岬の連なりだ。スポット間の公共交通はほぼなく、レンタカーが必須となる。最寄りは土佐清水駅で、高知駅からは車で約2時間30分。足摺岬では遊歩道を約20分歩いて灯台の突端へ至る。竜串海岸では大人1,500円のグラスボート(30分コース)が名物で、底の透けた船から海中の景色をのぞき込める。叶崎灯台は国道321号から脇道に入った先にあり、足摺岬とは趣の異なる静かな岬の風景が待っている。黒潮に削られた地の果ての海。
三崎のおすすめスポット
足摺岬|崖の先で、太平洋がどこまでも広がっている
灯台まで歩くと、約20分かかる。
ジョン万次郎の像を横目に進む。
遊歩道は思ったより起伏がある。
汗をかいて、やっとたどり着く。
崖の先に立った瞬間、言葉が出ない。
海が、高さ80メートル下にある。
波が砕ける音だけが聞こえる。
観光客は数人いたが、それぞれ黙って海を見ている。
灯台は白くて小さい。
でも、その存在感が妙にリアルだ。
ここまで来て、帰りたくない。
朝9時頃に着くと人が少ない。
駐車場から灯台まで無料で歩ける。
売店は2軒あって、かつお飯が700円で食べられた。
竜串海岸|水の中に、別の星があった
グラスボートに乗った。
料金は大人1,500円。
30分のコースだ。
底が透けていて、最初は普通に海を見ている。
でも、5分も経つと慣れてくる。
慣れた頃に、珊瑚が出てきた。
白化が進んでいるとガイドが言っている。
それでも、あの海の色は何とも言えない。
エメラルドではなく、もっと深い青緑。
陸に戻ると、岩の形が面白い。
風と波に削られた岩が、変な形でそこにある。
「竜串」という名前の意味が、現地で初めてわかった気がした。
夕方は光の加減がよかった。
17時以降は観光客がほぼいなくなる。
そこからの1時間が、一番静かで良かった。
叶崎灯台|ここだけ、時間の流れが違った
正直、最初は期待していない。
足摺の後に行くと、どうしても比べてしまう。
国道321号を走ると、看板が出てくる。
細い脇道に入って、駐車スペースに車を停める。
そこから徒歩10分くらい。
道は舗装されていないところもある。
灯台が見えた瞬間、「あ、これは当たりだ」。
黒と白のストライプの灯台が、青空に映えている。
ここまで来る人は少ない。
実際、誰もいない。
岬の先に座って、30分くらいぼーっとした。
波の音と風だけの時間。
旅行中に、こういう時間が一番残る。
夕暮れ時が特にいい。
17時〜18時の光で、灯台の白黒がより鮮明に見える。
あの景色は、写真に残しても伝わらない種類のやつだ。
モデルコース
三崎への行き方
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土佐清水を拠点に三崎へ日帰り・宿泊の旅も便利です