宮城県

白石

歴史

新幹線を降りると、空気が変わった。 仙台から20分なのに、ここは静かだ。 城下町の骨格が、今もそのまま残っている。 白石は、派手さがない。 でもそこが、かえって良かった。 歴史の匂いを、誰にも邪魔されずに嗅げる町。

Best Season 4月の桜の時期が特にいい。 益岡公園の桜と白石城の組み合わせは、絵になりすぎるくらい絵になる。 秋の11月、紅葉の時期も静かで良かった。

白石のおすすめスポット

01

白石城|天守に上がると、なぜか泣きそうになった

入場料320円。

この値段で、あの景色が買える。

白石城は1995年に復元された木造天守だ。

コンクリートではなく、木。

階段を踏むたびに軋む音がする。

その音が、いい。

三階まで上がると、白石の町が一望できる。

山に囲まれた盆地。

田んぼと屋根と、遠くの稜線。

派手な観光地ではないから、余計なものが何もない。

ここを守った片倉小十郎の話を思い出した。

関ヶ原のあと、徳川に領地を減らされながらも

この城を守り続けた武将。

天守の柱に手を当てると、少しひんやりしている。

400年分の冬を吸っているみたいだ。

下りる足が、なんとなく遅くなった。

■ 白石城(益岡公園) 住所:宮城県白石市益岡町1-16 料金:大人320円、小中学生150円 営業時間:9:00〜17:00(12〜2月は16:00まで) 定休日:12月29日〜1月3日 アクセス:JR白石駅から徒歩10分
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02

武家屋敷(旧小関家)|生活の痕跡が、そのまま残っている

白石城のすぐ下に、武家屋敷がある。

旧小関家。

中級武士の屋敷だ。

入ると、土間がある。

囲炉裏がある。

縁側がある。

ただ、それだけのことなのに、長居してしまった。

展示というより、「家」として残っている感じがした。

誰かがここで飯を炊いて、刀を手入れして、

朝になったら門を開けた。

その日常が、空気の中にある。

庭に出ると、小さな石灯籠が立っている。

苔が生えていて、傾いている。

補修されていない、あの傾きが正直だ。

観光客は、平日の午後に3人しかいない。

静かすぎるくらい静かで、

それがちょうど良かった。

入場料200円。

こういう場所に、もっとお金を払いたい。

■ 旧小関家武家屋敷 住所:宮城県白石市益岡町1-21 料金:大人200円、小中学生100円 営業時間:9:00〜17:00(12〜2月は16:00まで) 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日) アクセス:JR白石駅から徒歩12分
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03

白石温麺|細くて短い。でも、これがうまい

白石温麺(うーめん)を知らずに来た。

正直に言う。

長さ9センチの短いそうめん。

油を使わずに作る、白石の伝統麺だ。

江戸時代から400年続いているらしい。

駅近くの老舗で、温かい汁で食べた。

あっさりした鶏だしに、細い麺。

最初の一口で、なんだこれ。

あっさりしているのに、もの足りなくない。

するすると入って、気づいたら完食している。

値段は800円前後。

胃に優しい食べ物だから、

城と武家屋敷を歩いた後の昼に最高だ。

乾麺のお土産も買った。

5束入りで400円くらい。

帰ってから作ったら、旅の味がした。

白石に来たら、これは外せない。

■ 白石温麺(食事処の一例:味処すずき) 住所:宮城県白石市本町57 料金:温麺定食800円〜 営業時間:11:00〜14:00(店舗により異なる) 定休日:水曜日 アクセス:JR白石駅から徒歩5分 ※乾麺は白石駅売店・市内土産店でも購入可
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モデルコース

Day Trip 10:00 白石駅着 → 10:30 白石城 → 12:00 武家屋敷 → 13:00 温麺ランチ → 14:30 駅周辺で土産 → 15:00 解散。歩いて回れる、コンパクトな半日。
1 Night 1日目:白石城・武家屋敷・温麺ランチ → 鎌先温泉で一泊。 2日目:朝の温泉街を散歩 → 白石市内で乾麺や地酒を買い出し → 仙台経由で帰路。城町と温泉、両方味わえる。
Travel Tips 白石駅はこじんまりしている。 駅にコインロッカーはあるが数が少ない。 早めに預けるか、荷物は軽めで来るのが正解。 平日は人が少なく、城も屋敷もほぼ貸し切り状態だ。 ゆっくり見たい人は、あえて平日を選ぶといい。

白石への行き方

ICカード利用可
Access Time
東京から 約1時間50分
水戸から 約2時間35分
前橋から 約2時間50分
高崎から 約2時間50分
甲府から 約3時間20分
鉄道 白石蔵王駅へ

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