鳴子温泉の風景
宮城県

鳴子温泉

温泉

東北の山の中に、湯煙が立ちこめる小さな町がある。 鳴子温泉。 新幹線を乗り継いで、ローカル線に揺られて、やっとたどり着く場所。 冬にここへ来ると、雪と温泉の匂いが混ざって、なんとも言えない気分になる。 にぎやかすぎず、寂しすぎない。 その絶妙なバランスが、また来たいと思わせる。

Best Season 紅葉の10月下旬〜11月上旬が有名だが、雪景色と温泉が重なる1月〜2月もいい。 人が少なく、静かな鳴子を独り占めできる。

鳴子温泉のおすすめスポット

01

鳴子峡|息が白くなる朝、渓谷は静かに待っている

駐車場から遊歩道を歩いて5分。

突然、視界が開ける。

深さ100mはある渓谷が、眼下にどんと広がる。

声が出ない。

冬の朝8時、気温はマイナス3度。

観光客はほとんどいない。

雪をかぶった崖と、底を流れる大谷川の音だけがある。

紅葉シーズンは混むと聞いている。

だから冬を選んだ。

正解だ。

展望台から眺めると、岩肌が赤茶けた色をしている。

火山でできた土地の色だ。

鳴子がなぜ温泉の町なのか、この景色を見るとなんとなくわかる気がした。

遊歩道は凍結していることが多いので、冬に行くなら滑り止めは必須。

軽アイゼンを持っていって本当によかった。

■ 鳴子峡 住所:宮城県大崎市鳴子温泉鬼首 入場料:無料 駐車場:普通車500円(冬季は閉鎖の場合あり) ※冬季は遊歩道が通行止めになることがある。事前に大崎市観光課へ確認を。
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02

東北こけし館|2000体に見つめられる、不思議な空間

正直、こけしにそこまで興味はない。

雨が降っていたから、ちょっと入ってみただけだ。

入った瞬間、空気が変わった。

ずらりと並ぶ2000体以上のこけし。

みんな、こっちを見ている。

怖いのではなく、なんか圧倒される感じ。

東北には11の系統のこけしがある。

鳴子系は首を回すとキュッと音が鳴る。

それを知って触ってみると、急に愛着が湧いた。

職人の実演コーナーもある。

15分ほど見ていたら、目の前でこけしが形になっていった。

あの細い木が、あっという間に顔になる。

見学無料エリアだけでも十分楽しめる。

おみやげコーナーで小さなこけしを1体買った。

700円。

今も机の上に置いてある。

■ 東北こけし館 住所:宮城県大崎市鳴子温泉字尿前74-2 入館料:大人510円、小中学生200円 営業時間:9:00〜17:00(12〜3月は16:30まで) 定休日:年中無休(臨時休館あり) TEL:0229-83-3600
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03

早稲田桟敷湯|体の芯まで溶ける、300円の時間

外観を見た瞬間、「ここか」。

打ちっぱなしのコンクリートと木が組み合わさった、モダンな建物。

温泉町の中にあって、妙に存在感がある。

早稲田大学の学生が発掘した温泉が源泉というのも面白い。

中に入ると、高い天井から光が落ちてくる。

湯船は深めで、肩まで浸かると顎のあたりまでお湯がくる。

泉質は含硫黄・重曹泉。

お湯が柔らかく、肌にまとわりつく感じがある。

外は雪が降っている。

体の中から温まって、出た後も寒くない。

料金は大人300円。

鳴子温泉駅から歩いて3分ほどで着く。

朝9時から開いているので、チェックアウト後に立ち寄るのがいい。

脱衣所は広くないので、混雑時間帯は少し待つこともある。

■ 早稲田桟敷湯 住所:宮城県大崎市鳴子温泉字湯元2-34 入浴料:大人300円、小学生150円 営業時間:9:00〜22:00(受付21:30まで) 定休日:毎月第4木曜日(祝日の場合は翌日) TEL:0229-82-2717
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モデルコース

Day Trip 9:00 早稲田桟敷湯で朝湯 → 10:30 東北こけし館 → 12:00 駅前で昼食(そば推奨) → 13:30 鳴子峡ひとめぐり → 16:00 帰路
1 Night 【1日目】13:00 鳴子着 → 鳴子峡散策 → 宿チェックイン・温泉三昧 【2日目】9:00 早稲田桟敷湯で朝風呂 → 10:00 東北こけし館 → 12:00 こけし工人の店でランチ・おみやげ → 14:00 帰路
Travel Tips 鳴子温泉は泉質が9種類もある。 宿ごとにお湯の色や匂いが違うので、泊まり先を選ぶ前に泉質をチェックするといい。 冬は道が凍るので車の場合はスタッドレス必須。 電車なら仙台から陸羽東線で約1時間20分。

鳴子温泉への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約3時間20分
水戸から 約4時間5分
前橋から 約4時間20分
高崎から 約4時間20分
名古屋から 約4時間45分
鉄道 鳴子温泉駅へ

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