那覇から車で1時間も走れば、もう別の世界だ。 恩納村の海は、青というより透明に近い。 リゾートホテルが並ぶ国道58号線を北上するにつれて、 景色がどんどん本物になっていく。 ここに来る理由は、ただ一つ。 沖縄の海を、ちゃんと見たかったから。
恩納村のおすすめスポット
万座毛|崖の上で、風が止まらない
「象が水を飲んでいるように見える」と言われる岩。
正直、着くまで半信半疑だ。
2022年にリニューアルされた施設は整備が行き届いていて、
入場料は100円。
それでも、遊歩道を歩き始めた瞬間に後悔が消えた。
崖の先に広がる海が、絵じゃないかと思うほど鮮やかだ。
エメラルドグリーンと深いコバルトブルーが、
くっきりと分かれて見える。
風が強い。
帽子を押さえながら、それでも離れたくない。
早朝がいい。
9時前に着けば人がまだ少なくて、
崖の縁に立ってしばらく黙っていられる。
観光地のざわつきが来る前の、静かな万座毛は格別だ。
駐車場は無料。
所要時間は30分あれば十分だけど、
気づいたら1時間いた。
ブセナテラス|泊まらなくても、海はのぞける
ここは泊まる場所だ、というのは知っている。
1泊7万円を超える部屋もある、沖縄屈指のリゾート。
でも、ビーチは宿泊者以外も入れる。
日帰りでグラスボートに乗れることも知っている。
料金は1,500円。
乗ってよかった。
透明度が高すぎて、魚の影がくっきり見える。
サンゴの色が、海の上から見るのと全然違う。
橙色や紫が、水の中に散らばっている。
施設全体が洗練されていて、歩くだけで気分が上がる。
レストランのテラスでコーヒーを頼んで、
30分だけぼんやりした。
ホテルのスタッフが親切で、
「どこから来ましたか」と自然に声をかけてくれる。
セールス感がなくて、それが心地よかった。
駐車場は宿泊者以外も使えるが、混雑する午後は避けたほうがいい。
午前中が断然おすすめだ。
残波岬|灯台のてっぺんで、島の端に立つ感覚
岬の先端に灯台がある。
高さ30.5メートル。
上まで登れる。
階段が思ったよりきつくて、
110段を数えながら息を切らした。
登頂料は200円。
それで見えるものが、圧倒的だ。
東シナ海が360度広がる。
島影は見えない。
ただ、水平線だけがある。
「ここが沖縄本島の西端に近い場所なんだ」と、
初めて実感として分かった。
地図で見るのとは全然違う。
灯台の周辺は芝生が広がっていて、
地元の人がのんびり散歩している。
観光地というより、近所の公園みたいな空気だ。
夕暮れ時がいい。
16時半ごろに着くと、海に落ちる直前の太陽が見られる。
雲がなければ、水平線が赤くなる。
それを見るためだけに、もう一度来てもいい。
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恩納村への行き方
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