宮崎県

都城

グルメ自然

都城は、静かだ。 鹿児島との県境に近く、霧島の山々が空を区切る。 派手な観光地じゃない。 でも、一度来ると、妙に戻りたくなる場所がある。 焼酎の香りと、広い空と、神様の気配が混ざった町。 そういう旅が、たまに必要だ。

Best Season 春(3月〜4月)は菜の花と残雪の霧島が重なる絶景シーズン。 秋(10月〜11月)は空気が澄んで山の稜線がくっきり見える。 夏の盆地は暑いが、朝晩は涼しい。

都城のおすすめスポット

01

霧島神宮|鳥居をくぐった瞬間、空気が変わった

都城から車で約40分。

鹿児島県霧島市に入ると、空気が変わる。

樹齢数百年の杉並木が、参道の両側にそびえる。

高さ30メートルを超える木が、空を狭くする。

それがいい。

拝殿の朱色が、緑の中に浮かんで見える。

御祭神はニニギノミコト。

天孫降臨の神話が、ここでは現実感を帯びる。

参拝を終えて石段を下りると、遠くに桜島が見える。

天気が良ければ、その眺望だけで来た甲斐がある。

境内の茶屋で食べた「霧島そば」は650円。

観光地価格じゃない素朴な味で、少し安心した。

朝9時前に着くと、人が少ない。

神社は静かなうちに歩くに限る。

■ 霧島神宮 住所:鹿児島県霧島市霧島田口2608-5 参拝時間:自由(社務所 8:00〜17:00) 入場料:無料 アクセス:都城駅から車で約40分、JR霧島神宮駅から徒歩約30分
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02

都城市総合文化ホール|地方都市に、こんな空間があった

失礼ながら、期待していない。

「地方のホール」という先入観があった。

入った瞬間、それが崩れた。

設計は建築家・時松辰夫。

木をふんだんに使った内装が、音を柔らかく包む。

大ホールは1,800席。

九州でもトップクラスの音響設備を持つという。

ロビーから見える霧島連山のパノラマが、別料金なしに広がる。

これが無料で見られるとは。

展示スペースでは地元作家の作品が並んでいた。

観覧料は無料だ。

平日の午前中に訪れると、地元の老夫婦がゆっくり鑑賞している。

その光景が、妙に良かった。

都城の人が、日常として使っている場所。

そういう空間に入れてもらった感じがした。

■ 都城市総合文化ホール 住所:宮崎県都城市姫城町7街区21号 開館時間:9:00〜22:00(休館日:第3月曜日・年末年始) 入場料:無料(公演は別途) アクセス:JR都城駅から徒歩約15分
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03

梅北平野|地平線に近い景色が、宮崎にあった

都城盆地を南へ走ると、急に視界が開ける。

梅北平野。

360度、山に囲まれた大きな農業地帯だ。

標高は約200メートル。

盆地特有の、抜けるような空が広がる。

春(3月下旬〜4月上旬)には菜の花が咲く。

黄色い絨毯と、残雪の霧島が重なる。

写真を撮ろうとして、しばらく動けない。

夏は一面の水田が風に揺れる。

農道を走っていると、直売所が点在している。

地元のトマトが1袋150円。

東京で買う値段の3分の1以下だ。

夕方に来ると、西の山に日が沈む直前、空がオレンジ色に染まる。

それを見ながら、路肩に車を停めた。

誰もいない。

旅の中で、これが一番贅沢な時間だっただ。

■ 梅北平野 住所:宮崎県都城市梅北町周辺 入場料:無料 アクセス:JR都城駅から車で約20分 菜の花見頃:3月下旬〜4月上旬
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モデルコース

Day Trip 9:00 霧島神宮参拝 → 11:30 都城市内でランチ(黒豚料理) → 13:30 梅北平野ドライブ → 15:00 都城市総合文化ホール → 17:00 都城駅
1 Night 【1日目】霧島神宮(午前)→ 梅北平野(午後)→ 都城市内に宿泊・焼酎バーで地酒を飲む 【2日目】都城市総合文化ホール → 農産物直売所でお土産 → 霧島SA経由で帰路
Travel Tips 都城は「焼酎の都」と呼ばれる。 霧島酒造の「赤霧島」発祥の地だ。 市内の居酒屋では地元産を700円前後で飲める。 レンタカーは都城駅前で借りるのがベスト。 バスの本数は少ないので、車必須と思っておく方がいい。

都城への行き方

ICカード利用可
Access Time
福岡から 約2時間
下関から 約2時間30分
佐賀から 約2時間30分
大分から 約3時間
別府から 約3時間10分
鉄道 都城駅へ

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