男鹿の風景
秋田県

男鹿

温泉自然離島

冬の男鹿半島は、どこか怖い。 日本海からの風が、顔を叩く。 それでも来てしまった。 ナマハゲがいるから。 荒波があるから。 なんにもないようで、なにかが濃い。 秋田の奥地まで来たことを、少しも後悔しない。

Best Season 冬(12〜2月)がいちばん男鹿らしい。 ナマハゲ行事は12月31日。 荒波と雪景色は冬だけ見られる。 夏は緑と海が映えて、人も増える。

男鹿のおすすめスポット

01

ナマハゲ館|鬼に、圧倒された夜のこと

館内に入ると、ずらりと並んでいる。

150体以上のナマハゲ面。

地域によって顔が全然違う。

怒っているやつ、笑っているやつ、目が血走っているやつ。

じっと見ていたら、向こうからも見られている気がした。

奥の映像シアターが本番だ。

実際の「なまはげ行事」の映像が流れる。

男たちが本気で怒鳴り込んでくる。

子どもが泣き叫ぶ。

親が頭を下げる。

これが毎年12月31日の夜に、今でも続いている。

エンタメじゃない。

信仰だ。

その重さに、しばらく席を立てない。

入館料は550円。

隣の「男鹿真山伝承館」では再現公演もある。

料金は別途800円だけど、こっちは絶対に見たほうがいい。

至近距離でナマハゲが怒鳴る。

大人でも怖い。

■ ナマハゲ館 住所:秋田県男鹿市北浦真山水喰沢 料金:550円(男鹿真山伝承館との共通券1,000円) 営業時間:8:30〜17:00(年中無休) アクセス:JR男鹿駅からバスで約40分
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02

入道崎|日本海の端っこに、立ちつくした

北緯40度の碑がある。

その先はもう、海しかない。

入道崎の灯台は白と黒のしましま模様。

登れる灯台で、200円払って上まで行く。

らせん階段が急で、息が切れる。

てっぺんに出た瞬間、風でよろめいた。

冬の日本海は、灰色だ。

波の高さが全然違う。

観光シーズンとは別物の景色。

夏に来る人が多いらしいけど、冬に来てよかった。

美しいとか、雄大とか、そういう言葉じゃない。

ただ、すごかった。

崎の手前に並ぶ売店でサザエを食べた。

1個300円。

ほかほかで、磯の香りが強い。

風があまりに強くて、食べながら涙が出た。

寒さのせいだ。

多分。

■ 入道崎 住所:秋田県男鹿市北浦入道崎昆布浦 灯台登頂料金:200円 営業時間:9:00〜16:00(冬季は変動あり) アクセス:JR男鹿駅から車で約30分
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03

寒風山|360度、なにもない。それが全部だ

標高355メートル。

低山に分類される。

でも男鹿半島では圧倒的に高い。

山頂の回転展望台に上がる。

ゆっくり一周する間に、日本海、八郎潟、秋田の山々が見える。

よく晴れた日は鳥海山も見える。

この日は雲の切れ間から、かろうじて見える。

火山でできた山だから、山肌がなだらかで丸い。

木もほとんど生えていない。

その分、風の通り道になっている。

コートの裾がずっとはためいている。

展望台の料金は360円。

すぐ隣に無料の見晴らし台もある。

晴れた日の午前中がいちばん光がきれいだ。

駐車場から山頂まで歩いて10分もかからない。

そのわりに、見える景色の広さが尋常じゃない。

コスパ、という言葉を使いたくないけど、確かにそれだ。

■ 寒風山 住所:秋田県男鹿市脇本富永寒風山 展望台料金:360円 営業時間:9:00〜17:00(季節変動あり) アクセス:JR男鹿駅から車で約20分
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モデルコース

Day Trip 9:00 寒風山→11:00 入道崎(サザエ昼食)→13:30 ナマハゲ館・男鹿真山伝承館→16:00 男鹿駅。移動は車かレンタカー必須。
1 Night 1日目:寒風山→入道崎→男鹿温泉郷で宿泊。2日目:朝風呂→ナマハゲ館→男鹿真山伝承館→なまはげ行事の映像でぼーっとする。男鹿温泉は硫黄の香りが強くて、入ると体が芯から温まる。
Travel Tips 男鹿半島は公共交通が少ない。 JR男鹿駅でレンタカーを借りるのが正解。 冬は道が凍るので、スタッドレス確認を忘れずに。 飲食店は少ない。 昼食は入道崎の売店か、駅近くで済ませておくと安心。

男鹿への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約4時間20分
水戸から 約5時間5分
前橋から 約5時間20分
高崎から 約5時間20分
名古屋から 約5時間45分
鉄道 男鹿駅へ
移動 男鹿へ

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