東京から新幹線で1時間半。 なのに、着いた瞬間に空気が変わる。 那須の風は、少し冷たくて、松の匂いがする。 温泉地としての歴史は1300年以上。 でも、そんな数字より先に、体が「あ、来てよかった」と言い出す。 秋は山が燃えるように赤くなる。 冬は雪が静かに積もる。 どちらの顔も、本物だ。
那須のおすすめスポット
那須岳|8合目まで車で行けるのに、山頂は別世界だ
ロープウェイで約4分。
あっさり標高1684mに着く。
そこから山頂の茶臼岳まで、徒歩約40分。
「たった40分か」と思って歩き始めた。
これが甘かった。
風が強い。
足元は火山岩でごつごつしている。
硫黄の匂いが鼻をつく。
振り返ると、さっきまでいた麓が遠い。
秋に行ったとき、山肌が赤と黄と緑に染まっている。
写真を撮るのを忘れて、しばらく立ち尽くした。
冬は積雪で通行止めになることもある。
必ずウェブサイトで状況を確認してから向かうこと。
山頂に着くと、360度の視界が広がる。
遠くに関東平野が霞んで見える。
風に押されながら、それを眺めている。
那須岳は「きつい山」ではない。
でも、軽く見ると足元をすくわれる。
そのくらいの緊張感が、逆にいい。
那須温泉|1300年前から人が集まってきた理由が、わかった
那須湯本温泉エリアに入ると、硫黄の匂いが漂ってくる。
これが「来た」という実感になる。
鹿の湯は、入浴料400円。
木造の古びた建物で、脱衣所も湯船もシンプルの極み。
泉温によって浴槽が分かれていて、41℃・42℃・43℃・44℃・46℃・48℃とある。
最初は44℃に入った。
1分も経たないうちに肩まで熱くなった。
出て、また入る。それを繰り返す。
これが「温泉に浸かる」ということか。
泉質は単純硫黄温泉。
肌がつるっとする感覚が、帰りの車の中まで続いた。
鹿の湯以外にも、宿の立ち寄り湯を使う手がある。
那須周辺の旅館は日帰り入浴を受け付けているところが多い。
料金は800〜1,500円が相場。
事前に電話確認が確実。
那須どうぶつ王国|動物との距離が、想像より10倍近かった
「動物園か」と少し侮っている。
正直に言う。
入場してすぐ、アルパカが歩いている。
ロープもなく、フリーで。
こちらに向かってくる。
かなり大きい。顔がでかい。
思わず笑いが出た。
ここは動物との距離が異常に近い。
バードショーでは鷹が頭すれすれを飛ぶ。
カピバラには直接エサをあげられる。
冬はカピバラの温泉入浴が見られることで有名。
本当に湯船に浸かっている。幸せそうな顔で。
園内は広く、屋外エリアと屋内エリアに分かれている。
那須は冬に気温が氷点下になることもある。
そういう日でも屋内エリアはしっかり楽しめた。
子ども連れが多いが、大人だけでも普通に3〜4時間いられる。
むしろ動物好きなら時間が足りない。
料金は季節によって異なるので公式サイトで確認を。
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