佐柳島の風景
香川県

佐柳島

自然離島
離島自然と過ごす日帰り最適ひとり旅向けカップル向け友達と高松に泊まるのがおすすめ離島の絶景

フェリーを降りた瞬間、猫が出迎えてくれた。 観光客ではなく、猫の島の住人として迎えられたような気がした。 佐柳島は、多度津港からわずか60分の場所にある。 なのに、時間の流れがまるで違う。 猫と、墓と、岬の風。 そういうものが、島の日常としてそこにあった。

フェリーを降りた瞬間、猫が出迎えてくれた。観光客ではなく、猫の島の住人として迎えられたような気がした。佐柳島は、多度津港からわずか60分の場所にある。なのに、時間の流れがまるで違う。猫と、墓と、岬の風。そういうものが、島の日常としてそこにあった。島に商店はほぼない。飲み物と食料は多度津で必ず調達していくこと。フェリーは本数が少なく、乗り遅れると詰む。時刻表を事前に確認して、最終便の時間を頭に入れておくのが絶対条件だ。

Best Season
春(3〜5月)と秋(10〜11月)がベスト。 夏は海風があっても日差しが強く、長崎の鼻への山道がきつい。 冬は猫が日向に集まりやすく、写真は撮りやすい。
Stay
日帰り可能
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佐柳島のおすすめスポット

01
飛び猫スポット|シャッターを押す前から、もう負けてる

飛び猫スポット|シャッターを押す前から、もう負けてる

港から歩いて5分も経たないうちに、猫が現れた。

1匹ではない。

気づけば、周りに7〜8匹いた。

島の人口は約60人。

猫の数は、それを軽く超えると聞いた。

飛び猫スポットは、集落の外れにある石垣の前。

おやつを持って待っていると、猫が石垣の上に集まってくる。

そのうち1匹が、ふいに飛んだ。

シャッターを切る間もなく、着地している。

何度も通った。

午前中の光が斜めに当たる時間帯が一番いい。

10時前後がねらい目だ。

猫によって個性がある。

飛ぶやつ、飛ばないやつ、人の膝に乗ってくるやつ。

それを見ているだけで、1時間が過ぎている。

餌づけは禁止されていない。

でも島のルールとして、節度を持ってほしい。

それだけが気になった点だ。

■ 飛び猫スポット 住所:香川県仲多度郡多度津町佐柳島(集落外れの石垣付近) 料金:無料 時間:午前中がベスト(10時前後推奨) アクセス:佐柳港から徒歩約5分
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02
長崎の鼻|島の果てで、音が全部消えた

長崎の鼻|島の果てで、音が全部消えた

集落から北へ向かう道は、舗装が途切れる。

そこから先は山道になった。

30分ほど歩いた先に、長崎の鼻がある。

岬の突端に立ったとき、正直、息を飲んだ。

360度、海しかない。

本土も、他の島も、ほとんど見えない。

ただ、瀬戸内の海と、空だけがある。

風が強かった。

帽子を押さえながら立っていると、猫がまた1匹来た。

飛び猫スポットとは別の猫だ。

島中に、猫がいる。

ここで食べたおにぎりの味が忘れられない。

前日に多度津のスーパーで買っておいた普通のおにぎり。

なのに、なぜかおいしかった。

場所が食べ物の味を変えることがある。

帰り道、足元に小さな野草が咲いている。

名前はわからない。

でも、それでよかった。

わからないまま、きれいだ。

■ 長崎の鼻 住所:香川県仲多度郡多度津町佐柳島(島北端) 料金:無料 所要時間:集落から往復約1時間30分 注意:道が細く整備されていない箇所あり。歩きやすい靴が必須
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03
両墓制の墓地|怖いというより、静かだ

両墓制の墓地|怖いというより、静かだ

佐柳島に来た理由のひとつが、これだ。

両墓制。

埋め墓と参り墓、2つの墓を持つ風習のこと。

全国的にも珍しく、佐柳島は現在も実際に使われている数少ない場所だと聞いた。

墓地は集落の山手にある。

昼間に行ったが、人の気配はない。

猫だけがいた。

埋め墓は、土葬の跡がそのまま残っている。

丸みを帯びた石が積まれただけの素朴な墓。

参り墓は、本土の墓石に近い形。

同じ人の墓が、2カ所に存在する。

観光スポットとして紹介されることもあるが、実際の霊場だ。

カメラを構えることをためらった。

記録より、感じることを優先した時間だ。

生と死が、島の日常のすぐそばにある。

それが、佐柳島というところだ。

猫が墓の石の上で、日向ぼっこをしている。

そのバランスが、島そのものだ。

■ 両墓制の墓地 住所:香川県仲多度郡多度津町佐柳島(集落山手エリア) 料金:無料 注意:現役の霊場につき、静粛に。写真撮影は配慮が必要 アクセス:佐柳港から徒歩約10〜15分
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モデルコース

Day Trip 多度津港9:00発フェリー→佐柳港着→飛び猫スポット→長崎の鼻(昼食持参)→両墓制の墓地→15:30発フェリーで帰路。島内は徒歩のみで回れる。
1 Night 1日目:午後便で入島→集落散策・猫と過ごす夕暮れ→民宿泊。2日目:早朝の長崎の鼻(光が美しい)→両墓制の墓地→飛び猫スポットでゆっくり撮影→昼便で帰路。朝の島が特別だ。
Travel Tips 島に商店はほぼない。 飲み物と食料は多度津で必ず調達していくこと。 フェリーは本数が少なく、乗り遅れると詰む。 時刻表を事前に確認して、最終便の時間を頭に入れておくのが絶対条件だ。

佐柳島への行き方

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鉄道 多度津駅へ
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