三内丸山遺跡の風景
青森県

三内丸山遺跡

歴史文化遺跡

5000年前、ここに人が暮らしている。 それだけのことが、どうしても実感できない。 青森市郊外の丘に立って、復元された巨大な柱を見上げたとき、 はじめて時間の重さが体に入ってきた。 縄文時代は「遠い昔」じゃない。 ここではそれが、土の中から掘り出されたままの形で、目の前にある。

Best Season 6〜7月が一番いい。 緑が濃くて、柱の色と対比がきれい。 雪の季節も静かで悪くないが、足元の整備は確認してから行くこと。

三内丸山遺跡のおすすめスポット

01

六本柱建物跡|空に向かって立つ柱が、5000年を貫いている

遺跡に入って最初に目に飛び込んでくるのが、これだ。

直径1メートルを超える6本の木柱。

高さは約15メートル。

クリの木が使われていたことが、発掘調査でわかっている。

柱の根元に立ってみた。

首が痛くなるほど見上げて、やっと頂上が見える。

これを縄文人が建てたという事実が、しばらく頭に入ってこない。

実はこの建物、用途がまだ解明されていない。

物見台説、祭祀施設説、さまざまな仮説がある。

わからないまま残っている、というのが逆にいい。

答えのない問いを前に、自分なりに考える時間が生まれる。

夕方の光の中で見ると、また印象が変わった。

柱の影が長く伸びて、地面に縞模様をつくる。

観光地然としていない。

ただ、そこにある。

■ 六本柱建物跡 所在地:青森県青森市大字三内字丸山305 入場料:大人410円(縄文時遊館との共通券) 開館時間:9:00〜17:00(6〜9月は〜18:00) 休館日:第4月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
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02

大型竪穴建物|地面に埋まった家の、天井が高すぎた

「竪穴式住居」というと、こぢんまりした小屋を想像している。

完全に違った。

復元された大型竪穴建物に入ると、天井まで10メートル近くある。

床面積は約420平方メートル。

バドミントンコートがほぼ1面入る広さだ。

中は薄暗くて、土の匂いがした。

柱と柱の間から差し込む光が、埃をくっきり照らしている。

ここが集会所だったのか、共同作業の場だったのか。

発掘された炉の跡が複数あるから、生活の中心だったのは間違いない。

子どもが走り回るのに十分な広さがある。

実際、隣にいた家族連れの子どもが叫び声を上げて駆け出した。

怒られると思ったら、親も笑っている。

5000年前の子どもも、たぶん同じことをしている。

そう思ったら、急に建物が近くなった。

遺跡って、そういう場所だ。

■ 大型竪穴建物 所在地:青森県青森市大字三内字丸山305(遺跡内) 入場料:大人410円(縄文時遊館との共通券) 開館時間:9:00〜17:00(6〜9月は〜18:00) ※遺跡エリアは無料で見学可(一部施設は有料)
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03

縄文時遊館|出土品と向き合うと、縄文人が人間になる

遺跡を歩いた後、館内に入った。

冷房が効いていて、正直ほっとした。

8月の青森、外は30度を超えている。

展示室に入ると、ガラスケースの中に土器が並んでいる。

よく見ると、表面に細かい模様がある。

指で押した跡、縄を転がした跡。

ひとつひとつ、手作業でつけられたものだ。

装飾品のコーナーで足が止まった。

ヒスイや漆を使ったアクセサリーが出土している。

生活のための道具だけじゃない。

きれいなものを身につけたかった人たちが、ここにいた。

所要時間は、じっくり見て約90分。

図録が充実していて、1冊2200円で買った。

帰りの新幹線で読んだら、もっと早く買えばよかった。

先に読んでから遺跡を歩いたら、見え方が変わっていたはずだ。

次に来るときはそうする。

■ 縄文時遊館 所在地:青森県青森市大字三内字丸山305 入場料:大人410円(高校生以下・70歳以上無料) 開館時間:9:00〜17:00(6〜9月は〜18:00) アクセス:青森駅からバス約40分「三内丸山遺跡前」下車すぐ URL:https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp
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モデルコース

Day Trip 9:00 縄文時遊館で予習 → 10:30 遺跡エリアを散策(六本柱・大型竪穴建物) → 12:30 館内カフェで昼食 → 14:00 ミュージアムショップで図録購入 → 15:00 青森市内へ移動
1 Night 1日目:青森駅着 → 三内丸山遺跡を2〜3時間かけてじっくり見学 → 古川市場「のっけ丼」で夕食 → 青森市内泊 / 2日目:青森県立美術館(遺跡から徒歩15分)でシャガール作品を鑑賞 → 帰路
Travel Tips 館内の図録は先に買って読んでから遺跡に出るのがおすすめ。 見え方がまるで変わる。 夏は日差しが強く、遺跡エリアに日陰が少ない。 帽子と水は必須。 バスの本数が少ないので、帰りの時刻は先に確認しておくこと。

三内丸山遺跡への行き方

ICカード利用可
Access Time
aomoriから 約20分
東京から 約3時間55分
水戸から 約4時間40分
名古屋から 約4時間55分
前橋から 約4時間55分
鉄道 新青森駅
備考 バス

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