尾瀬の風景
群馬県

尾瀬

自然湿原植物

Photo by Σ64 / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

紅葉自然と過ごす1泊がおすすめひとり旅向けカップル向け友達と山岳ハイキングゆっくり滞在

夏山でも秋の紅葉でもなく、冬の尾瀬に行った。 雪に埋もれた木道を踏みしめるたびに、 ギシッ、という音だけが響く。 観光客は誰もいない。 それが、本当の尾瀬だ。 標高1400メートルの湿原は、冬になると別の顔を見せる。 静かすぎて、怖いくらいだ。

夏山でも秋の紅葉でもなく、冬の尾瀬に行った。雪に埋もれた木道を踏みしめるたびに、ギシッ、という音だけが響く。観光客は誰もいない。それが、本当の尾瀬だ。標高1400メートルの湿原は、冬になると別の顔を見せる。静かすぎて、怖いくらいだ。霧の中、木道だけが続く。足元に広がる水面に空が映り、ミズバショウが風もないのに揺れる。ここに来て初めて、静けさに体が溶けていく感覚を知った。冬の尾瀬は完全装備が前提。レイヤリングは5枚以上。行動食は凍るのでポケットに入れておく。携帯の電池は寒さで一気に減る。モバイルバッテリーは肌身離さず持つこと。バスは季節運行のため、冬は要確認。

Best Season
水芭蕉なら5月下旬〜6月上旬。 ニッコウキスゲなら7月中旬。 紅葉は10月上旬。 そして誰もいない静けさを求めるなら、迷わず冬。 雪の尾瀬は一生忘れない。
Stay
1泊おすすめ ・2泊以上
📍 どこから行く?アクセス情報を見る

尾瀬のおすすめスポット

01
尾瀬ヶ原|雪の下に、夏が眠っている

尾瀬ヶ原|雪の下に、夏が眠っている

鳩待峠から歩くこと約1時間。

尾瀬ヶ原の入口に立ったとき、声が出ない。

360度、白。

ただ、白。

夏には水芭蕉が咲き乱れるあの湿原が、

完全に雪に覆われている。

木道は半分埋まっていて、

ところどころ踏み外すとズボッとはまる。

それが、またおもしろい。

至仏山が正面にどっしり構えていて、

燧ヶ岳が右手に見える。

この景色を独り占めしている。

冬季はビジターセンターも閉まる。

トイレも使えない。

だから準備は夏の倍いる。

携帯トイレは必携だ。

風が出てくると体感温度が一気に下がる。

マイナス15度を体験したのは、ここが初めてだ。

寒いのに、離れたくない。

■ 尾瀬ヶ原 所在地:群馬県利根郡片品村戸倉 アクセス:鳩待峠から徒歩約60分 入山料:環境整備協力金500円(任意) 冬季:12月〜4月中旬は積雪のため一般登山道は閉鎖。スノーシューツアー利用が安全
地図で見る →
02
尾瀬沼|凍った湖面に、足跡をつけた

尾瀬沼|凍った湖面に、足跡をつけた

尾瀬沼へのルートは、大清水から入った。

片道約2時間半。

冬は誰も来ない。

ガイドと2人で歩いた。

沼山峠を越えると、突然視界が開ける。

そこに尾瀬沼があった。

全面凍結している。

厚さは20センチ以上あると聞いた。

恐る恐る湖面に乗った。

ビリッという音がしたとき、さすがに足が止まった。

でも割れない。

ガイドが「大丈夫、鳴るのは膨張音」と言った。

信じるしかない。

湖面の上に立って気づいたのは、

夏だったら絶対に見えない角度だということ。

燧ヶ岳が、湖の真上から見下ろしている。

その迫力は、写真では伝わらない。

尾瀬沼ヒュッテは冬季休業だが、

長蔵小屋は予約すれば冬でも泊まれる。

1泊2食付きで約1万2000円。

山小屋にしては、料理がうまかった。

■ 尾瀬沼 所在地:群馬県・福島県境 アクセス:大清水駐車場から徒歩約2時間30分 長蔵小屋:1泊2食 約12,000円〜(冬季要予約) TEL:0278-58-7100 冬季入山:ガイド同行を強く推奨
地図で見る →
03
燧ヶ岳|東北最高峰は、そう簡単には登らせてくれない

燧ヶ岳|東北最高峰は、そう簡単には登らせてくれない

標高2356メートル。

東北最高峰という肩書きが、最初はピンとこない。

登り始めて3時間で、理解した。

御池ルートから入って、樹林帯を抜けると急登が始まる。

アイゼンを付けて、ピッケルを刺して、一歩一歩。

振り返ると、尾瀬沼が眼下に広がっている。

凍った湖面が、朝の光を反射して光っている。

あの湖面を歩いたのが、もう遠い記憶に感じた。

山頂付近は風が強く、体感温度はマイナス20度を超えた。

サングラスがないと雪目になる。

実際に持っていくのを忘れて、帰り道は目が痛かった。

それでも山頂から見た景色は、今でも目に焼き付いている。

尾瀬ヶ原、尾瀬沼、会津駒ヶ岳、那須連山。

全部が白かった。

冬の燧ヶ岳は、初心者が単独で行く山ではない。

ガイド費用は1人約2万5000円だったが、

それでも安い。

■ 燧ヶ岳 標高:2,356m(東北最高峰) 登山口:御池(みいけ)駐車場〜山頂 往復約8〜10時間 駐車場:御池駐車場 普通車800円/日 冬季登山:アイゼン・ピッケル・ビーコン必須 冬季ガイド料:1名 約25,000円〜(ガイド会社により異なる)
地図で見る →

モデルコース

Day Trip 5:00 戸倉駐車場発→6:00 鳩待峠着→7:00 尾瀬ヶ原散策→12:00 山の鼻でランチ→14:00 折り返し→16:00 鳩待峠着。日帰りでも雪原の感動は十分味わえる。
1 Night 1日目:大清水→尾瀬沼→長蔵小屋泊。2日目:早朝に沼を一周→御池へ移動→燧ヶ岳アタック(ガイド必須)→御池発。移動距離は長いが、2つの顔を見られる贅沢なルート。ガイド手配は3週間前までに。
Travel Tips 冬の尾瀬は完全装備が前提。 レイヤリングは5枚以上。 行動食は凍るのでポケットに入れておく。 携帯の電池は寒さで一気に減る。 モバイルバッテリーは肌身離さず持つこと。 バスは季節運行のため、冬は要確認。

尾瀬への行き方

📍 Googleマップで見る
Access Time
出発地を選ぶと、ここに経路情報が表示されます
🚃 那覇から
地図で経路を見る 電車・バスで行く ✈️ 飛行機でのアクセスをおすすめします
🚃 宮古から
地図で経路を見る 電車・バスで行く ✈️ 飛行機でのアクセスをおすすめします
🚃 石垣から
地図で経路を見る 電車・バスで行く ✈️ 飛行機でのアクセスをおすすめします
鉄道 沼田駅へ
移動 鳩待峠へ

尾瀬はレンタカーがおすすめ

現地で自由に動きたいならレンタカーが便利です


Travel Planning

旅先を1分で決めてみる?

どこ行こ?で旅先を探す →