潮の匂いがする町がある。 神様が岩の上に立ち、水族館が海を丸ごと閉じ込め、砂浜が夏の熱気を受け止める。 大洗は、そういう場所だ。 東京から特急で2時間かからない。 なのに、着いた瞬間に「遠くへ来た」と感じる。 その感覚の正体を確かめたくて、また来てしまう。
大洗のおすすめスポット
大洗磯前神社|波しぶきの向こうに、神様が立っている
鳥居が、海の中にある。
岩礁の上に立つ二の鳥居を、初めて見たとき声が出ない。
朝6時台に訪れた。
観光客はほぼいない。
波の音だけが境内に満ちている。
階段を上ると本殿がある。
御祭神は大己貴命と少彦名命。
漁師の町の神様らしく、海に向かって鎮座している。
有名な「磯前神社の鳥居越しの日の出」は、冬至前後が狙い目だ。
夏は日の出の位置がずれるが、朝の光が海面に反射する景色は十分すぎるほどきれいだ。
崖の上から岩礁を見下ろす。
波が白く砕ける。
鳥居はそれでも揺るがない。
「守られている」という感覚が、不思議とリアルに来た。
拝観は無料。
駐車場も無料で使える。
早朝に来ることを強くすすめたい。
アクアワールド大洗|サメが、頭の上を通り過ぎた
日本最大級のサメの飼育数を誇る。
そう聞いていたが、実物を見て規模感に笑ってしまった。
大水槽のトンネルをくぐったとき、サメが3匹ほど頭上を泳いでいた。
ゆったりと、静かに。
まるで重力を無視しているみたいに。
入館料は大人1,850円。
混む施設なので、夏休み期間は開館直後の9時に入るのがいい。
館内は冷房が効いていて、外の暑さを忘れる。
イルカ・アシカのショーは1日3回ある。
整理券不要で見られる回もあるが、夏は早めに場所取りが必要だ。
ショーを見ながら食べたソフトクリームが妙においしかった。
マンボウの水槽が個人的には一番よかった。
ふわふわと漂う姿が、なぜか切ない。
子連れだけでなく、大人だけでも普通に3時間は過ごせる。
むしろ大人の方が夢中になるだ。
大洗サンビーチ|砂が白くて、海が思ったより青かった
茨城の海は「荒い」というイメージがあった。
実際に立ってみると、全然違った。
大洗サンビーチは整備が行き届いていて、砂が細かい。
波打ち際まで行くと、水はしっかり透き通っている。
7月下旬の午後2時。
砂浜は当然のように熱かった。
ビーチサンダルなしでは5秒も歩けない。
海水浴エリアは監視員がいて、旗の色でコンディションを教えてくれる。
海の家は複数並んでいて、シャワーは300円ほどで使えた。
夕方になると人が減って、ぐっとよくなる。
夕日が水平線に近づくと、海面が赤と金に変わる。
その30分間のために、もう一度来てもいいと思えた。
磯前神社から歩いて10分圏内にある。
神社→ビーチのはしごが、大洗の定番動線だ。
夏の混雑時は駐車場が早めに埋まる。
8時前には現地入りしたい。
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大洗への行き方
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