香川県

男木島

アート離島

高松港からフェリーで約40分。 男木島に近づくと、防波堤のモザイクタイルが目に飛び込んでくる。 ここは人口150人ほどの小さな島だ。 猫がいて、アートがあって、灯台がある。 それだけなのに、なぜか何度でも来たくなる場所がある。

Best Season 春(3〜5月)と秋(10〜11月)がベスト。 瀬戸内国際芸術祭の開催年は島が一番にぎわう。 夏は海風が気持ちいいが、フェリーが混む。冬は島が静かすぎるほど静かになる。

男木島のおすすめスポット

01

男木島灯台|坂の先に、明治が待っている

港から灯台まで、歩いて約20分。

石畳の細い路地を抜けると、急に視界が開ける。

白い灯台が、青い空に突き刺さるように立っている。

明治28年に建てられた石造りの灯台。

日本に数少ない総御影石造りで、国の登録有形文化財だ。

内部は螺旋階段で上まで登れる。

段数は106段。

いい感じに息が切れたところで、外に出る。

瀬戸内海が360度広がっている。

しまなみ海道方面の島々がかすんで見える。

風がつよくて、帽子を押さえた。

観光客はほとんどいない。

平日の昼下がり、ここを独り占めにしている。

静かすぎて、逆にこわいくらいだ。

■ 男木島灯台 住所:香川県高松市男木町1番地 入館料:200円 営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで) 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日) ※港から徒歩約20分
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02

男木島の魂|島の入口に、静かな異物がある

フェリーを降りて最初に目に入るのが、これだ。

港の待合所の屋根に、白い文字のようなものが絡みついている。

「男木島の魂」は、ジャウメ・プレンサというスペイン人アーティストの作品だ。

2010年の瀬戸内国際芸術祭のために作られた。

近づくと圧倒される。

世界中の言語が混ざり合った文字が、うねるように連なっている。

日本語もある。アラビア語もある。ハングルもある。

「これ、文字なの?」と一緒に行った友人が首をかしげた。

そう、意味が読み取れそうで読み取れない。

そのもどかしさが、ずっと頭に残る。

島に来るたびに、ここで立ち止まってしまう。

フェリーの時間まで5分しかなくても、立ち止まる。

そういう作品だ。

■ 男木島の魂 住所:香川県高松市男木町 男木港待合所 料金:無料(外観は常時鑑賞可) ※瀬戸内国際芸術祭の会期外も鑑賞可能 ※港フェリー乗り場すぐ隣
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03

オンバ・ファクトリー|島のおばちゃんが、アーティストになった場所

「オンバ」とは、この島の言葉でおばあちゃんのこと。

その名の通り、島のお年寄りの女性たちが作ったアート作品が並んでいる。

ステンレスのボウルで作った花、再生素材で作った人形。

値段がついているものもある。

1000円とか2000円とか、そんな感じだ。

中に入ると、おばちゃんたちがいる日もある。

そのとき、世間話が始まる。

「どこから来たん?」「船、何時に帰るん?」

気づいたら30分経っている。

作品よりも、その会話が記憶に残っている。

ここに来ると、「アート」の意味をちょっと考え直す。

うまくできているとかじゃなくて、

誰かの手から生まれたものが、ここにある。

そういうことなんだ。

■ オンバ・ファクトリー 住所:香川県高松市男木町 料金:入場無料(作品は販売あり) 営業時間:10:00〜16:00(目安) 定休日:不定休(瀬戸内国際芸術祭会期外は要確認) ※島内マップで場所を確認推奨
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モデルコース

Day Trip 高松港8:15発フェリー→男木島着9:00→オンバ・ファクトリー→男木島の魂→灯台→島内散策・猫さがし→14:05発フェリーで高松へ
1 Night 1日目:高松港発→島内アートめぐり→夕暮れの灯台→民宿で瀬戸内の魚介。2日目:朝の路地を猫と歩く→オンバ・ファクトリーでゆっくり→昼のフェリーで帰路。島の時間に体を慣らす旅。
Travel Tips フェリーは1日4〜5便。最終便を逃すと宿泊確定になる。 島内にコンビニはない。 飲み物と軽食は高松港で調達しておくのが正解。 猫は午前中の路地に多い。 急かさず、向こうから来るのを待つのがコツだ。

男木島への行き方

ICカード利用可
Access Time
高松から 約40分
大阪から 約2時間50分
wakayamaから 約3時間20分
名古屋から 約3時間30分
岐阜から 約3時間50分
鉄道 高松駅へ
移動 高松港へ
男木港へ
移動 男木島へ

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