大分の南端に、知る人ぞ知る港町がある。 佐伯は、魚がうまい。 それだけで来る理由になる町だ。 朝の漁港に立つと、潮の匂いと人の声が混ざって、なんだか懐かしい気持ちになる。 城跡、縄文の遺跡、夫婦岩。 海と歴史と自然が、ぎゅっと詰まっている。
大分の南端に、知る人ぞ知る港町がある。佐伯は、魚がうまい。それだけで来る理由になる町だ。朝の漁港に立つと、潮の匂いと人の声が混ざって、なんだか懐かしい気持ちになる。城跡、縄文の遺跡、夫婦岩。海と歴史と自然が、ぎゅっと詰まっている。大分県南部・豊後水道に面したリアス式海岸の港町。「佐伯のあじ」は全国ブランドで、地元の魚市場には朝から新鮮な魚介が並ぶ。宇目・椎葉への玄関口でもある。佐伯の魚は港直送で鮮度が違う。昼の定食でも関アジ・関サバが食べられる店がある。予算1000〜1500円で十分すごいものが出てくる。車がないと動きにくい。レンタカーは佐伯駅前で借りるのがおすすめ。
佐伯のおすすめスポット
やよいの里|2000年前の暮らしが、草の匂いとともにある
弥生時代の遺跡、と聞いてピンとこない。
正直なところ、そこまで期待していない。
でも実際に立ってみると、違った。
復元された竪穴住居が、ぽつぽつと並んでいる。
中に入ると天井は低く、土の匂いがした。
夏でも少しひんやりしている。
ここに人が住んでいた。
2000年前に、確かに。
その当たり前のことが、なぜかじんと来た。
入館料は大人200円。
それで午後を丸ごと使えた。
近くの芝生広場でぼんやりするのが、思いのほか気持ちよかった。
平日の昼下がりはほぼ貸し切り状態だ。
子どもより大人のほうが、たぶん刺さる場所だ。
佐伯城跡|石垣だけが残る山の上で、藩主の気分を味わう
山城だと聞いていたが、思ったより本格的な登りだ。
麓から本丸跡まで、ゆっくり歩いて20〜30分。
途中、息が上がった。
汗をかきながら登った先に、石垣だけが残っている。
天守はとっくに消えている。
でも、その石垣の大きさが圧倒的だ。
本丸跡から見下ろすと、佐伯の町と海が広がっている。
なるほど、ここから全部見えていたのか。
そう思ったら、何百年も前の話が急にリアルになった。
朝8時頃に登った。
誰もいない。
霧がかかっていて、石垣が浮かんで見える。
あの静けさは、少し反則だ。
麓には城下町の風情が残っていて、散策込みで半日使えた。
豊後二見ヶ浦|朝4時に起きてでも、見に行く価値がある
夫婦岩といえば三重の二見浦が有名だ。
でも、こっちのほうが好きだ。
豊後二見ヶ浦は、海の上に大きな岩が二つ、しめ縄で結ばれて立っている。
夏至の前後、岩と岩の間から太陽が昇る。
その写真を見て来ることを決めた。
実際に行ったのは夏至から少しずれた時期だったが、それでも十分だ。
早朝5時。
駐車場には地元のカメラマンが数人いた。
誰もほとんど喋らない。
水平線がじわじわとオレンジに染まっていく。
岩のシルエットが浮かび上がる。
息を呑んだ。
ここは無料で入れる。
駐車場も無料だ。
その後、近くの道の駅で食べたカボスのソフトクリームが100円台で、それも妙においしかった。
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佐伯への行き方
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