水が、青い。 ただその一言で、全部伝わる気がする。 仁淀川の色は、写真で見ても信じられなくて、実際に見ても信じられない。 「仁淀ブルー」という言葉が生まれた理由が、現地に立つと、やっと腑に落ちる。 高知市内から車で1〜2時間。 その距離を走ってでも、来る価値がある場所だ。
仁淀川のおすすめスポット
にこ淵|滝の奥に、別の世界があった
駐車場から急な斜面を、ロープを伝いながら下る。
5分ほどの道のりで、息が上がった。
そして視界が開けた瞬間、声が出た。
滝壺が、光っている。
エメラルドとも、コバルトとも違う。
太陽の角度によって、色が変わる。
午前10時〜11時ごろが、最も光が差し込む時間帯だ。
水は透き通っていて、底の石がはっきり見える。
深さは場所によって2〜3メートルほどあるが、澄みすぎていて浅く見える。
ここは神聖な場所とされていて、水に入ることはできない。
眺めるだけでいい。
むしろ、眺めるだけで十分すぎた。
観光客は多い。
平日でも、10人以上は来ている。
早朝か、午前中早めに動くのが正解だ。
安居渓谷|川の中を、歩いた
にこ淵から車で20分ほど奥に入ると、安居渓谷に着く。
ここは、雰囲気がまるで違った。
にこ淵が「見る場所」なら、安居渓谷は「入る場所」だ。
遊歩道が整備されていて、川沿いを歩ける。
沢登りのような感覚で、岩の上を飛び移りながら進む区間もある。
スニーカーでは滑った。
マリンシューズか、濡れてもいい靴が必須だ。
「飛龍の滝」は、渓谷の奥にある。
水量が多い時期は、轟音が体に響いてくる。
滝の前に立つと、風圧と水しぶきで少し体が冷えた。
夏に来たのに、渓谷の中は涼しかった。
気温より体感で3〜4度は違う気がした。
川で遊んでいる家族連れも多かった。
子どもたちが水の中に入って走り回っている。
その光景が、妙に羨ましかった。
中津渓谷|赤と青の、コントラストが凄かった
中津渓谷だけ、少し雰囲気が違う。
川の色は仁淀ブルーなのに、岩が赤い。
赤褐色の奇岩と、透明な青い水。
その組み合わせが、なんだか現実感がない。
遊歩道は片道約1.5キロ。
ゴール地点の「雨龍の滝」まで、往復1時間ほどかかった。
道は整備されているが、細い橋や階段も多い。
紅葉シーズンは11月上旬〜中旬がピーク。
赤い岩と、赤く染まった葉と、青い水が重なる。
その時期に来た人の写真をSNSで見て、もう一度来たい。
渓谷の入口近くに「ゆの森」という温泉宿がある。
歩いた後に立ち寄ったら、足の疲れがほぐれた。
日帰り温泉も利用でき、料金は700円だ。
仁淀川エリアの中で、最後に訪れる場所としておすすめしたい。
体を動かした分、温泉が沁みる。
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仁淀川への行き方
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