鋸山の風景
千葉県

鋸山

自然歴史

冬の鋸山は、静かだ。 観光客も少なく、風が冷たく、空気が澄んでいる。 それがかえって良かった。 石を切り出した断崖が、剥き出しのまま空に向かってそそり立つ。 千葉にこんな場所があるのかと、正直なめている。 来てみて、考えが変わった。

Best Season 冬(12〜2月)がおすすめ。 空気が澄んで富士山が見えやすく、観光客が少ない。 地獄のぞきも並ばずに楽しめる。 防寒はしっかりと。

鋸山のおすすめスポット

01

鋸山ロープウェー|4分間で、別の世界へ連れていかれる

乗車時間は約4分。

たったそれだけで、標高329mの山頂近くまで上がる。

冬の朝イチに乗ると、東京湾が靄の向こうに広がっている。

ぼんやりした水平線に富士山のシルエットが浮かんでいて、声が出ない。

ゴンドラは定員30名ほど。

窓ガラス越しに、剥き出しの岩肌がどんどん近づいてくる。

あの岩が人の手で切られたものだと知ると、ぞわっとした。

山頂駅から日本寺側への入山には、別途拝観料が必要。

大人700円を払って、先へ進んだ。

午前中の早い時間帯なら、ほぼ貸し切り状態になる。

ロープウェーは強風時に運休することがある。

冬場は特に天気予報を確認してから向かいたい。

■ 鋸山ロープウェー 住所:千葉県安房郡鋸南町元名93 料金:往復 大人950円、子ども480円 営業時間:9:00〜17:00(季節により変動あり) 定休日:強風・悪天候時は運休あり アクセス:JR内房線「浜金谷駅」から徒歩約5分
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02

百尺観音|戦争の記憶が、岩に刻まれている

大きさに、まず圧倒される。

高さ約30m。

岩壁をそのまま彫り抜いた、巨大な観音像。

戦争犠牲者の慰霊と、航海・航空・陸上交通の安全を祈って彫られた。

昭和41年完成というから、そう古い話でもない。

でも岩が古いから、どこか時代を超えた雰囲気がある。

観音像の前に立つと、見上げるしかない。

首が痛くなるくらい、上を向いた。

冬の平日は参拝者が少なく、しばらくひとりで向き合っている。

風が吹くたびに、岩に囲まれた空間に音が反響する。

不思議な静けさだ。

観光地的な賑やかさとは無縁の場所。

ここだけ、時間の流れが違う気がした。

■ 百尺観音(日本寺境内) 住所:千葉県安房郡鋸南町鋸山 料金:日本寺拝観料に含む(大人700円) 拝観時間:8:00〜17:00(季節により変動あり) ※鋸山ロープウェー利用または登山道から徒歩でアクセス
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03

地獄のぞき|足がすくんで、動けなくなった

「地獄のぞき」という名前を聞いて、大げさだ。

実際に立ってみて、考えを改めた。

岩が突き出したその先端に立つと、足元は垂直に切り落ちている。

下まで100m以上。

柵はあるけれど、体が正直に反応した。

足がすくんで、一歩が踏み出せない。

前の人が先端まで歩いていくのを見て、震えた。

高所恐怖症でなくても、あの場所は膝が笑う。

冬場は空気が澄んでいて、遠くまで見渡せた。

東京湾と、対岸の三浦半島。

天気が良ければ富士山も見える。

怖いけど、怖いから来てよかった。

そういう場所だ。

混雑時は先端まで長蛇の列になることもある。

早朝か、冬の平日に来るのが正解。

■ 地獄のぞき(日本寺境内) 住所:千葉県安房郡鋸南町鋸山 料金:日本寺拝観料に含む(大人700円) 拝観時間:8:00〜17:00(季節により変動あり) ※強風時は立ち入り制限になる場合あり
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モデルコース

Day Trip 9:00 浜金谷駅 → 9:15 ロープウェー乗車 → 10:00 百尺観音 → 11:00 地獄のぞき → 12:30 麓で昼食(金谷港の海鮮)→ 14:00 解散
1 Night 1日目:東京出発 → 昼前に浜金谷着 → 鋸山ハイキング(地獄のぞき・百尺観音) → 館山泊(温泉で疲れをとる) 2日目:館山城・海沿いドライブ → 那古船形駅から帰路
Travel Tips ロープウェーは強風で運休になることがある。 特に冬は出発前に公式サイトで運行状況を確認すること。 登山道から歩いて登ることも可能(片道約40分)。 足元はスニーカーより、グリップのあるトレッキングシューズが安心。 売店は少ないので、飲み物は事前に用意したい。

鋸山への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約1時間40分
水戸から 約2時間25分
前橋から 約2時間40分
高崎から 約2時間40分
甲府から 約3時間10分
鉄道 浜金谷駅へ

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