東京から新幹線でわずか35分。 なのに、降り立った瞬間、空気が変わる。 潮の匂い、城の石垣、かまぼこの甘い香り。 小田原は「近い」くせに、ちゃんと「旅」をさせてくれる街だ。 歴史と飯と海が、コンパクトにぎゅっと詰まっている。 それがいい。
小田原のおすすめスポット
小田原城|天守閣の上で、北条氏の意地を知った
城の入口、馬出門をくぐった瞬間に気づく。
ここ、思ったより「でかい」。
石垣の積み方が荒々しくて、妙にかっこいい。
整然とした姫路城とは全然違う迫力がある。
天守閣への登りは急な階段が続く。
汗をかきながら最上階に出ると、相模湾が広がった。
思わず声が出た。
北条氏がここから5代、100年以上守り続けた城。
豊臣秀吉の大軍に囲まれても、3ヶ月粘った。
そう思いながら海を見ると、景色の意味が変わる。
天守閣の入場料は大人510円。
安すぎる気がした。
城址公園自体は無料で入れる。
桜の季節(3月下旬〜4月上旬)は人が多いが、
それでも来る価値がある。
お堀沿いの桜と石垣の組み合わせは、ちょっと反則レベル。
小田原漁港|朝7時、競り場の隣でアジを食べた
朝7時に漁港に着いた。
まだ半分眠いのに、気持ちはもう覚めている。
港の脇にある「なりわい交流館」の近く、
漁港直営の食堂が朝から開いている。
地元の人が普通に朝ごはんを食べに来ている場所。
頼んだのはアジの干物定食。900円ちょっと。
干物がふっくらしていて、骨がするっと外れる。
米がすすんで困った。
午前中は鮮魚の直売もある。
近所のおばあちゃんが慣れた手つきで魚を選んでいて、
その横でうろうろする観光客は自分だけだ。
漁港エリアは「小田原漁港の駅 TOTOCO小田原」も隣接。
2階の食堂からは漁港が見渡せる。
相模湾で獲れた地魚の海鮮丼は1,500円〜2,500円くらい。
混むのは11時以降。
早めに動くのが正解。
鈴廣かまぼこ|試食が終わらなくて、昼ごはんを食べ損ねた
鈴廣に入ったのは11時ごろ。
「かまぼこの博物館があるらしい」という程度の気持ちだ。
甘く見ている。
まず入口を入ると試食コーナーがある。
かまぼこ、ちくわ、揚げかまぼこ。
どれを食べても「あ、これ本物だ」となる。
スーパーで売っているかまぼことは、別の食べ物。
弾力と魚の旨みが全然違う。
博物館(「かまぼこ博物館」入場は無料)では、
かまぼこの手作り体験もある。
1,980円で約40分。事前予約がおすすめ。
売り場もかなり広い。
地酒コーナーまであって、気づいたら1時間いた。
お土産に「極上」シリーズのかまぼこを買った。
1本1,500円前後。高いとは思わない。
隣の「えれんなごっそ CAFE107」では、
かまぼこを使ったランチも食べられる。
1,000円台でちゃんとしたごはん。
混む前の11時台に入るのが狙い目。